【高校生のための士業入門】司法書士と行政書士って仕事内容は何が違うの?
意外と知らない法律や税金などの問題を、士業のプロに教えてもらう連載企画。難しい話も、自分のことなら大事な話! 未来の自分の役に立つかもしれない話を教えます!
裁判所や法務局に提出する書類を作成する司法書士と、官公署に提出する書類、権利義務または事実証明に関する書類を作成する行政書士。今回は、司法と行政それぞれに提出する書類作成のプロの仕事内容について勉強していきます。
A.司法書士と行政書士はそれぞれ異なる分野で法的サポートをしています。主な仕事の具体例には、裁判所や法務局などに提出する書類を作成するのが“司法書士”で、市役所や官公署といった行政に提出する書類を作成するのが“行政書士”の仕事になります。
資格を持っている人でないとできない“独占業務”がありますが、司法書士と行政書士の仕事では、一部の業務内容において被っている部分もあります。それでは司法書士と行政書士が作成している書類について説明していきます。
司法書士と行政書士の仕事の違いとは?
司法書士が作成する裁判所や法務局などに提出する書類と、行政書士が作成する市役所や官公署といった行政に提出する書類とは一体何なのでしょうか? 詳しく見ていきましょう。
司法書士と行政書士の仕事には上記のような違いがありますが、一方で、司法書士と行政書士のどちらもできる共同独占業務もあります。日本に住んでいる外国人が日本国籍を取得する際に提出する“帰化許可申請書”、検察が不起訴にした判断が妥当だったかどうかを、有権者からくじで選ばれた11人が審査する“検察審査会”で提出する書類の作成などは、司法書士・行政書士どちらも対応できます。
具体的にはどんな書類を作っているの?
登記や許認可申請など、難しい言葉ばかりで想像しにくい人もいると思います。それでは、身近な例で考えてみましょう。
まとめ
私たちの身近なところの法的なサポートをしてくれる司法書士と行政書士。将来、登記や新事業を始める時の許認可申請に困った時は、司法書士や行政書士にぜひ相談してみてくださいね。
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