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日常的レンタサイクル

毎日なにかと感動している。
今日の感動は、自転車に関すること。

今日の仕事場は丘の上にある。休憩時間にふと窓から遠くを見ると、濃いピンクの群れが見えた。紅梅だろうか。仕事が終わったら行ってみたいなとは思ったが、現地までは相当な坂であり、ノートパソコンを背負って歩くのはかなり厳しい。バスか何か?考えを巡らせていると、ふと考えが思い浮かんだ。

いつも通っているスポーツジムの駐輪場に、いつも同じ型の電動自転車が複数台停まっていて、大きいし邪魔だな、と思っていた。あるときふと、これは一体何なのだろうと本気で疑問に思って調べてみたら、「ダイチャリ」というレンタサイクルだった。スマホアプリを使って予約し、別の駐輪場に返却もできるとのこと。な、なんですって、、、便利。うちの電動自転車は一度後輪がパンクしたので交換したのだが、ほどなくして前輪もパンクし、再び自転車屋に持って行く気力を失ったまま放置してあるので、不便であった。ためしにアプリをインストールして調べてみると、ありとあらゆる場所に専用の駐輪場がある。駅や公共施設、コンビニ、果ては高架下の公園など、気にしていなかっただけで、すでに街中に自転車が用意されていたのだ。レンタサイクルを使ってみたい。その思いがいま、ふつふつと高まっていった。

アプリで自転車の場所や状態が全て管理されており、どこの駐輪場に何台あるか、電池の容量も見える。まずは現地に行って状態の良い自転車を選び、プレートナンバーを選んで予約すると暗証番号がもらえる。自転車側にも端末が付いていて、先ほどの暗証番号を入力すれば鍵が開き、時間のカウントが始まる。いつも徒歩でよちよち歩いて通っている坂道を電動自転車で走り去る爽快感!!!目的地に着いたら鍵をかけ、自転車の端末で返却手続きをすると、鍵は完全にロックされて利用終了となる。アプリで確認してみると、返却先の駐輪場名と利用時間と金額が表示されていた。端末にはGPSがついている。

ヤベェ、未来だ・・・と思った。このシステムでどこまでも行きたい。ちなみに15分で70円は破格だと思っている。自転車を所有し駐輪場を借りるより、ずっと安価でスマートだ。このシステムに興奮し、申し訳ないが紅梅はあんまり見ていなかった。次がんばろう。
そのあと緑地を散策し、また別の駐輪場から今度は電車通勤のルートを自転車で帰ってみた。駐輪場は場所によっては隠れるように存在しており、探し出せた時にはちょっとした感動を覚えたと共に、既視感が私を襲った。これは・・・リアルにデス・ストランディングなのでは?デスストでは移動が主であり、自分のバイクやトラックを持つことができるのだが、たまに他のプレイヤーが乗り捨てた車両を勝手に乗ってもよいことになっている。見つけにくい駐輪場を見つけた時、デスストのプレイ画面が頭をよぎった。楽しすぎる。

ちなみに今日は、同じダイチャリのユーザーを途中で2人見かけた。邪魔としか思っていなかったエコシステムに気づいて、利用している仲間がいる。これもデスストっぽくてちょっと嬉しかった。自転車で走り去るのは楽しいし、帰りの満員電車に乗らずに済んだ。また使おう。

#cycle
#rental
#ecoloy
#deathstranding

#ダイチャリ

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ねこたろう
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