「リーンフォワード/リーンバック」とコロナ禍のテレワークとの関連
ふと、テレワークとリーンバック、リーンフォワードの関連があるのではないかと思ったので書いてみます。
リーンフォワードとは
前に傾き、机などに身を乗り出し何かに集中しているアクティブな状態。
この状態だと、自身に必要な情報の優先度が高く、今進めていることに関連がなかったり、関心がないことは不必要と考える傾向があると言われています。
リーンバックとは
ソファなどの背もたれに寄りかかりくつろいだ状態
この状態だと、重要な情報でなくても気にせず読み流す、聞き流すことができると言われています。
この「リーンフォワード」「リーンバック」という考え方をもとに、
PCを使っている時代から、読み流す、聞き流すことを許容できる「スマホの時代」がデバイスの進化、サービスの進化(パソコン通信→インターネット→ブログ→CGM→SNS)とシンクロして大勢していったと言われています。
コロナ禍でのテレワーク普及
2020年の新型コロナ禍で、テレワークが世界中に広まりました。
IT先進国であったアメリカ西海外の企業でさえ、新型コロナ禍前まで完全テレワークはできていなかったにも関わらず、テレワークを前提としたビジネスを進めています。
AmazonやGoogleといった企業が、あえてテレワークを前提とする働き方を提言するような形となりました。
テレワークの弊害
テレワークの弊害は、1年を経て色々な話が出てきています。
クリエイティブな活動を行うには、対面でのコミュニケーションが必要というような話です。
リーンフォワードとリーンバックと、コロナ禍のテレワークとの関連
もとの話に戻りますが、テレワークでは「リーンフォワード」な状態が多くなります。多くなるというか、ほぼ「リーンフォワード」な状態であると思います。
そうなると、「眼の前の業務に必要な情報のみが『是』とされ、クリエイティブを生み出すために必要な『直接的に意味のある以外のこと』は『否』とされます。されるというより、人間の受け止めとして『否』としてしまうことになります」。
この状態が続くと、物事はシュリンク(縮小)していくことになり、あらたな価値が生み出されるようなことが減ってくると思います。
これは、相当懸念すべきことに思います。
自身もテレワークを行い、日々の業務については以前より生産性が上がっているなと感じていた部分もあったのですが、長期目線で考えると取り返しがつかないことになるのかもと思った次第です。
さて、どうしようw
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