オンラインサロンを約一年続けてわかったこと。
どうも、こんばんは。
オンラインサロンに恋い焦がれ、焦げつきた男です。
僕はオンラインサロンをやめました。というか退室しました。
前田デザイン室だったので、いったん退室しました。
ていうか去年の今頃もわりと短期間で退室してます。それから一ヶ月か二ヶ月かして、また入りました。がまた退室しました。
前田デザイン室の説明をサラッとすると、
元任天堂デザイナー前田高志室長率いるクリエイターからライターから、色々なスキルで食べていらっしゃる方が約150名おられ、おもろ!たのし!いいね!と思うことをやっていこう!っていうとてもアットホームな感じのサロンでした(間違ってたらごめんなさい)
前田デザイン室に入った経緯
最初、Twitterのタイムラインがなにやら前田デザイン室おもしろいらしい、すごいらしい、っていうのが流れてきてて
ん?!ってなったのがきっかけで入りました。
元任天堂のデザイナーがやってる、とか雑誌作ったとか漫画作りたい人だとかわかってくるうちになんてファンキーなんやろう!これはおもしろい!たのしそう!と思って入りました。月額が5500円ていうのも初めてのオンラインサロンだったので、高いとか安いとか思わなくて箕輪編集室より少し安いしいいか。と思って誰にも相談せずに入りました。その頃の僕はデザイナーというものにすごく憧れを持っていたし、もちろん周りにもデザイナーもいたのですが有名企業の凄腕の人。っていったらあかん優劣の付け方かもしれないんですけど、もうそんな人と一瞬にしてお近づきになれると思ってクレジットカードを財布から出していました。
で、入ってみたらみんないい人ばかりで。。なんで?!ってなって。
もしかしたら裏Slackみたいなのがあって陰口叩かれているのではないか、とかも思ったりしたこともあったんですけど、そんな暇もないくらいプロジェクトにみんな真剣だったので、そんなヒマなかったと思います。
一度目の退室
ただ入った当初はうちの奥さんも協力的だったんですが、昼間は本業の仕事してて夜に前田デザイン室だったので、なかなか子供がまだ幼稚園ということもあり、寝かしつけ当番の日はダメになりました。決して裕福ではない家庭なのでAdobe税と同じくらいのものを毎月払うのはムリだ、というか本当はマエボンっていう前田デザイン室が作った雑誌があるんですけど、これをTシャツ付きで買うためだけにいったん退室しました。
二度目の入室
そんなこんなで勢いだけで入って勢いだけで退室してしまいました。
が、やっぱり前田さんのとこで修行したいというか、愛情一本熱燗で一回飲んでるので(アルコール類、僕は飲めません)
もう一回入れたら入ってみようと思い、某月1日午前0時ごろ、クレジットカードを握りしめ、割る勢いでキーボードを叩きました。
見事2回目の入室です。
帰ってきた僕を罵倒する人はなく、また暖かく迎えてくれました。
その点が一年間、オンラインサロンを続けられた理由だと思います。
しかし、これやりたいなあ、あれやりたいなあ、と思うだけで手を動かさなかった僕にとっては毎月お金を払い、Facebookに来た通知を見るだけの毎日。本当に意味があるのか。悩みはじめます。
他のオンラインサロンはどうだろう、と名前は伏せますが入ってみたりもしましたが、あんまり意味はなかったです。
たのしそうな人はたのしそうだし、そうじゃない人は文字通り目に見えないところにいる世界なのです。
で、
もういいかと思っていた先、ウラサンウェブというプロジェクトを見つけて入ってみました。本当にタイミングよく、デザインさせてもらえたりディレクションしてもらえて、これがチームで動くってことなんだ。とそのときに初めて働くことに対してお金だけではない対価をもらった気がしました。
退室という名の一歩
でも、そのころにはもうほぼ情熱も起きて作業する時間もなくなっていたので、あ、これはムリだなと思ったことです。
だから思い切ってまた退室することにしました。
お金の話をして申し訳ないんですが、ツキイチ親子三人でまあまあなランチを食べた方がハッピーという結論に達したからです。
また余裕があれば戻りたいとは思います。
でも最後に前田さんとサシで話を聞いてもらう機会があったのですが、結局何がやりたいの、ってなったから、そりゃデザインしたいし、映像も作りたい、音楽も作りたいし、っていうのはあったけど、そのコアが自分には家族ってものだって気づいたんですよね。
ハッピーループっていう大好きな言葉をもらったんですけど、ここからはちょっと憶測になるのであれなんですけど、前田さんは箕輪編集室や西野エンタメ研究所やらでデザインして人の役に立って、それが今の自分に回り回って前田デザイン室を運営できて、仕事もできてって、そんなハッピーを前田デザイン室であげたいとおもっていらっしゃって、それを受け取った人たちがまた次の人にハッピーをあげる、っていう、素晴らしい理念だな。と思います。
最後に。
オンラインサロンっていうのはやっぱりお金払って誰かの役に立つことで自分を成長させる、っていうのがひとつのゴールだから。自分なりのゴールを切れたらやめていいのかな、って思いました。
学校みたいに入ったら二年三年、と決めていなくてもいいし、気楽に合うオンラインサロンで活躍するもよし、みてるだけもよし、やめてもよし。だと思います。
月額制のジムみたいなものだと思えばいいみたいなツイートをだいぶ前にしましたけど、本当にそう思います。やればやるほど力はつくし、やらなければやらないで特に責められることもなし。メンターや仲間に会えるので、サブスクリプションとしては安い方ではないでしょうか。気に入った人と会えるので。
いろんな人がいるのがわかるので、まだ社会人でない学生さんや社会人になったけどまだ中二病やねん、みたいな人は一回入ってみて、日常の無駄遣いを減らすっていうのもいいかもしれません。
本当に最後の最後になりましたが、結局良くも悪くも自分次第ってことです。
サロンオーナーの頭の柔らかさとキレ度が顕著に出る、それもオンラインサロンの特徴です。ちなみに前田さんは初めてお会いしたとき、大学教授クラスに切れる人だなと思い、そのあとはあまり直接お会いできなかったのですが、東京のトークイベント後の懇親会に参加させてもらったときにぷにぷにに柔らかかった人柄が好きです。強いていうならご本人もお好きなギョウザみたいな方です。
夜だから頭が回らず、だらだらと書いてしまいましたが前田デザイン室は
・良いオンラインサロンだよ。
・面白いことをするらしいよ。
・マエボン、NASU本があるよ。
です。
でも僕にとっては起きて活動をしているオンラインサロンより寝ている家族の方が大切です。たとえどんなに徒に時間が過ぎてしまっていたとしても。
Everything(It’s you)