無所属

今日こそはお昼ごはんを食べに外に出ようかと思っていたんだけど県から外出自粛要請があったのでいつものように家で大人しくしていました。昨日遅くまで友達と通話しながら遊んでいたからそもそも起きたのが昼過ぎだったんですけどね。

村谷由香里です。
noteをご覧いただきありがとうございます。

外に出ないということがまったく苦ではない人間だから、例えば食料とか生活用品の問題がないなら1ヶ月一歩も家から出ずに過ごせると思うのだけど、そんな人間としてどうかと思うような性格がこんな非常事態で役に立つと思わなかった。

昔はもうちょっと外に出るとか、人に会うとかいうことを愛していたような気がする。大学生のころは授業もないのに研究室に入り浸っていたし、働き出してからも実家にいるころは終日家にいることなんて滅多になかった。在宅で仕事をするようになってから信じられないほど内側へ内側へと籠るようになっていった。

ときどき恐ろしくなることがある。わたしは世界のどこにも属していないような気がして。
まあこれは気のせいではなく事実で、実際わたしは今どこにも属していない。多分人生で一番何者でもなく、社会的にはいなくなってもそれほど問題にはならない人間であるはずだ。

精神が衰弱しやすい人間にとって、フリーランスという選択肢が吉なのか凶なのかはずっとわからない。どこかに所属したところですぐに逃げ出す軟弱者なのだから現状が最適のような気もするけど、どこか自分が所属できる場所を探した方が健康的な気もする。
そもそも生きることに向いていないのだからどうやっても詰み、というのはまあ普通にある。残念な話だけど。

もう3月も終わってしまう。これからどうなるんだろうな。わたしも世界も。