[読書メモ]人生の勝算
✔︎ビジネスにも人生にも勝算がある
→著者が秋元康に伝えた言葉
✔︎本を通じて学べたこと
→絆の大切さ、努力の大切さ、人生という壮大な航海において、
「コンパス」を持つことの大切さ
✔︎モノ消費からヒト消費へ
→「コミュニティ」と呼ばれる絆の集合体が、どんな種類のビジネスにおいても外せない鍵となる
1.現代人が価値を感じる要素が詰まっている
→表層的なコンテンツ以上に、絆、すなわち、心への強い紐付きや、裏側にあるストーリーに価値を感じて人は消費する。
2.コミュニティ作りの成功において、先天的な要因はほとんど関係ない
→成功に影響を与える最大変数は、後天的な努力量
✔︎コミュニティが形成される上で、5つのエッセンスがある
1.余白の存在
→未完成な感じが、逆に共感を誘い、仲間を作る
→結束力が生まれ、コミュニティが強くなる
2.常連客の存在
→クローズドの空間で常連客ができる
3.仮想敵を作ること
4.秘密やコンテクスト、共通言語を共有すること
5.共通目的やベクトルを持つこと
→例:スナック、AKB
→参加することや体験自体に価値を置く
→客から中の人へ
✔︎人に好かれる天才になる
→それ以前に人を好きになる天才になる
→他人と接して、その人のいいところや感謝できるポイントを自然に見つけて、まずは自分から本当に好きになってしまう。
✔︎個人ではやれることに限界がある
→自分という1を10に、そして100にどんどん引き上げていくために2つのことを意識する
1.誰からも好かれ、サポートしてもらえる環境を作ること
→そのためには、自分から好きになることが必要
2.自分のこと以上に周りに時間を使って、周りを強く育てることで、チームとして最強になること
→より大きなスケールでビジネスを成功させ、高いステージに到達するには、組織を強くする必要がある
→人に好かれる能力よりも人を好きになる能力が大事
✔︎当たり前のことを圧倒的なエネルギーでやり続ける
→なにか特別なことをする必要はなく、当たり前を徹底的にやり続けるだけで、他の人とは圧倒的な差がつく
→質で勝てないなら、量で他を凌駕しないとパフォーマンスが出せない
✔︎仕事は、ゲーム。ゲームで勝つにはルールがある。
→「誰に仕事を頼みたいか?」という判断の場では、人情や愛嬌といった人間的な要素が最後の決めてになる
✔︎営業で勝つためにはニーズの見極めがすべて
✔︎瞬発的仮説思考力
→話しているときは、リアルタイムで相手の顔色や声のトーンを察知する
→何が欲しいのか、どんな話題が関心事項か、それによってこちらの返答や意見の出し方を変えていく
→2,3手ぐらい先を読んで話を進めるのが理想
→弱いディベーターは、自分の立論を固めて頑なに同じ主張を続ける。
そうではなく、主張の命題は変えないが、相手の出方に応じて話し方を変える
→相手がどんな引き出しを用意しているか、想定しながら議論を進める
✔︎ハードスキルより重要なのは人当たりセンス
→優れたスキルを持っているだけの人は重宝されない。競争の激しい業界ほどハードスキルに優れた人はいっぱいいて、往々にして代替可能
→多少能力やキャリアで劣っていても、純粋に好かれる人が勝つ
→同じような能力のメンバーの中で誰かを選ぶときはやっぱり「好きな人」
✔︎思いやりとは、「他者」の目を持つこと
→仕事の基本は思いやり
→ポイントは、「相手目線」に立って、それぞれが求めているモチベーションを冷静に見つめ、分析する
→人と話すとき、「この人は今どんな気分なのか」「この会話に何を求めているのか」など、集中して相手の心を見極める
→コミュニケーションに求められることは、相手の立場に立つこと
→スキルよりも愛嬌
✔︎代替不可能な価値を果たせているか
→いつ死ぬかわからないのだから、生きているうちに新しい価値を創出したい
→自分が死んだ後も、世界の人たちに幸せや付加価値を提供し続けられる、影響を与え続けられる何かを生み出すことに、エネルギーを投じたい
✔︎モチベーションはどんな仕事術にも勝る
→モチベーションがはっきりしていることが大事
