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不登校の子が不屈の精神を身につけるために出来ること


不登校の子になにが出来るかシリーズの第3弾です。
(これまでのものは、下記です)


今回は、「ポジティブ感情を増やして、不屈の精神を手に入れそう」というテーマです。

ポジティブ心理学に、拡張-形成理論(バーバラ・フレドリクソン博士)というものがあります。

簡単に説明をすると、ポジティブ感情を増やすことで、意欲が高まり、脳機能も向上して、幸せになる。といった感じです。

(ものすごーくざっくり説明しています)

つまり、ポジティブな気持ちを持つことが大事ということですね。

ポジティブな気持ちを増やすと、ネガティブな気持ちも押さえることができ、落ち込んだ気持ちからの回復も早くなります。

そのため、「意欲を高める」とか「やる気を出す」を目標にするよりも、まずは「ポジティブな気持ちを増やしていこう!」というのが、不登校の子が目指す方向だと僕は思っています。

ただ、ポジティブな気持ちと聞くと、「楽しければいいの?」と思いますよね。「遊んでいれば、元気になるのか?」と。

でも、違います。快楽主義的な喜びや楽しみは、長期的には幸福に繋がりません。

ジャンクフードみたいなもので、そのときは「美味しい」と思うけれど長続きはしません。

では、なにがいいのかというと、『個人的発達』です。

簡単に言うと、「自己成長」ですね。成長する機会を作ることにより、人は幸福感が増し、意欲も高まっていきます。

そこで、今回は、なかなか意欲が持てない子が取り組めるオススメの活動を紹介していきます。

成長が大事だと言われても、「いや、意欲がないからなにもやらないのですよ!!」と言いたくなりますよね。

「勉強したら?」とか「本でも読んだら?」と言っても、「めんどくさい」「意味ないし」とやる気のない返事をする子も多いでしょう。

じゃあ、どうすればいいのかと言うと、ポイントになるのは、自己目的的です。

その行為自体が楽しいってことですね。

子どもにとって勉強は、手段ですよね。進学や進級のための。けれど、研究者や勉強が好きな人たちは、資格や昇進のために学んでいるのではありません。もうただ楽しいのですよ。学ぶことが。

なので、大前提として大事なことは、「子ども自身が取り組んでいて楽しいと思える活動」です。

進学に使えるとか将来の役に立つなどといった打算ではなく、とにかく「楽しい」と思えることが大切なのです。

ただし、楽しいだけでは、快楽的な楽しみでしかありません。子どもが楽しい活動には、ある1つのことが必要なのです。

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