地球3周目のコト〜ハワイ・アメリカ大陸〜
はじめに
みなさんどうもこんにちは。パンよりご飯派、林雄です。
前回の記事、2019年振り返りの最後に言ってた通り今回の記事は去年末に帰ってきた地球3周目のコトを書いていきたいと思います。何故ピースボートを退職した僕がまたピースボートで地球一周にいくことになったのかは前回の記事をご覧頂ければと思います!
さて仕事での地球一周になるのですが、船での移動になります。
期間は約3ヶ月半で、そのなかで20数ヶ国に訪れます。
なので大きく分けると『船内』と『寄港地』この2つの業務が僕にはあるんですが今回は船内のことは置いといて、寄港地での事を記事にしていきたいと思います。
まあでも船内の仕事を一言で言うと「船内の企画運営」ですね。船内では様々な出会いと経験があるんですが、僕はピースボートのコトを知って欲しいわけではなくあくまで今回は僕が地球一周の3回目で見てきたモノ、感じたコトを伝えたいと思っています。
そして今回は〜ハワイ・中南米〜ということで、お気付きかもしれませんが訪れた寄港地を区切り区切り記事にしていきます。
次は〜ヨーロッパ〜そして最後に〜アジア〜と合計3つの記事で地球3周目をまとめていき、訪れた寄港地全てを振り返っていきます!!!
ではさっそく本題に入りたいところなんですが、寄港地ではどんな仕事をしているのか?
オプショナルツアーのサポートスタッフをしています。お客さんは寄港地につくと
「自由行動」と「オプショナルツアー」この2つの行動パターンを選択できるんです。
「自由行動」は文字通り港に着くと帰船リミットと言ういわゆる門限のような時間があるのでその時間まで自由に街を散策できます。
ただ、海外になるので自由行動はちょっと不安といった方に有料の「オプショナルツアー」があります。
オプショナルツアーに同行するのはガイド、通訳、サポートスタッフの基本3名なんですが、僕はそのサポートスタッフとしてツアーに同行し、業務をこなします。
業務内容としては主に工程管理や安全管理。要するにツアーをスムーズに、そして無事に船まで帰ってくることが役割なんです。
なのでこの地球3周目の記事はツアーで訪れた場所や感じたコトを書いていきますが、全ての港でツアーの業務に入っていたわけではなく、たまに休みをもらい、少し業務を行なった後自由行動で街に出たりもしたのでその話も交えながらやっていこうかなと思います。
それでは前置きが長くなりましたが、本題スタートしちゃいます!!!まず1つ目の寄港地はここだーーーーーーーーー!
ホノルル
さあ、いきなりリゾート地!!!しかもあんだけさっきツアー業務の話をしたのにいきなり休みになって自由行動です!!!笑
いつもは西回りなのでアジアから入っていくんですが、今回は東回りなので最初にハワイなんです。
横浜から10日かかりました。船内での業務が立ち上げだったこともあり忙しく、気を遣ってくれて休みにしてくれたんです。なんて優しい。泣
ハワイは3年ぶり、2度目のホノルルです。
向かったのはワイキキビーチ。
(ああ、なんて遊びやすい場所なんだ…こんなん遊んでくださいっていってるようなもんやん…)って思いながら満喫していました。
前回訪れた時は18歳なのでお酒が飲めなかったんですが、というのもアメリカは飲酒が21歳からOKで、年齢確認がかなり厳しいんです。
なので今回は身分証明書バッチリ持ってビール買って思っ切り飲んでやりましたわ。最高。
日中はゆっくり満喫し、夜は同僚とご飯へ。
ロコモコにガーリックシュリンプ。なんて王道な…
でも今回決めていたことがありまして、それは
「王道メニューを攻めまくる」と言うテーマを持って地球3周目に挑みました。
そんなテーマにはもってこいのメニューでしょ?笑
と言うことでかなりリフレッシュできたホノルルでした。
半分アロハシャツ。
このメンバーと回る寄港地は本当に楽しかったです。
そしてハワイはもう1箇所いきました。
ヒロ
火山が活発に活動しているヒロ。寄港前に噴火が起こったのでオプショナルツアーは全て中止になりました。サポートスタッフの仕事もなくなってしまったので世界遺産のキラウエア火山に行ってきました!!
