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子どもの興味を行動に変える方法 [父親の不登校戦略論 vol.6]

父親として一番に思うことは、子どもには強くあって欲しいということではないでしょうか。

根気強い人になって欲しい。
逃げない人になって欲しい。
強い子でいて欲しい。

子どもが男の子ならば、なおさらこのように思うでしょう。

そんなアナタにとって、不登校で子どもが学校へ行けないことは忸怩(じくじ)たる思いがありますよね。

出来れば、無理をしてでも学校へ行って欲しい。
逃げずに学校へ行って欲しい。
自分の弱さと向き合って欲しい。

なんて思うのは当然です。


忍耐強くガンバること。
根気強くに取り組むこと。

このような力をペンシルバニア大学心理学部教授 アンジェラ・ダックワース氏は、グリット(やり抜く力)だと言います。

どれだけ頭脳優秀でも、グリットスコアが低いと踏ん張ることが出来ません。途中で挫折してしまうのです。

やり抜く力があることによって、ガンバること、努力することが出来るのです。

ただ、「ものすごくガンバること」は、やり抜く力とは違います。

やり抜く力は、自分にとってかけがえのないことに取り組んでこそ発揮される。『GRIT』アンジェラ・ダックワース 

学校に無理していくことが、やり抜く力に繋がるわけではありません。

どんなこともガムシャラにガンバったところで、あまり意味はないのです。

人には得手不得手があります。出来ることもあれば、どれだけガンバっても難しいこともあります。

自分にとって価値があると思えること。興味が持てることに対してガンバることによって始めて、やり抜く力は発揮され、根気は身についていくのです。


子どもは、めんどくさいことは、なかなかやりません。根気もないし、しんどいことからも逃げます。

そんなものなのです。

だからこそ、子ども自身が興味が持てるもの、楽しいと思えるものを見つけることが重要なのです。

自分が楽しいと思えることなら、ガンバることができます。たとえ英単語を一つも覚えなくても、ボケモンの種類は400体くらい難なく覚えることができるのです。

子どものやり抜く力をつけたいと思うのであれば、まずはお子さんが興味が持てることを見つけるところから始めましょう。



興味のタネを見つける

ほとんどの人は「これだ」と思うものが見つかるまでに何年もかかっており、そのあいだ、さまざまなことに興味をもって挑戦していた。
『GRIT』アンジェラ・ダックワース

やりたいことなんて簡単に見つかりません。中高生の時点で、「この仕事しかない」なんて決められるのは難しいです。

大学生ですら就活で悩んでいるのに、中高生が簡単にやりたいことが見つかるでしょうか?

ほとんど働いたこともない、どんな仕事があるかすら知らない中で天職に出会えるなんて、奇跡みたいなものです。

なので、「やりたい仕事」を見つける必要はありません。そんなものは、取り組んでいっていくうちに、だんだん明らかになっていくものなのです。

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