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2024 「俺たちの」やいた八方ヶ原HC〜TT振り返り編〜

昨年初めて出場してとても印象が良かったので今年も出るつもりだった「やいた八方ヶ原ヒルクライムレース」。残念ながら中止になってしまったので開催日だったであろう日にタイムアタック。

昨年一緒に出場した友人とともに、一年ぶりに栃木県矢板市へ。その日1日の楽しい思い出はその友人がまとめてくれたので、自分はタイムアタック部分にフォーカスして記録を残しておくことにした。

事前準備

4、5月は仕事の繁忙期だったためトレーニングは最低限。6月から7月上旬までVO2maxを上げるためのインターバルトレーニングをおこなった。基本水曜と土曜がインターバル、それ以外の平日は疲労度を見つつLT1、日曜は長めに乗って余裕があれば時々踏む走り方をした。

5月で下降していったVO2maxは6月以降回復傾向

振り返ってみると6月下旬頃が調子のピークだった気がする。ライド中、踏んでから回復するまでの時間がいつもより短いなという感覚があった。7月に入るとそういう感覚が消え失せて、疲労が抜けにくくなったように感じた。体力のベースが低いので強度の高い練習をすると一時的に調子は上がっていくが、すぐ限界が来て頭打ちになったのだと思う。

「疲れています」7月上旬にHRVが思い切り下がった

これまでの経験からすぐに休むべきと判断、練習量を減らして睡眠時間を確保することに。心身の回復に専念してなんとか当日までにコンディションを戻せた。

減少したトレーニング時間は睡眠に充てた
当日のコンディションはピーク時を100とすると85〜90くらいかなという感覚

タイムアタック当日

スタート地点付近の坂を使って15分ほどウォームアップ。最大心拍の90%まで上がったので十分。
やや緊張しつつ7:15に友人とともにスタート。

緊張を紛らわすためスタート地点のりんご畑を撮影

今回は事前にテーマを決めていた。「勾配がきつい場所は踏み、緩い場所は休む」というもの。10%前後の勾配の時はL5付近、それ未満はSST〜L4を維持する感じ。
一定で走ろうとしても実走でのヒルクライムの場合、勾配変化で必ずインターバルがかかるので、それに準じた決まりごとをあらかじめ作っておいた。

序盤は勾配のきつい場所が多いのでパワーが高めになるけど、限界は超えないよう慎重に走る。インターバルをやるようになってFTP以上の高いパワーを出すことにあまり抵抗を感じなくなったな、などと考えながら登って行く。

12分を過ぎたあたりで「不動峠ならもうそろそろゴールだな…」とかいらんことを考え始める。おまけにすぐ後ろを走る友人は息が乱れた様子もなく、時々「ふうっ」と呼吸を整えたりする余裕があるようで、内心かなり焦っていた(後から聞いたら自分が聞こえなかっただけでハアハアしていたみたい)。

中盤以降は「まだ半分行ってないのかよ」とか「まだ3分の1も残ってるとか無理だわ」とか思いながら進んでいく。段々パワーも出なくなり、急勾配でFTPくらい、緩むとL3くらいのパワーに落ちてきた。

終盤はL3を出すのがやっとになってきたけどフォームだけはなるべく崩さないようにして、ラストはシッティングのまま限界まで回してゴール。タイムは昨年の試走よりは良いがレース本番よりは悪いという結果だった。

最終盤は本当に脚が残っていなかった…

走り終えて

急勾配は踏んで、緩んだらそれなり、という走り方の感触は良かった。あとはペース配分をコースの長さに合わせてブラッシュアップしていけばもっと上手く走れそう。ヒルクライムに特化したトレーニングをする時期が来たらメニューに反映させよう。
9月末の赤城山が本番なので、この経験を生かしたいと思います。

ゴール後は毎回心地よい開放感に包まれる

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