火山に咲く花。
湧き上がるモノ。
ここへ向かうまでは汗を掻くくらい暑かったんですが、火山につくと雨も降っていて寒かったですが、湯気に触れるとあったかかったです。
想像以上の圧巻の景色と感じたことのない空気。
「地球は生きているんだ」
そう思わせてくれるモノがキラウエア火山にはありました。地球の肌を見たようなそんな感覚。
ホノルルにヒロ、3年ぶりのハワイは非常に充実しました。リフレッシュもでき世界遺産も見れてやっぱり好きな所だなと改めて感じました。
そして船は無事出航し中南米へ。
メキシコ(マンサニージョ)
メキシコは僕の大好きな国でその中でもマンサニージョは思い出深い場所なんです。
初めて地球一周した時、僕は参加者として乗船してたのですが、マンサニージョでは「サッカー大国メキシコでサッカー交流」というサッカー好きの僕にはもってこいのツアーを取りました。
あれから3年半、再びマンサニージョに寄港した僕は全く同じツアーのサポートスタッフとして同行させてもらえることになりました。
ピースボートは「国際交流NGOピースボート」という名前だけあって他の客船とは違い、このような交流ツアーも沢山あります。
笑顔で出迎えてくれました。
前回訪れた時ともちろんメンバーは変わっていましたが、同じグラウンドだったのでとても懐かしい気持ちになったコトをはっきり覚えています。
でもそんな想い出に浸ってる場合ではなく、前回と違いもう参加者ではないので色々と確認し、事を進めていかないといけません。
何しろラテンのリズムは独特で、事前に打ち合わせていた話と違うと言うことがしゅっちゅうあります笑
でもそのリズムも国民性も全てが実際に訪れたから感じることができる海外の醍醐味でもあると思っています。
皆とってもいい笑顔。
あれ?一番右の人って…
すみません。スタッフながらプレーさせてもらいました。笑
いやー、チームがピンチだったもんで。
この日ピースボートチームが取った得点は全て僕の得点でした爆笑
しっかり仕事もしました。もちろん。もちろん。
そしてサッカー後はみんなでタコスパーティー!
参加者の方達はユニフォーム交換をして盛り上がり、交友を深めていました。
会ったこともなければ言葉も通じない。でも一緒にボールを蹴っただけでこんなにも仲良くなれる。
参加者の人たちはきっとメキシコに友達ができたことによって遠く離れたこの国をこれからも身近に想ってくれると思う。
“世界を想う“
と言うことがどういうことなのか、改めて感じることができました。
目に見えないモノこそ尊い。
何度この感情を抱いたかわかりません。また来たい。そんな国です!
そして無事出航。Viva Mexico!!!
グアテマラ(プエルトケツァル)
さて中米3ヶ国目はグアテマラ。2度目のグアテマラですが個人的には楽しみにしていた所です。
前回来た時は参加者として乗船していた時で、マヤの女性に出会い、ホームステイを体験するツアーでした。DVがかなり多い国だと言うコトをその時初めて知り、なんと10人に9人がDVを受けている現状があると知りました。
実体験した方のお話を聞き、通訳の方までもが訳しながら涙するくらい。
勇気を振り絞った瞬間だったと思います。
そして3年ぶりに訪れた今回はコミュニティーツーリズムによるマングローブ遊覧とウミガメの放流体験ツアーにサポートスタッフとして同行しました。
コミュニティーツーリズムとは?
町の歴史、文化、産業、暮らしなど、その町ならではの魅力を味わう観光。 町の魅力の発見、情報発信、訪問先メニューの作成、案内人の配置などの総合的な取り組みによって新しい魅力を求める観光客を受け入れ、それを地域の新しいビジネスとすることで町の活性化を図ることができる。
と、上記にある通りなんですが超ザックリ言うと地元の方の手作りツアーという感じです。上の説明文を見るとローカルな雰囲気、文化が味わえることがわかります。
右にいる2人が僕たちを受け入れてくれ、ツアーを作っていて、当日にガイドもしてくれました。
青いポロシャツを着ているのがピースボートスタッフ。赤いポロシャツを着ているのは通訳の方。左から3番目の方はドライバーさんですね!
