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ポンコツの僕は、もがきながら生きてきた。
僕はこれまで自分の道を進んできた。
「無理だ」と思われても、プロ野球選手を目指した。
夢は叶えることが出来なかったし、挫折もした。
ずっと引きずっていたけれど、今は自分の生き方に胸を張れる。
先日、高校の先輩がサヨナラヒットを打ったとニュースになっていた。
昔の自分ならば、すごく複雑な気持ちになっていただろう。
でも、今は爽やかな気持ちで見ることができる。
「先輩、すごいな」と思える。
中学3年生のときだった。
学校がしんどくなった。
部活の顧問が合わない。
クラスのメンツが好きじゃない。
部活のメンバーと合わない。
小さな理由はたくさんあった。
でも、自分自身はよく分かっていなかった。
ほんとの理由が分かったのは、つい最近。
30歳を超えてからだった。
人の目ばかりを気にして、疲れてしまったから。
自分の気持ちが誰にも分かってもらえていない気になり、孤独を感じていたから。
高校生になり、野球部に入るも、周りの人たちの凄さに圧倒された。
失敗するのが怖くなり、野球をするのがイヤになって部活を辞めた。
辞めたこと、途中であきらめたことは今でも後悔している。
たとえプロになれなかったとしても、最後までやっていたかったなと思う。
でも、強豪校へ行ったこと、プロ野球選手を目指したことについては後悔していない。
10年近く引きずることにはなったけれど、僕にとっては野球選手を目指して努力した日々は決して色あせない。
人は、一度の失敗に対して大きく捉える。
特に他人。
NPO法人を立ち上げるとき、メンターと呼ばれる先輩起業家に「また、ひきこもりになることはないのかい?」と聞かれた。
なるほど、そんなふうに思われるのかと思った。
周りの人は、勝手にレッテルを貼る。
「ダメなやつ」
「逃げたやつ」
「学校へ行くことが出来ないやつ」
一面を切り取ると間違ってはいない。
でも、人生は平面では出来ていない。
喜怒哀楽があるように、多面的に出来ている。
光があるところに影が出来るように、表もあれば裏もある。
不登校の子どもたちを見ていると、なんて不器用なんだろうと思う。
もっと器用に生きたらいいのに、なかなか出来ない。
クセは強いし、こだわりも多い。
しかし、見ようによっては、「筋が通っている」とか「信念を持っている」と言える。
でも、周りの人たちは「不登校の子ども」というレッテルだけを貼る。
子ども自身も自分のことを同じように見ている。
「みんなが出来ることが出来ないヤツ」みたいに。
自信を持てず、悩む。
未来が見えず、苦しむ。
僕も同じだった。
もっとラクに生きることは出来ないのかと思ったし、苦しみの中で手探りで進んできた。
みんなと同じになろうと思ったこともある。
型にはまろうとした。
でも、出来なかった。
みんなが出来ることが出来ない。
なんて自分はダメなやつなんだろう……。
どれだけ自分を情けなく思ったか分からない。
自分がイヤで嫌いでたまらなかった。
なのに、今、僕はとても楽しい毎日を過ごしている。
まさか幸せを感じる日々が来るなんて当時は想像すらできなかった。
毎日が必死だったから。
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