BPLS3 SOUND VOLTEX セミファイル SILK HAT戦 振り返り。
APINA VRAMeS の ゆーいち です。
今シーズンは各試合の振り返り記事を書いてきましたが、
もうこれで最後です。なんだかあっという間でした。
早速振り返っていきます。
・セミファイナル第1試合
SILK HAT vs APINA VRAMeS
GiGO戦の振り返り記事にも書きましたが、セミファイナルの相手は最強のシルクハットさんです。正直、本当に嫌で当日まで胃が痛かったです。
ですが、有観客でのプレーなので楽しみでもありました。
・戦略について
お前大将じゃないの!?と、中堅戦を迎えた時点で思われた方は多いのではないでしょうか。セミファイナルの大将戦は Lv.19 での勝負であり、僕が得意としている NOTES というジャンルでした。恐らく、多くの方が大将で出てくるだろうと予想していたことでしょう。
もちろん、僕が大将戦に出る線も考えていましたが、今回のオーダーにした理由は、大将戦までに一番多くポイントが獲得できそうだったからです。
このオーダーであれば、大将戦を迎える前に8点獲得できてしまう気さえしました。例え8点に届かなくても、KND*48TE 選手のSクリティカルの水準がLv.18でも19でもあまり変わらず、何とかしてくれるだろ!と思っていたので、このオーダーで挑むことに抵抗は一切無かったです。
相手のオーダーについては、中堅で STR 選手、大将で DAIKI 選手が出てくることは確実だろうと思っていたので、STR vs YU11 が実現してしまうことは避けられないだろうと覚悟はしていました。
自分でオーダー組んでおいて何ですが、胃が痛かった一番の理由がこれ。
以下より、自分が出場した場面の振り返りを行っていきます。
・次鋒戦(テーマ:HAND-TRIP Lv.17)
オーダーは、もう定番になりつつある、YU11 & PAPER. コンビです。
一度 ROUND1 戦で対策済みのテーマですしね。
・他選曲について
他選曲の Help me, ERINNNNNN!! -Cranky remix- は全く予想できませんでした。(Aliquam とかかなと思っていました。)
ただ、昔からボルテをプレーしている身として譜面は頭に叩き込まれているのと、対策必須譜面なので何度も練習はしていました。なので、少し嬉しい選曲でした。
結果としては、他選曲を食らう形となりました。
個人スコアは 3-2-0 で MAX-9 でした。
2ニア出てしまったのは、さすがにセミファイナルという場かつ有観客でのプレーなので、緊張と手の冷えが影響してしまったのかもしれません…。
鍛え直してきます。
・自選曲について
自選曲の エンゲージ〆ント について。
どれを投げれば良いかギリギリまで迷っていましたが、刺さってくれることを願いつつ選曲しました。
実は、前シーズンである BPLS2 の第6試合(Tradz戦)で既に投げたことがあります。あのときは PEAK の課題曲でしたが。同程度の水準のスコアが出せれば勝てるだろうと思っていたのですが、現実はそう甘く無く、自選曲を食われる形となりました。そもそも相手の合計スコアが MAX-13 なので勝ち目は薄かったかもしれない…。
これは余談ですが、実はギアチェンをミスして適正ハイスピ+0.7で高速地帯に突入してしまいました。1個も出なかったので良かったですが焦りましたね。
ちなみに出場時にレジャーランドさんの LL ポーズをしたのは、今シーズンで同曲を投げていたからです。(ストラテジーされてしまっていたが…)
IIDX のファイナルでも U*TAKA 選手が LL ポーズをしていたことが印象に残っていたので、即行でやらせていただきました。
・中堅戦(テーマ:区分C)
STR vs YU11 が実現してしまいました。公式の場では異界での 2019/10/22 以来のマッチアップです。
なお、セミファイナルの中堅戦のメガミックスバトルは、Lv.18 のみとなります。また、先攻が APINA、後攻が SILK HAT です。
・他選曲について
他選曲は refluxio, SuddeИDeath, Petit espoir, Turn the story, 蝕 でした。
割と予想どおりの選曲でした。というのも今シーズンではレギュラーステージで使用した曲はセミファイナルで使えないので、既に絶対に刺せるような武器を放出し切った中での予想はしやすかったです。
あと単純に STR 選手を良く存じておりますので。
・自選曲について
自選曲は Pulsar, Teufel, Grandeur, Vividly Impromptu, び にしました。
今期ではなかなか選曲されてないメンツですよね。今思うと、だいぶ守りに入っている感じがある選曲な気がしました。
この選曲に至るまでに考えたこととしては、
1. どの曲がアウトロになってもOKな曲を用意する
2. なおかつアウトロで絶対選ばなさそうな曲も用意する
3. EG 発動でほぼ S-PUC で通せる曲のみ用意する
上記の 2. は、Teufel, Vividly Impromptu, び が該当します。寧ろ選んでくれたらありがたいと思っていましたが、まぁ選ばれることは無いだろうと思っていました。
3. は、今回 EG が Lv.2 まで貯まったら発動していく戦法を採用していたのと、万が一 EG を落とした場合でも他の曲で補えるようにしておくためです。結果的には Lv.2 で発動する機会が訪れず意味なかったけどね!