見るからにエネルギッシュかつ愉快なメンバーで出発!!
マングローブ。高校の修学旅行で行った沖縄ぶり。
とーーーーーーっても静かです。
お昼ご飯。めちゃめちゃ美味しかったです!!また食べたいです☺️
そして最後はウミガメの放流。かなり小さいので見えにくいと思いますがしっかりいます笑
放流には色んなルールがあります。放った亀が戻ってきても触ってはいけないとか、もちろんフラッシュは禁止。
とにかくストレスを与えないコト。大きくなって帰ってくるのは10年後だそう。
必死に海に向かう小さな姿に勇気づけられました。
いやー、今回のグアテマラも非常に良い経験になりました。やはりローカルを知る、見る、聞く、感じることはただの観光とは全くの別物になります。
改めてそう感じられました。またこれたら良いな。
パナマ(クリストバル)
パナマはもう3回目です。初めてきた時はエンベラ族という先住民族に出会い、2度目はキャノピーをしました。
そして今回は観光ツアーのサポートスタッフでした。3回目にして初めて観光します。笑
あいにくの雨でしたが旧市街などを歩き、歴史を感じました。
パナマシティ。港とは違って高層ビルが沢山あります。
何事もなく無事帰って来れました。うん、仕事としては来るかもしれませんが3回で十分です!笑
ベネズエラ(ラグアイラ)
ベネズエラは初めてきましたが結論から言うと今回の地球一周で一番きてよかった国になりました。そしてベネズエラについては別で1本の記事にします。
盛りだくさんで何から話せば良いかわかりませんが、まず知っておいてもらいたいのは
「ミシオンアルボル」
というウーゴチャベス元大統領が創設した植林プロジェクトがあり、そのプロジェクトは国家プロジェクトなんです。
森林伐採が進んでいく中、豊かな緑を尊重し、守るこの植林プロジェクト。
そのプロジェクトを体験し、現地の子供と交流するツアーのサポートスタッフとして同行しました。
野生のイグアナちゃん!!(苦手な人ごめんなさい)
いや〜〜〜、はやくこのツアーで感じたコトを早く伝えたいんですが、別の記事にするのでこの地球一周記事が終わったら投稿します!!
ドミニカ共和国(サント・ドミンゴ)
こちらもベネズエラに続いて初訪問の国!!
だがしか〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜し!!!!!!!!!!!
船での仕事のため一歩も外に出てません。笑
これは船からの写真です😂
また来いということなのか…
さあ、このドミニカで中南米は終わりです。やっぱり中南米が大好きなんだなと改めて感じました。
食、文化、人、街並み、どれも自分を元気にしてくれるというか、背中を押してくれるようなそんな感じがします。
ラテンのリズムには様々な魂を鼓舞してくれる目に見えない情熱があるんだと思います。
僕はそのリズムに魅了された1人でもあります。日本からは遠く離れている場所なので中々いく機会はないと思いますし、一生のうちに一度も行かない人も沢山いると思います。
治安が悪いイメージもありますし、僕たち日本人からは正直中南米というのはハードルの高いエリアですが是非足を運んで現地でラテンのリズムを感じてください。
そこには雄大な自然、寛容な人間、魂を掴む音楽、世界に誇れる情熱がある。
これが僕の感じた中南米。そしてつぎは…
米国(ニューヨーク)
船は自由の女神の横を通り、マンハッタン港に着岸します。
3度目のニューヨーク。何度でもワクワクできるそんな憧れの場所です。
前回来た時は国連との仕事でほとんど船内にいて1時間くらいしか外に出れませんでした。ジューズ買ったくらいです笑
そして今回も国連との仕事でしたが、今回は外での仕事だったのですが、着岸が少し遅れたため真っ先に船を降り、会場へ向かいました。
仕事内容は今回は触れません。
朝から何も食べていなかったので早く何か食べたいと思っていた、そんな時!!
