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木曜夜のバッティングセンター

大学の頃の友人と飲んだ。

卒業後も定期的に会うくらい仲のいい友人だ。しかし、2024年に会うのは12月が初めてだということに気づき、ことよろと良いお年をたった1日で済ませた。

仕事や当時の懐かしい話など色々話す中で、お互い長年付き合った彼女と別れたという共通点があることが判明。男2人でお互いの傷を舐め合いながらワインを飲んでいた。

次どこいこうかという流れで、友人がバッティングセンターに行こうと言い出した。野球とは無縁だった私はあまり乗り気じゃなかったがせっかくなので行ってみることに。

ワンプレイ20球、330円という相場が高いのかどうかも分からなかったが、とりあえず打席に立ってやってみた。

飛んでくるボールに当てるのってこんなに難しいんだな、後ろから見てると遅く見てるけど、実際打つってなると早いな、などと野球経験者なら誰もが感じることを私も同様に感じていた。

もっと早い速度の硬球を木製のバットでバンバンホームランしている大谷翔平の凄さを身をもって知った。

1番印象に残っているのは、スーツを着たおじさんが打席にいたことだ。

仕事終わりに毎日来ているのだろうか?

どんな気持ちで来てるんだろう?
お世辞にも上手いとは言えない。ストレス発散するにしてはあまりいい方法ではないように思う。

でも、あの空間にはいろんな会社で働くおじさんたちがみんな野球に夢中になっていた。

奇妙だが、微笑ましい光景を見せてくれた友人に感謝。

先日のノートで毎日新しいことに触れると書いた。今回バッセンに行ったのが、自分にとっての新しいことだった。

未知に触れるとありきたりな平日でも印象に残るものだなぁと実感した。

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