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製造業と就労Aのタッグの可能性

先週、顧問先の企業見学の同行で埼玉の松伏にある株式会社林塗装工業所に行ってきました。

株式会社林塗装工業所
https://hayashi-coating.co.jp/

林塗装の製造部長とは埼玉中小企業家同友会の青年部の仲間ですので、「早く見学に来てよ」と実は急かされていました笑

林塗装では就労Aの施設外就労を積極的に受け入れており、今後も自社で受注を増やしていけるように積極的に施設外就労を受け入れていきたいという思いを持たれています。

株式会社エバプラ地域連携活動実施状況報告書(林塗装)

株式会社エバプラ 越谷事業所の取り組み

顧問先は就労Bをメインで展開を考えていましたが、林塗装の見学に行ったことで製造業と就労Aの可能性も感じ、就労Aも展開していきたいと声に出していました。

林塗装では3年程前から特別支援学校の実習生を受け入れたことで、施設外就労の可能性を感じ、就労Aの施設外就労を受け入れたそうです。
製造業では人手が足りていないことで受注を断るケースも多くなってきているそうです。近い将来、製造業は就労Aとタッグを組む事例がどんどん増えていくだろうと製造部長も話していました。

製造業と就労Aがタッグを組むことで賃金確保ができるだけでなく、就職に結び付く可能性もあるので、スコアの点数アップだけでなく、就労移行支援体制加算もゆくゆくは取れていくかもしれないことが事業所としては魅力になりそうですね。
就労Aとしては賃金確保にあたる売上が確保でき、製造業としては仕事の製造ラインを任せることができることでさらに受注を増やせる可能性のある事例でした。

注意しないといけないのが本人と仕事の相性です。
業務の相性が良くても本人と職場の希望が合っていないと早期離職に繋がって半年以内の離職では就労定着者とみなされないので、就労移行支援体制加算の対象にはならないことになります。

企業開拓に苦労する就労Aも多いので、こういった林塗装のような積極的な施設外就労の受け入れは救世主のような存在になり得そうですね。
逆に就労Aの現状を製造部長は知らなかったので、「就労Aの受け入れの先駆けを目指そうかな」と話されており、やる気満々でした笑

顧問先と企業訪問に同行すると、顧問先の思いだけでなく、訪問先の思いも知れて新たな発見に繋がるので、面白いです!
次はどこに行こうかな?

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