しつけ講座④脚側行進編
山梨セラピードッグクラブです。今回は「いくらしつけをしても身につかない」そんな飼い主さんのために、知っているようで知らなかったしつけ方法を伝授!これを読めば新発見があるかもしれません。
「リードは張りすぎず緩めに」がポイント
脚側行進は飼い主に合わせ、人と犬が一体になって歩く訓練です。この訓練は最も大切な訓練のひとつですので、犬の意識を集中させながら訓練しましょう。
脚側行進の訓練を始める前に、犬が飼い主さんの左足の延長線よりも右側に来ないように習慣付けるようにします。
犬のポジションは常に飼い主さんの左側です。この習慣がついたら、いよいよ訓練の開始です。左k側に犬を停座(マテ)の姿勢で待たせ、十分に犬との呼吸を合わせ、「アトエ」の号令と同時に歩行をスタートします。リードのショックを効果的に操りながら10メートルくらいの距離を往復繰り返し行い、最後は停座(マテ)の姿勢で終了します。この短い距離での訓練を繰り返し行うことに意味があります。
まっすぐ歩くことができるようになれば徐々に歩くスピードを変えたり(常歩、緩歩、速歩)、途中で左右の回転を入れ、方向転換を入れたりしてみましょう。そういった変化を入れることで、どんな状態であっても犬の集中力が飼い主さんに向き、集中力が増していくはずです。
脚側行進 ポイント①
愛犬の両足が飼い主さんの足よりも前に進んでしまったら停座からやり直します
脚側行進 ポイント②
歩くスピードを合わせるため、犬が時々飼い主さんを確認するようになります
今回のまとめ
基本的にリードは張りすぎることなく緩めに持つのが、この訓練の最大のポイントです。条件が許すなら、時々はロングリードを付け、自由に放しながら飼い主さんに追従するまで無視しながら歩き続けるのも有効な手段のひとつです。(訓練場所はご注意ください!)変化を与えることで犬は飼い主さんに対し常に注意を向けるようになるはずです。
幹先生のコラム 〜人犬一体になる喜び〜
飼い主さんのコマンドが的確に愛犬に伝わることで、愛犬は徐々に自らで状況を考えるようになります。この段階に至るまでに重要なのは「人犬が一体」になること。飼い主さんが歩くスピードに合わせ、左側で犬がぴったり寄り添って歩く脚側行進は、まさに「人犬が一体」の喜びを体感できる訓練でもあります。
マガジンでまとめているので、他の講座もぜひご覧ください!