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なぜ、知識ゼロの女子4人が土木の資格に一発合格できたのか。ド素人流勉強方法も徹底解説します!

。昨年、私たちあそ部ガールズは「2級土木施工管理技士 一次検定」に合格しました!
今回は建設関係の専門学校の卒業生でもなく、建設関係の仕事の経験者でもない、全くのド素人で知識ゼロの私たちが1からガチ勉強して合格するまでのストーリーをまとめた記事となっています。
前半には、「土木施工管理検定」(資格)について深掘りし、後半には私たちド素人がなぜ一発で合格できたのか、どんな勉強方法を実践したのかなど、資格取得に向けて勉強をしている方、これから挑戦しようと考えている方の少しでも参考になればと思います。


▶土木施工管理技士検定とは

「土木施工管理技士検定」は、土木業界でのキャリアアップに直結する国家資格です。「施工管理技士」は、土木に関わらず建設業の国家資格の中で需要が高いものの1つとして挙げられます。施工管理技士検定に合格すれば取得できる資格であり、管理技術者や主任技術者という役職で勤務することができるようになります。また、「専任の技術者」として認められたり、大きな工事にも携われたり、お給料がアップしたり、取得するメリットもたくさんあります!
現場の全体を管理する「管理のスペシャリスト!!」
響きがいいですね(*‘∀‘)

そんな施工管理技士には7種類の資格があることはご存じでしたか??私は今回初めてこんなにも種類があることを知り、びっくりしました。建設業に関りのない方からすると、そもそも「施工管理ってなに?どんな仕事してるの?」と名前は聞いたことがあるけど、一般的には詳しく知られていないというのが現状だと思います。
まずそんな方にはこちらの記事を読んでいただきたいと思います!呼んでいただいたらこちらに戻ってきてください!(笑)



おかえりなさい。(笑)
それでは続きを…

先程お話しした施工管理技士の7つの資格がこちらです。

工事の種類によってそれぞれのスペシャリストが存在し、その方々の管理技術と職人さんの技術、他にもたくさんの方の力が融合し初めて工事が進められます。そして、私たちが暮らす安心安全な街づくりへと繋がっていくのです。
初めて建設業に関わる仕事に携わるようになってから私が1番感じることは、大きい・小さい関係なく1つの工事には数えきれないほどたくさんの「人の力」が必要であり、決して1人・1社の力だけでは成し遂げることはできない。だからこそ協力やチームワークが大切だと仕事をしていく上で強く実感しています。そして、色んな方と広く深く「繋がり」が持てるというところも建設業の魅力の1つだと思っています。

▶施工管理技士検定を受けたい・受けようとしている方は要チェック!

施工管理技士には上記のように7つの資格がありますが、すべて1級と2級に分かれており、さらに各級で1次検定と2次検定に分けられています。

<1次検定と2次検定>
・1次検定
基本的に80問中60問を選択し、6割にあたる36問正解すれば合格。問題はマークシート4択です。
2次検定
記述式の試験です。第二次検定では説明をしたり、正しい数値を回答したりより具体的で正確な理解が必要となります。

そして、令和5年度までは施工管理技士の資格を受験するためには、業務の経験年数が問われていましたが、令和6年度より1次検定の受験資格が緩和され、経験年数が問われなくなり1級は19歳以上、2級は17歳以上であれば誰でも受験できるようになりました!

ここで今回私たちが受験した土木施工管理技士令和6年度の合格率を発表します!
1級 1次検定44.4% 2次検定41.2%
2級 1次検定44.6% 2次検定62.5%

私たちはこの44.6%の仲間入りです!受験の時は全く自信がなかったので本当に合格できて一安心。

▶the story of us ~ド素人4名「合格」までの道のり~

昨年の4月か5月頃だったと思います。
ある日の仕事中、清水さんからあそ部のチャットグループに一通の通知が届きました。
「皆さん秋に開催される2級土木施工管理技士補の試験を受けましょうー📝
資格を取って損をすることはないと頭の中では分かっていましたが、「土木施工管理技士」と聞くと知識ゼロに等しい私たちからすれば、その時はすごくハードルが高い感覚でした。以前にも清水さんが「この資格はみんな受けたらいいやん」「チャレンジしたらいいと思う」とコメントされているシーンは何度かありましたが、私たちはしれっとすり抜けてきたのが正直なところ…。今回もなかなか申し込みに進む決意ができず、気づけば7月になろうとしていました。そして私たちはようやく覚悟を決めます。

自分たちのケツを叩く意味でも、まずは申込みをして勉強スイッチをONにせざるを得ない状況を作るという方法で、みんなで一斉に申込みボタンをクリックしました。
申込みが完了してからは「もうやるしかない」と徐々に私たちの火は赤く灯っていきます…

今後、豊開発では事務職や現場職など職種に関係なく、建設業に携わる社員の一員として、基本的な知識を身に着けるために2級土木の筆記試験(2級土木施工管理技士補)の取得必須になるという話も進んでいます。
採用や広報の担当だとしても、自社の情報を外へ発信する際に会社のこと、また根本的に建設業のこと、土木のことを発信する側がしっかり腹落ちできていない状況で人に伝えても説得力があるとは言えません。
より魅力的で説得力のある発信をするために、今回の資格取得は絶対に意味があり必要だと考え、私たちは試験に向けて猛勉強するのです。

【あそ部ガールズが教える勉強方法の極意】
今回ド素人の私たちが「2級土木施工管理技士検定」に一発合格した要因である勉強法の極意を紹介します!(笑)
是非参考にして下さい!


・極意その1 ビジュアルのよい参考書を選ぶべし!

