[読書メモ]イシューからはじめよ
ご覧いただきありがとうございます。
「イシューからはじめよ」を読んで学んだこととアクションプランを記載させていただきます。
■イシュードリブン「解く前に見極める」
✔︎悩むことと考えることは違う
→悩むことに意味は無い
✔︎考えるとは
→答えが出る前提、15分で答えが出ない場合は一旦離れる
✔︎イシュー度
→自分の置かれた局面でこの問題に答えを出す必要性の高さ
→イシュー度の高い問題に絞り、その後の解の質を上げる
■仮説ドリブン(アプローチ)
・イシューを見極める
・イシューを解けるところまで小さく分解する
・その分解に基づいてストーリーの流れを意識する
・ストーリーを検証するために必要なアウトプットのイメージを描き、分析を設計する
・ストーリーを段取りよく検証する
・論拠と構造を磨きつつ反省する
①仮説を立てる
→何について白黒はっきりさせようとしているかを明確にする
※答えを出せるのか?
→where,what,how
→どこを目指すべきか、何を避けるべきか、どう進めるべきか
→比較表現、「aではなくむしろb」
→言葉に落とし込む
→本当の意味のある答えの出る問題か
②イシューへのアプローチ
1.変数を削る
→要素を削る又は固定する
→(例)家電→デジタル家電→デジカメ
2.視覚化する
→問題の構造を視覚化・図示化してポイントを整理する
3.最終形からたどる
→全ての課題が解決した時を想定し、現在見えている姿からギャップを整理する
4.だから何?を繰り返す
→表面的な問題から本質的な問題へ深掘りする
5.極端な事例を考える
③イシュードリブン(仮説検証)
1.イシュー起点でストーリーを組み立てる
→このイシューとそれに対する仮説が正しいとするとどんな論理と分析によって検証できるか
(1)イシューを分解する
→最後に何が欲しいかから考え、そこから必要となる要素を何度も仮想的にシミュレーションすることでダブりもないモレもないイシューを分解する
(2)イシューを分解する効用
a.課題の全体像が見えやすい
b.取り組む優先順位を決めやすい
c.分解したイシュー(サブイシュー)毎に仮説が必要
(3)イシューを分解する方法
→何が分かればこの意思決定できるか(ダブりなくモレなく)
2.ストーリーラインを組み立てる
→イシューを分解し、そのサブイシューに個々の仮説が見えれば、サブイシューに基づいてストーリーを組み立てる
(1)典型的なストーリーの流れ
a.必要な問題意識・前提となる知識の共有
b.カギとなるイシュー・サブイシューの明確化
c.それぞれのサブイシューについての検討結果
d.それらを統合した意味合いについての整理
(2)ストーリーラインの役割
a.立ち上げ段階
→何が見極めどころで、一体何を検証するためにどのような活動をするのかという目的意識を揃える
b.分析検討段階
→ストーリーラインは分析結果や新しい事実が生まれる度に肉付けし刷新する
c.まとめの段階
→言葉の明晰さと論理の流れが重要
※漠然としたアイデアが出ない時
→主語と動詞を明確にし、一体自分は何を言おうとしているのかを箇条書きで明確にする「イシューと仮説出し」を行う
(3)ストーリーラインの型
a.whyの並び立て
→最終的に言いたいメッセージについて理由や具体的なやり方を並列的に並べる
→ダブりなくモレもなく
例)
・なぜ魅力があるのか、なぜ手がけるべきか、なぜ手がけることができるのか
b.空・雨・傘
・空:●●が問題だ(課題の確認)
・雨:この問題を解くにはここを見極めなけらばならない(課題の深掘り)
・傘:そうだとするとこうしよう(結論)
3.ストーリーを絵コンテにする
(1)定量分析を図示化する
・比較、構成、変化
・原因と結果から軸を考える
→原因側で何を比べるのか、結果側で何を比べるのか
(2) イメージを具体化する
・数字が入ったイメージを作る
→差がある、変化がある、パターンがある
(3)方法を明示する
・ どうやってデータを取るか
→欲しい結果から考える
→既存の手法・技の習得から
→最初は相談できるかが必要
④アウトプットドリブン
1.いきなり飛び込まない
→まずは最もバリューのあるサブイシューを見極めそのための分析を行う
=ストーリーのカギとなる前提・洞察の部分
→最終的な結論や話の骨格に大きな影響力を持つ部分から始め、粗くても良いから本当にそれが検証できるかについて答えを出す
(why)重要な部分が根底から崩れたら手が付けられなくなるから
→カギとなるサブイシューの検証は、どちらに転ぼうと意味合いが明確になるタイプの検証を試みる
=どんな結果が出ても意義のある結論
=答えを出そうとしている論点を明確に認識し、右なのか左なのかに答えを出す
→それが終わった後は、バリューが同じくらいであれば早く終わるものから手を付ける
2.答えありきで考えない
→自分・自社にとって都合の良い見方をせず、イシューから始め、フェアな姿勢で考える
3.トラブルをさばく
→トラブル予防策の基本は、重大なことにできる限りヘッジをかけておく
=二重、三重の検証に向けた仕掛けを仕込んでおく
=1つや2つが転んでも何とか全体としてのイシューを検証できるようにする
→仕込みが他よりも長い見込みの場合、できる限り早い手を打っておく
=できる限り前倒しで問題について考えておく
(1)欲しい数字や照明が出ない時
・構造化して推定する
→どうやったらこの値を出せるか、どんな構造に分け、組み合わせれば出せるか
・足で稼ぐ
・複数のアプローチから推定する
→いくつものやり方で数値を出して、おおよその数値を推定する
(2)自分の知識や技では埒が明かない時
・期限を決めて、そこを目安に解決の目処が立たない時はその手法に見切りを付ける
=その手法以外は考えられないという状況に陥らないようにチェックする
・いくつもの手法を持つ
→問題の本質が何であるかをいつも見失わず、希望的観測に頼らない
→1つの方法が上手くいかなければ他の方法に切り替える
・回転数とスピードを重視する
→1回ごとの完成度よりも取り組む回数を大切にする。単に丁寧にやっているとスピードと完成度が落ちる。
⑤メッセージドリブン
1.聞き手と自分の知識のギャップを埋める
(1)意味のある問題を扱っていることを理解してもらう
(2)最終的なメッセージを理解してもらう
(3)メッセージに納得して行動してもらう
→何に答えを出すのかという意識を発表の全面に出す
2.ストーリーラインを磨き込む
(1)論理構造を理解する
(2)流れを磨く
→紙芝居形式の荒磨き→人を相手にした細かい仕上げ
3.エレベーターテストに備える
→チャートを磨き込む
(1)1チャート1メッセージ
→どんな説明もこれ以上できないほど簡単にする
(2)タテとヨコの広がりに意味がある
(3)メッセージと分析表現を揃える
■コンプリートスタッフワーク
自分がスタッフとして受けた仕事を完遂せよ。いかなるときも。
→プロの世界では努力は一切評価されない。全ての仕事は結果が全て。
人から褒められることではなく、生み出した結果そのものが自分を支え、励ましてくれる。
生み出した結果によって確かに変化が起き、喜んでくれる人がいることが1番の報酬になる。
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