・ターン毎の振り返り
4ターン目(YU11自選)
この時点で Lv.2 が貯まっている想定でしたが、貯まっていなくて焦りました。しかも、一番 EG を通せる自信のある び にカーソルが合っていたため、ギリギリで Teufel に変更しました。
5ターン目(STR自選)
ここで EG を発動してくるだろうという覚悟はできており、案の定 SuddeИDeath で EG Lv.3 を発動されました。
普段の練習では1,2個で通っていたので自信があったのですが、緊張していたのか、どうでも良い箇所でニアを出すなどかなり下手でした…。
ここは EG を通される形に。
6ターン目(YU11自選)
先ほど危うく誤爆しかけた び で EG Lv.3 を発動です。
これに関しては1曲通して S-PUC を達成しているのでかなり自信がありました。
一般的には長い縦連で勝負が付くと思われがちかもしれませんが、実は道中の方がリズムが不安定なのもあり、しっかりと対策していないとクリティカルが出やすいので、そこで差がついてくれることを狙っていました。作戦は成功し、道中で差が付いた状態で長い縦連を迎え、事故無く EG を通すことができました。この時点で 12-12。
8ターン目(YU11自選)
ここで EG を発動したかったのですが、またしても Lv.2 が貯まらず断念。
Grandeur のバタキャが一番すき。てかバタキャのクルーまだですか!
9ターン目(STR自選)
蝕 のジャケットが見えた瞬間、「ですよね~発動するよね~」てなっていました。ただ、それを想定して練習していたので自信はありました。
2個しか出してないのに負けて EG Lv.2 通されたけど。
プレー中、僅かにゲージが押されているのが見えていたので、なんで?って思いつつ頼むからクリティカル出してくれって祈っていましたがダメでした。なんでだよ。この時点で 19-14。
10ターン目(YU11自選)
こちらは EG Lv.3 が貯まったので、最後の切り札、Pulsar で発動。
独特な配置が多いのと、縦連があるのでそういったところで事故を起こしてくれることを期待していたのですが、まさかの同点。九死に一生を得た気分。そもそも1個しか出してないのになんでだよ。この時点で 20-22。
11ターン目(STR自選)
STR 選手の最後の切り札 Petit espoir。
EG Lv.2 が発動されましたが、この時点ではアウトロ勝負に持っていけると思っていたので特に何も気にせずプレーしていました。
…1個も出してないのにゲージが動かない。そのまま終わって両者 S-PUC。
なんでだよ。この時点で 25-23。
12ターン目(アウトロ)
アウトロは、僕の自選曲の中から STR 選手が選んだ Grandeur。自己ベが S-PUC なのもあって正直めちゃくちゃ嬉しかったです。
このままアウトロ勝負!のつもりでいたのですが、
ゲージを見たら Lv.1 しか貯まっていなくてひっくり返りました。
ここを取っても 25-25 の同点を迎えることしかできない。
しかし、同点で抑えられるなら被害は最小限。最後まで集中した結果、
1個出しただけで済み、EG Lv.1 を通すことができました。
そして、BPL 史上初のメガミックスバトルにおける同点を引き起こしてしまいました。なんで?
