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現実逃避をする不登校の子に対して、出来ること

親御さんとして子どもを見たときに、「やっぱり、逃げているよなぁ」いう感覚になることってあると思うのです。

「無理に学校に行かせようと思わないし、自分のペースで進んでくれたらいい」とは思うものの、「このままで、ほんとうに大丈夫?」と不安になるじゃないですか。

「受験は、する!」「大学へは行きたい」なんて言うくせに、まったく勉強しない。「大学進学する」と言いつつ、「いや、大学なんて行っても意味がない」と言ってみたり。

「いったいこの子は、なにを考えているんだろう?」
「どうすれば、もっとやる気になってくれるんだろう?」
「自信を持って、行動するためになにが必要なんだろう?」

このようなことでお悩みのあなたに、「あっ、だからこういう発言をするのか」「まずは、これをさせればいいのね」と分かるように、子どもの思考や具体的な方法について今回は書いていきます。

不登校の子が自信を持てない理由


学校へ行けない子の多くは真面目です。そのため、“学校へ行けていない”という事実に対して負い目を感じています。「みんな行っているのに自分だけ行けていない」「自分は弱い人間だ」などというように考えるのです。

そして、ダメな自分を責めます。

「なんて自分は、ダメなんだ」「もっとちゃんとしないと」「勉強もやらなきゃ」「ガンバって学校に行かないと」「学校に行かないなら、せめてなにかしなくちゃ」「やりたいことを見つけないと」

自分で自分にプレッシャーをかけてしまうんですよね。

そうでなくても、周りの大人からプレッシャーを感じているのですよ。直接的であれ、間接的であれ、「怠けている」というまなざしを向けられてしまうので。

結果、どんどん自分を追い詰めていき、しんどくなってしまうのです。

誰かと比較して落ち込む。出来ていない自分、ガンバれない自分に苛立ち、自分自身を責める。

負の連鎖で、どんどん自信を失っていってしまうのが、不登校で自信がない子の心理です。

自信が持てるようになるために必要な3つの要素


「自信を持っている」ってすごく曖昧です。自信がある状態って分かりにくいですよね。分かりにくいものに対して、目標にすることは難しいです。

そこで、「自信がある状態」を定義づけしましょう。

自分であって大丈夫と思える。

これが自信を持てている状態だと僕は思っています。

目指すのは、子どもが「自分であって大丈夫」と思える状態。

そのために必要な要素が3つあります。

親、居場所、有能感です。

親   親は、僕のことを分かってくれる
居場所 自分らしくいられるところ
有能感 僕は、できる!

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