Nana Produce vol.7「どんどろ」

脚本:佃典彦 /演出:寺十吾

6月14日~6月18日 ザ・ポケット

事前の写真などを見ていると斜に構えたアウトローなのかと思って居たが、蓋を開けたら純粋すぎて道を誤ったおばかちゃん。

貰えなかった愛情を他のもので満たそうとする悲しさは極端ではあるけど分からない話ではないし、ただ彼は愛が欲しかったんじゃないかなって思う。彼は与える方の愛も持ち合わせていることに気がついていく様が、光のなかった眼にだんだんと光が戻ってくる様が見事でした。

頭が悪いが故に洗脳されきっていない感じもよく出ていて、危なっかしくほっとけない雰囲気を纏っているのは流石としか言いようがないですが、こんなお馬鹿ちゃんな役は初めてだったよなあと愕然としたりも。

しかし出番のほとんどが顔が分からない程「血or痣塗れ」というのは貴重だとおもう……。彼のビジュアル特性を一切必要としていない(笑)

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