てか、また決着付かないまま終わるの?
最後に、今回の試合ですが、9ターン目以降で僕がやらかしていたら確実に負けていましたね。やはりお互いに自選を通しあっていると、後半がめちゃくちゃ重要になってきますね。JAEPO 2023 において --H.R.-- 選手とメガミックスバトルの実演を行った際も似たような展開になりかけましたし。
やはりメガミックスバトルは難しいです…。
最後に、今回練習に付き合ってくれた かわちゃん、麗華さん、しろん、MINIさん ありがとうございました。
・副将戦(テーマ:PEAK Lv.18)
オーダーは、YU11 & PAPER. コンビです。(当たり前)
僕に関してはこれも対策済みのテーマだったので対策は楽でした。
・他選曲について
他選曲の MG277 は予想はできていなかったものの、しばらく歴代だったこともあり悪くない選曲でした。僕がリードして、PAPER 選手が耐えれば勝てるだろうと思っていました。
案の定、そのような形で他選曲を食らう形となりました。
アウトロのあの部分はああいうことが起こりやすい箇所なのでエラーだけは出さないように意識していました。
あと直前の付点リズムのところは視点が上がるので、上の点差ゲージが良く見えました。めっちゃ差付いてるわwって気楽にやれたおかげもあって、4人の中で唯一事故を最小限に抑えて通せたかなと思っています。
・自選曲について
自選曲の With It This Heaven? は僕がめちゃくちゃ上手くて、PAPER 選手も上手いので僕に合わせた選曲をしました。前シーズンとは違い、今シーズンは僕に合わせる選曲がかなりできていて助かっています。
この曲はいつやっても1桁だったので自信があったのですが、まぁストラテジーされてしまいましたね。知ってた。
代わりに選曲された Wings of Glory ですが、正直終わったと思いました。
PEAK Lv.18 の中ではもちろん難所はあるものの単発よりで、なおかつ STR 選手の大得意譜面なのを知っていたからです。
中盤まで0個、1個と高精度で上手くいっていましたが、逆に上手くいきすぎて緊張してしまい、その後がボロボロでした…。鍛え直します。
その後の大将戦では、こちら側のストラテジーで選曲された Fiat lux (XCD) でKND*48TE 選手が DAIKI. 選手相手に勝ち星を上げるという快挙を成し遂げてくれました。
松本まで来て朝から晩まで練習してたもんね。
まとめ
結果的には 10-7 で負けてしまいましたが、前シーズンのセミファイルと比べると、かなりやれてたのではないかと思います。
前シーズンは、Tradz 相手に 3-16 と大差を付けられ負けたものの、今シーズンでは圧倒的、最強と謳われていた SILK HAT 相手に初見勝負まで持ち込めたのは上出来だったと思います。
正直、レギュラーステージの SILK HAT を見ている限りでは、あのときの悲劇を繰り返してしまうのではないかと内心ヒヤヒヤでした。個人的に結構トラウマになっていたので…w
ですがその反面、当日までの仕上がりとこのオーダーであれば、勝てる可能性はあると思っていたので、諦めることはありませんでした。試合前から諦めるやつがどこにいるんだって話ですけどね。
試合が終わったあとは2人がめちゃくちゃ引きずっていて大変でしたが、僕としてはこの試合が楽しかったです。
皆さんは、このセミファイナル第1試合はどうでしたか?盛り上がっていただけましたか?
実は、僕は試合に集中し過ぎてしまったせいか、歓声が全く耳に入って来なくて盛り上げられているか心配でした。配信ではしっかりと歓声が確認できたので、少しでも貢献できたかなと一安心しました。
全行程が終了し、解散後はチームメンバーでバカほど酒を飲みました!
今シーズンの APINA_VRAMeS は、全員万全の状態でここまで戦い抜くことができて良かったです。
次シーズンは、またこのメンバーでやれるのか分からない、というかそもそも次シーズンがあるかすら分からないですが、これからも無理しない程度に頑張っていきます。
応援ありがとうございました!