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30年後の未来をイメージしながら幸せの舞台をつくる 帝塚山夢工房代表、村尾泰史さん

村尾泰史さんのプロフィール
一級建築士、一級建築施工管理技士、一級造園施工管理技士。大阪市阿倍野区生まれ。大学卒業後、積水ハウス株式会社に入社、社内外の設計コンペにて数々の賞を受賞。大改造劇的ビフォーアフター「匠」として出演。好きな言葉は「出会い・ご縁・お陰・感謝」
海外視察や海外旅行を重ね、出会った街や自然の感動をデザインに取り入れるスタイルに定評がある。

家づくりから街づくり、地球づくりへとつながるビジョンは、建築士という枠を超え、人間が本来もつ無限の可能性からくる村尾さんのミッションをお伺いしました。

記者 今のお仕事をされるようになったきっかけを教えてください。

村尾泰史さん(以降、敬称略) 私は阿倍野という町で生まれ育ちました。阿倍野を離れてみて分かったことは、阿倍野が歴史とか文化が色濃く残っている町だということです。当たり前すぎて気付かなかったけど、歴史、文化は何を我々に示しているのか。先人たちの歩んだ道を通して、今の時代に生きる人たちへ、もっと幸せに過ごしてほしいというメッセージを感じます。30年後の幸せの舞台をこの町につくりあげていくことが、今の自分のミッションだと感じています。この町のエネルギーが自分に訴えかけてきたような感じ。

記者 家づくりで大切にしていることを教えてください

村尾 家の作り方って変えたほうがいいと思うんです。私は、日本人の感性にあわせた住まいづくりをしています。家は舞台だからそこに暮らす人の背景になります。住む人が元気に暮らすことを考えたい。

大和の間に調べると書いて「大調和」。5感覚が整うことで大調和の意識になっていく。人を大調和の意識に導く家づくりは、帝塚山夢工房の目指すところですね。愛と調和、喜びと感謝のうまれる場所にしたい。

ポイントは「子どもたち」。子どもたちの意識、心のあり方を整えることが重要だと思っています。子供たちっていろんなことにまっすぐ反応するんです。だからいろんな工夫をしています。足の裏を通して感じる木の床の触りごこち、珪藻土の壁に波動の高いマイナスイオンのいいエネルギーの水をかけることで、浄化された空間をつくったり。気持ちも落ち着くし、子供たちが元気に育っていく空間づくり。家の中で元気になって、エネルギーが高まって、社会で活躍するっていうのが家の役割だと思うんです。

生命が与えられて、人間は5感覚という機能を持っています。それは天から授けられた能力でもあります。5感覚をバランスよく使うのが自然で、偏った暮らし方をしていると、大人も子どもも5感覚が乱れてしまって、それが色んな弊害を起こしてしまっているような気がするんです。

空間をどんなふうにつくっていくのかは、「5感覚を整える」っていうのが重要なキーワードになっています。例えば、美しいものを見る行為は、5感覚から入ってきた情報が美しければ美しいほど、意識が整っていきます。きれいな音を聞くと、それが脳に伝わって脳が整っていく。周りの環境が整うと、意識とか精神も整っていくと思います。思考などの意識が整理されることで、本来の人間が持っている力がどんどん高まっていくんじゃないか。私の理想でもありますが、人類の目的は愛と調和だと思っています。人間の本来の力が発揮したら、すべてのエネルギーが循環して、それが地域、地球全体の幸せにつながっていくと思います。それが美しい地球づくりの一番の近道だと思います。

私は建築・まちづくりというフィールドで活躍していきたい。音楽は音楽という方法で、それぞれいろんな角度から「調和」へアプローチしていく。みんなが意識したら、早く地球全体が整っていくと思いますね。

記者 30年後の人たちへメッセージをお願いします。

村尾 人間だけが環境やものを変化できる力を与えられているので、地球のリーダーとして地球をマネージメントしながら、多くの生き物が豊かに暮らすことができる愛と調和の環境をつくっていく。その人間が自分のことしか考えない人間だったら調和が崩壊してしまうので。自分が地球の一部であり、地球を大切にする役割を持って生まれてきてることを信じて、美しい地球にするために過ごしてほしい。

記者 幸せな家づくりから幸せな地球づくりとなって、子孫へと代々つながっていくのを感じました。これからもますますの活躍を楽しみにしています。本日はお忙しいなか、お時間をいただきありがとうございました。

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村尾さんの活動はこちら↓↓

株式会社帝塚山夢工房 http://t-yumekoubou.com/

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<編集後記>
今回、インタビューの記者を担当しました泊です。インタビューを通して村尾さんの愛と調和に対する熱い思いを感じました。地球規模の建築家として実践されている行動力、本当に素晴らしいと思いました。今後の更なるご活躍を楽しみにしています。

この記事にはリライズニュースマガジン”美しい時代を創る人達”にも掲載されています。