→そのエネルギーを源泉として頑張れる人が勝ちを重ねられる
✔︎見極めてから掘る
→頑張るという言葉は、「見極めて、やりきる」
(例)鉱山を掘って宝石を探り当てるレース
→ほとんどの人が山の裾野からこつこつ掘り始める
→掘り始めると、仕事をしている感じがすごくあるし、思考停止してそのままほり続ける
→「もしかしたら、ここに宝はないかもしれない」という不安が頭にちらつき、途中で挫折する
⬇︎
→まずは宝石がこの大きな鉱山のどこに埋まっているのか、どうしたら効率的に掘れるかを考え、仮説を立てる
→仮説を立てると、全力で検証する
→見極めた以上、迷うわないため、エネルギーを出し尽くす
→実際の仕事でも、解くべき問題はここ、と本質を見極めてそのあとで掘る
→これがPDCA
→モチベーションが低い人は、見極めが低い
→自分の進む道は、現時点で少なくともこれで間違いないと言える、信じ切れるというところまで見極め作業を徹底すれば、モチベーションは湧いてくる
✔︎人の3倍の密度で生きる
→投入努力量を人より圧倒的に多くする
✔︎徹底して自分と向き合う
→自分が人生を掛けて何をするかを見極める
✔︎人生のコンパスを持つ
→自分が何をしたいのかを示すコンパスがないと、すぐに迷ってしまう
→自分は何を幸せと定義し、どこへ向かっているのかという価値観を言語化
✔︎他者の価値観という物差し
→価値観の深掘り及び言語化をする
→かといって、そう簡単に言語化できない
→ロールモデルたり得る誰かの価値観を比較対象として研究する
✔︎決めていることの強さ
→トッププライオリティを決める
→一貫性を持って決める
→なにを大切にするのか決める、家族?仕事?
→最も不幸なことは、価値観という自分の船の指針、コンパスをもっていないということ。
→持たぬが故に、隣の芝が青く見える
→選ぶ、ということは、同時に何かを捨てること
→何かを得ようと思ったら、他の何かを犠牲にしないといけない
→選択と集中
→途中で違うと思ったら、一旦、陸に戻って、また別のコンパスと地図を持って航海に出ればいい
✔︎終わりを意識する
→人は必ず死ぬ
→どんなに幸せで満たされていたとしても、みんな死に向かって生きてる
→人生は儚い
→1日の密度をできるだけ濃くしたい
→やりたいことをフルパワーでやり尽くし、他人の幸せを増やし続けたい
→自分と関わってくれたみんなを、全力で幸せにしたい
→スティーブ・ジョブズは、毎日鏡に写る自分に問うていた。
「お前が今日やろうとしていることは、今日が最後の日だとしても、やるべきことなのか?」
✔︎ビジネスや勉強は、正しい方法で、やればやるだけ必ず成果が出せる
→成果が出ないときは方法が正しくないことがほとんどなので、また戻って、方法論のチューニングをすればいい。
✔︎夢は全力で手を伸ばした1mm先にある
→夢というのは、どれだけ手を伸ばしても、到底届きそうもないが、全力で手を伸ばし続ければ、1mm先くらいまで、夢から近づいてくることがある。そのチャンスを掴めるのは、常に全力で手を伸ばし続ける人だけ。
✔︎アメリカ人はルール作りに長けている
→日本は作られたルールの中で成果を出していくことに競争性がある
→アメリカは、先にルールやハコを作ってしまう
→アメリカの優れた起業家は、既存のビジネスの制度を高めるよりも、はなからプラットフォームを作っていく発想をする
✔︎思考は強く思うほど現実になる
✔︎人生に幾度となく降りかかる試練を乗り越えていくには
1.どんなときも揺らぐことがない大きな愛情を持つこと
→他者に対する想像力、共感力といった思いやりの気持ちを持つこと
2.人生の価値観、向かうべきベクトルを持つこと
→とことんまで自分と向き合って、自分の心と深く対話する必要がある
✔︎コンパスがあれば、自分に課せられたミッションがわかれば、人生の勝算は見える
→明確な根拠などなくても良い
→自分が信じた『人生の勝算』を持てること自体が、人生における幸福度を増幅させる
→強く光り輝くコンパスさえ持っていれば、どこからともなく仲間は集まってくる