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不登校の子への関わり方 声かけでスグ使える方法

「観る」と「訊く」をやっいけば、おのずとツボは見えてきます。そして、押すタイミングも分かってきます。子どもが声かけてきて欲しい言葉やタイミングが見えてくるのです。

「観る」と「訊く」については、前回の記事をご覧ください。

じっくり観察をしていると、いつもとの変化に気がつきます。

毎日やってくれている皿洗いが少しだけ丁寧だ、皿の洗い方が違っている。

そんな些細な変化に気がつくようになります。声をかけるタイミングが見えてくるのですよね。

「なにか声をかけなきゃ」って思って子どもにかける声かけは、相手を見ていません。自分目線なんですよね。

子どもは今はどういう状況なのか。どんなことをしているのか。どう考えているのか。それを見ないで、自分のタイミングでつい声をかけてしまう。

これ、みんなやってしまうんですよ。

「忘れないうちに」と思って声をかけにいったり。
「なにか話さなきゃ」と思って、バッと話しかけたり。

しかし、ちゃんと「観る」ことが出来て、「訊く」ことをしていれば、おのずとタイミングは見えてきます。

今回は、ツボを押すポイント、声かけのポイントについて詳しく説明していきましょう。

気をつけるポイントは?


まず、声かけをするときに気をつけることからみていきます。

タイミング
場所

[タイミング]

タイミングとは、「いつ話しかけるか?」ということですね。

はじめにも書いたように、つい自分のタイミングで声をかけてしまうのです。でも、子どもにとっては「今は話しかけて欲しくない」というときもあります。なので、「今は、話しかけても良いタイミングなのか?」というのを常に頭に入れておきましょう。

ただ、タイミングを読み過ぎて、声をまったくかけられないかたもいます。

「いやぁ、なんだか今はまだのような気がして……」といったように。

この場合は、子どもに訊きましょう。

「今、話しかけてもいいかな?」と。

また、「こんなときには声かけて欲しくないことってある?」
「今、この話題には触れて欲しくないことはあるかな?」と教えてもらうのです。

あとは、どんどんチャレンジしていきながら、うまくいく方法を見つけてください。

やっていくと、「あっ、ゲームしているときは声かけて欲しくないのか」「お風呂あがりのタイミングは、冗舌になるね」などが見えてきます。

このあたりも、本人に教えてもらいながら、成功パターンと回避すべきポイントを1つ1つ把握していくと良いですね。


[場所]

話しやすい場所というものがあります。旅行のときは、いろいろ子どもが話してくれるとかありませんか?

リラックスできるところ。落ち着いた空間。普段と少し違う場所。

ところ変われば、子どもも話しやすくなります。

オススメなのは、車です。車では、直接目を見て話すことがありません。これが子どもにとってはラクに話せるのです。

目を見て話すことは重要ですが、それが子どもを萎縮させることもあります。

横に座って会話する。散歩しながら、並んで話す。

どこで話すのか? どの位置で会話するのか? そこまで気をつけると、うまく会話ができることが増えていきます。


スグ使える声かけの方法


タイミングも場所も気をつけた。さぁ、いざ声かけをしよう。

さて、なんて声をかければいいでしょうか?

基本的には、前回に書いた内容に取り組めば、そのまま声かけになります。

「観て」「訊く」ですね。

ただ、それでも「なにを訊いていいか分からない」「いや、かける言葉が見つからない」というときもあるでしょう。

そんなときに使える方法をいくつかご紹介しますね。

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