まず、ド素人の私たちに1番必要だと考えるのは参考書です。しかし、なんでもいいというわけではありません。右も左も分からない私たちのような初心者の方は、とにかくビジュアルのよい参考書を選ぶべきだと思います。
そして、こちらが今回私たちが1番お世話になったであろうイケメン(ビジュアルがよい)相棒です。

イケメンの相棒

この参考書はとにかく「分かりやすい」他の参考書と比べて圧倒的に違うところはまさにビジュアルのよさです。専門用語を覚えるにもやっぱり文字がずらっと並んでいるだけでは、なかなか頭に入ってきません。しかし、この参考書は工事の方法や重機の種類なども図解&イラストを交えながら丁寧に解説してくれているし、カラフルな色合いなので初心者の私たちでもイメージが付きやすくすごく覚えやすかったです!今回この参考書は、豊開発の福利厚生である「書籍購入補助」を利用して、みんなで同じテキストを購入しました!


・極意その2 PDCAサイクルの「DCA」をひたすら回すべし!

分かりやすい参考書を使って、一通り勉強をしたら次のステップに進みます。次のステップは「実践」です。ひたすら過去問を解いて(Do)、答え合わせをして(Check)、見直し・振り返り(Action)の工程を回していきます。

スポーツでも「実践あるのみ」という言葉はよく耳にしますが、まさにそうです。勉強でも同じことが言えると思います。とにかく、実際の試験形式で問題を解くことが本番にむけて最も必要な準備だと私は考えます。基本的な知識だけでは本番には対応できないと、初めて過去問を解いた時に痛感しました。1回目は全員合格点に届いておらず、みんなして「やばい!」と顔を合わせたものです…。毎回「やばいやばい」と言いながらもひたすら問題を解いては見直しをして、とにかく繰り返していくと、だんだん点数がアップし合格点に到達できるようになってきました!過去問を解くだけではいけません!その後の答え合わせから見直しまでが重要です!やればやるほど結果が出て段々自信にも繋がっていくので、この勉強方法は特にオススメです!


・極意その3 みんなでやるべし!

豊開発の取り組みの1つとして「自主勉強会」というものがあります。

2級土木施工管理技士検定を受験することが決まってからは、自主勉強会の時間を使ってみんなで毎週のように勉強をしました。
初めの方は、あのイケメン相棒(参考書)をもとに1単元ずつ先生役を回しながら、1歩ずつ知識をみんなで蓄えていきました。自主勉強会では主に、みんなで参考書を読み合わせたり、先生役がスライドを作成し前に映し出しながら説明をしたり、単元ごとに参考書に載っている小テストを解いたり、とにかくみんなで1ページずつ進めていきました。
一通り参考書の勉強が終わると、次は過去問です。これもまたみんなで一斉に始めて問題を解いていきます。それぞれ黙々と過去問を解いたら答え合わせはみんなで行います。各自問題によって得意不得意があるので分からないところは教え合いながら進め、見直しまでみんなで行っていきます。1人だったらなかなか進まない勉強が、みんなと一緒にすることで「みんな頑張っているからわたしも…」とか「1人だけ不合格になったら…」という逆にいい刺激になったりするので着実に1歩ずつ進めていくことができました!


勉強を始めてから約3.4ヵ月が経ち、10月27日ついに試験当日を迎えます。同時に、みんなで勉強をする日々ももう終わり!しかし、終わってみるとなんだか少し寂しいような…
みんなで「やばい。やばい。」と言いながら進めていた勉強。みんなで過去問を解いて答え合わせをして焦ったり喜んだり、思い返すとあの時間も大変だったけどすごく楽しい時間でした。

そして、試験が終わってから数ヵ月経った12月4日。ドキドキの合格発表です。学校の試験発表のように、合格者の受験番号が(Web上に)ずらっと並んでいて自分の番号を探すためみんなでパソコンの前に立って番号を探していきます。
「1220701233」「1220701235」「1220701236」・・・
そして「1220701237」「122701238」「122071239」3つ続きの番号を確認!(試験当日澤さん、みなみさん、私は席が並んでいたので受験番号も横並びでした!)
席が離れていた楓さんの番号も確認し、あそ部ガールズ見事全員一発合格です!!
ゼロからのスタートでこんなにも頑張れたのは、紛れもなくあそ部ガールズの存在があったからです!いい刺激をもらいながら、時には励まし合いながら…頑張った自分たちにご褒美でみんなで「アフターヌーンティー」に行ってきました!自分たち本当にお疲れ様でしたーー!

お疲れ様会の様子♡

▶豊開発が備える魅力満載の受け皿

豊開発では「自律・自走」を重要視しています。
自分で考えて、色んなことに挑戦していく。しかし、挑戦というのはハードルが高くなればなるほど勇気や覚悟がどうしても必要になり、一歩目を踏み出せるかどうかが重要になると思います。その挑戦の一歩目を勢いよく踏み出せる環境が整っているのが豊開発の強みでもあります!「資格取得補助」や「書籍購入補助」「自主勉強会の実施」といった自己啓発に関する制度が整っており、「チャレンジしたい」という社員の前向きな気持ちをサポートしてくれます!
今回私たちが受けた「2級土木施工管理技士検定」も会社の資格取得補助の制度を利用して受験し、勉強に必要な参考書などは書籍購入補助を利用して購入したので、自己負担は一切ありませんでした!
資格を取りたいと考えているけど「受験料が…」「参考書も高いしな…」と金銭面での心配があることでなかなか行動に移せない方でも、こういった会社の制度を利用することで思い切ってやりたいことに挑戦できます!
これらの福利厚生制度や取り組みは、豊開発の魅力として特に自慢できる制度です!

2級土木施工管理技士補の次は何に挑戦しようかなぁ
深掘りはつづく…