#52 わたしはHSPのふどうさんやさん 〜HSS型HSP 生きづらさを軽くするための格闘記〜
■『高齢者の自宅の売却トラブルに注意』という要望書公開で感じていること(私見)②
脳はできるだけエネルギーを使わずに短時間で意思決定をしようとします。これは生物として生きていくために備わっている能力です。
情報弱者であればあるほど、脳のエネルギーを使いたくない傾向にあるのではないか?
それを利用して付け込んでくる悪質な輩が存在している。
おまけに不動産というのは一番大きなお金が動きます。
わたし自身は、顧客とお打ち合わせなどをする際には、なるべく
「○○という法律上のものがありますが、ひと言でいうと・・・」
「○○という業界的な言葉がありますが、簡潔にいうと・・・」
などと、顧客がイメージしやすい言葉に言い換えて理解・納得してもらえるように心掛けています。
悪質である営業は、やたらと専門用語、省略用語、カタカナ用語を多く使っているような傾向にあります。その本人すら、本当の意味を理解していないため、話すというより読んで伝えるようなことしかできない営業も中にはいます。
いいのか悪いのか?
この専門用語、省略用語、カタカナ用語の羅列が顧客の本来の思考を止めてしまい、「わからないから任せるしかない」選択をしてしまうのです。
対処する方法というかイメージとしては、
実際には“ボケとツッコミ”ではありませんが、“専門用語、省略用語、カタカナ用語の羅列”に対して、「意味がわからない!」「それで?」「もっとわかりやすく説明してもらわないと理解できない!」・・・
なかなか難しいかもしれませんが、わからないものをわかったふりしてはいけません
もうひとつは、
不動産取引だけではありませんが、取引には必ずリスクがあります。
このリスクというのは、立場や環境、条件、個々の性格などによりリスクの受けとめ方は変わりますし、必ず説明しなければならないものです。
「わたしにとってこの取引(契約)をするにあたってどういうリスクが考えられますか?」
営業またはその取引に携わる不動産業者に投げかけてみて下さい。
この質問に対し、営業またはその取引に携わる不動産業者が丁寧に答えられないのであれば、絶対サインしないことです。
前回の不動産取引に対してクーリングオフが適用されるものはほとんどないという内容で書かせてもらっていますが、
悪質でないところでも、「サインしてもらえればあとはなんとかできる!」という考えで動いている営業も多いです。ココの「なんとかできる!」はあくまで営業マターの考え方で「言いくるめることができる」といった顧客優先的な考え方でなく自分の営業成績優先になってしまうのです。
「弱者」狙いで動いているのですから、お手のものになるのです。
「わたしにとってこの取引(契約)をするにあたってどういうリスクが考えられますか?」
「リスクなんてありませんよ!」なんて論外!
のらりくらり、明確な回答がない、口調が速くなる、いら立っている、堂々としていない
即刻出ていくか、出て行ってもらいましょう!
わたしから見た不動産業界の要注意人物
・やたらとカタカナ用語や用語の省略が多いひと
・ひとによって態度を変えるひと
・なにかとせかすひと(背中を押すのとせかすは違います)
逆に「疑い深すぎるひと」もいます。
多少の慎重さというのは大事です。
ただ、この慎重さが度を越してしまうと、いつのまにかその行動に自分で酔ってしまっている(慎重に動いている自分ってすごい!など)のです。
保証がないとか、○○の書類(マンションでいうと管理組合の築10年分の総会議事録など)が全部ないのはおかしいとか、そういう理屈で不動産購入を考えている人は、売主が個人の中古マンション購入はまずできないのです。すべての人(売主)がその人が求めているものを所持している(応じられる)のはまずいません(いたら教えてほしいくらいです)。
当時、やんわりと応対していましたが、頑として自分が正しいの一点張りでしたね。
そういう方って、電話や対面でも話し合いって拒むのです。
最後まで拒んでいたので最終的には「お客様の要望はこの物件では応えられません」とお断りしました。
そのあとは知りませんが、このお客様、まだ買えていないのでは?