差し入れでSHAKE SHACKのハンバーガーをいただきました!!
ニューヨークに本社があるのでまさに本場の味!!皆さん、憎たらしい僕の顔に目が行くのはわかりますが、写真左下にご注目ください。
足の上にまだハンバーガーがあるではないか!!
朝から何も食べていなかった僕は30分で3つ食べ、胸焼けして終わりました。
ただニューヨークで両手にハンバーガー持てただけで幸せでした。
そして仕事も終わり船に帰り、同僚と合流して夜のニューヨークの街へ!!
キターーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
タイムズ
スクエアーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
昼かよってくらい明るいです。さすがっすって感じっす。
楽しそうでしょ?楽しかったです。前回よりも多く外に出れたので満足です!
2日間滞在していましたが、2日目は昼からの仕事だったので朝は少し買い物に出かけました。何回でも来たい。そんな街。
次来た時はセントラルパークでリスと戯れたいなと思います。
カナダ(モントリオール)
あいにくの雨でとても寒かったのを覚えています。まるでヨーロッパのような街並みが広がるモントリオールでは、観光ツアーのサポートスタッフとして同行しました。
モントリオールオリンピックの水泳場。
教会。
カナダといえばメープル!!
メープル専門店
写真撮り忘れてましたが街中は思っていたよりメープルの木が沢山生えていました!!
そしてカナダはもう1箇所。
カナダ(ケベック)
ケベックは久しぶりにツアーには入らずフリーでした!なので同僚と2人で街歩き。
同僚というよりは僕が高校生の時からの仲なのでもうお友達です!
高校生のときから初めての地球一周、そしてピーズボートの職員になり。
その成長過程を一番見てくれていた人だと思っています。そんな人と一緒に仕事をしていて、一緒にカナダで遊べるのはなんか上手くいえませんが嬉しいですね。
ケベックもヨーロッパのような上品な街並み。
お昼ご飯はカナダ発祥のファーストフード「プーティン」
フライドポテトにグレイビーソースをかけ、上にはオニオンリング。
こんなジャンキーな食べ物にはIPA。最高に美味しかったです。
食後も街を散策。
ナイスアングル。
そしてスミスのコーヒーで一服。少し疲れたのか友達はカウンターで寝落ちしてました笑
とても寒かったのでコーヒーが沁みました。1日しっかり遊んで船に帰りました。
カナダはハリファックスしか行ったことがなくモントリオールもケベックも初めてでしたがかなり好きな街で、中南米からニューヨーク、カナダと、街並みも文化も人も気温もガラッと変わり、
「地球一周してるんだ」と改めて感じました。
さいごに
さて、今回地球3周目の記事1発目ハワイ・アメリカ大陸編でしたが、もちろんこれは僕が見てきたもの、感じたことのほんの一部にしか過ぎません。
そして全てを伝えることももちろんですができません。
それは自分自身がまだこの地球3周目を消化し、整理しきれていないからです。
3周目どころか初めての地球一周ですら整理できていません。
だけれど感情は必ず薄れていくモノで、できるだけ濃い状態で自分の体験したことを記事にしたいと思ったというのが僕が初めての地球一周でもなく二周目でもなく、三周目を記事にした理由です。
そもそもなぜ僕が自分自身の体験をこうやって発信するか。
「自分だけのものにしたくない」
これが大きな理由の一つです。簡単に今の言葉を打ち砕いていくと
自分自身が体験し、感動したその感覚を他の誰かにも知ってほしい。
減るものなんてないんです。でも僕の中にしか生きない経験があることも確かです。
テレビや雑誌、新聞。ありとあらゆるメディアのその先にあるのは現場と現実。
目で見たものが全てとは正直いえません。ただ、言えることは
「百聞は一見に如かず」
これに尽きます。
さて、長くなりましたが次はヨーロッパに入っていきます。
とりあえずはハワイ・アメリカ大陸編ありがとうございました。
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