いい旅館に泊まること@越後湯沢
1泊2日で旅行に行ってきた。越後湯沢に、スノボをやりに。
奮発して、少し良い旅館をとった。普段は宿はできるだけコスパの良い民宿やペンションのような、いい意味で庶民的な場所に宿泊するのだが、今回泊まったのは歴史ある温泉街のホテル、「ホテル双葉」さん。入り口の門がとんでもない大きさだった。
この宿で1番の見どころは、何よりも温泉。大浴場が、なんと6階と7階に二つもある。男女入れ替え制なので、最大で4種類もの大浴場を楽しめる。
チェックインを終えるなり、スノボ終わりに疲れた体を癒しに真っ先に温泉へ向かった。雪国の露天風呂、最高!! 湿った空気は底なしに冷え切って、しかし清涼に澄み渡って、降り続ける雪とともに肌を撫でる。
足元に積もった雪を踏むと氷点下の感覚が足裏から頭の先へと駆け抜ける。その冷たさはむしろ心地の良いものだった。
一息に、冷え切った体を湯船に沈める。その瞬間!
あの感覚を表現するには、僕の言葉は未熟すぎる。
背の高さよりも積もった雪。奥に立ち並んでいる山林の高木は、一本一本が圧倒的な威厳を放っていて、「自分が100人いてもこの木には勝てない」となぜか思った。
舞い降りる雪があたたかな照明に照らされて幻想的な空間を演出している。
毎日毎晩、日々の生活を暮らしている時にも日本にはこんなに美しい空間があったんだ、と本当に感動した。自然の持つ力は圧倒的で、エネルギーを与えてくれる。
ここのところ、悩み事や考え事の多い日々だった。でも目の前に広がる大自然はその全てを忘れさせてくれるエネルギーがあった。
そんなことを考えていた。
そういえば部屋にも露天風呂がついていたのだけど、こちらも最高だった。
冬の露天風呂、至高です。
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