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今の自分がイヤで嫌いでなんとかしたいアナタが具体的に取り組めること


僕は、ずっと自分に自身を持てずにいました。褒められても「いや、自分は全然だ……」と思い、なにかで成果を出しても、「これはたまたま。運が良かった」と思っていました。

自分を変えたいと思い、たくさんの自己啓発本を読む。

でも、変えられない。

変われない自分にとことん嫌気がさし、しまいには「どうせ自分なんて変わらないんだ……」と諦めるようになっていきました。

それでも、「なんとかしたい」と思い、”自信”に関するありとあらゆる本を読み、心理学を学びました。

「どこかに突破口はないだろうか?」と、ガムシャラになって探しました。

この記事には、僕がこれまで学び、うまくいった方法や参考になったことだけをまとめています。

具体的になにをすればいいかも書いています。

自分自身がイヤに思う。
変われない自分に嫌気がさしている。
自信が欲しい。
自分が嫌いだ。

かつての僕と同じように悩んでいるかたに読んでいただければ、嬉しいです。

1. 自己肯定感を高めるためにできること


変えられないものを知っておく

たとえば、性格は天性のもので基本的に変えることはできません。ビックファイブと言われる性格診断がありますが、内向的な人はずっと内向的だし、協調性がない人は他人に関心が向きにくいです。

僕はずっと内向的なことに悩んでいたのですが、「そういうものだ」と分かってから気持ちがすごーくラクになりました。

また、協調性がないので、他人に全く関心がないんですよね。学校では授業中に筋トレしているし、休み時間は一人で本を読んでいるような子どもでした。

でも、子ども心に「自分はダメなやつだ」と思っていました。もっとみんなと遊ぶことが必要だし、仲良くしなきゃダメなんだろうと思っていたのです。

しかし、人の性格は変わりません。内向的な人は、内向的な生き方があるのです。内向的な人が無理をして、外向的に振る舞うとものすごーくしんどい。

僕は飲み会に行くと、次の日までぐったりするほど、人と付き合うのが苦手です。まずは、変えられないものに対して悩むことをやめましょう。性格も考え方も捉えかたも、すべてアナタです。これまで生きてきた中で培ってきたものなので、それを変えるのはすごく難しい。過去を否定する必要はありません。もし、なにかを変えたいのであれば、考え方を変えるのではなく、行動を変えましょう。

内向的な性格がイヤならば、カフェの店員さんに笑顔で挨拶をするところから始めてみましょう。出来ないことに対して悩むのではなく、出来ることを考えてみてください。

自己受容ができるための3ステップ

自分のあるがままを受け容れましょうなんてことがさかんに言われます。

「いや、それが出来たら苦労しないよ……」と思いますよね。


そこで、どのように自己受容していけばいいのかについて説明していきます。

まず、前提からお話をすると、”受容する”とは、否定しない、肯定しない、評価しない、判断しないということです。ありのままそのままを中に取り込むといった感じ。素材の味みたいなところですね。

ポジティブ思考の問題点は、ネガティブな感情を否定するところにあります。「ダメだ。ダメだ。また、ネガティブに考えてしまった。ポジティブに考えないと〜」

これって評価しているんですよね。ポジティブな思考はOK。ネガティブな思考はダメと。

でも、考え方に良いも悪いもないのです。あくまで思考のクセで、ネガティブに考えることが悪いわけじゃありません。

楽観性があるほうが幸福度は高いのですが、楽観性は身につけることができます。ネガティブ思考でも楽観性を身につけることはできるのです。


① まずは、気づくことから始める


自己受容できるようになるためにも、まずは”気づくこと”から始めてください。

実は、思考って勝手にグルグル回っていて、気がつかないことが多いのです。

ネガティブ思考の人は、自己批判や自己否定、自己嫌悪になれていて、ネガティブに考えていることに気がつかなかったりします。

当たり前過ぎて、意識していないんですよね。

だから、まずは気がつくことから始めていきます。

「あっ、今、ネガティブに考えているぞ〜」「あっ、今、私、自分を批判したっ!」と気づきましょう。

まずは気がつくことだけでいいです。

無理に考え方を変えようとせず、ただ客観的に自分を見てみる。

「私、自分を否定しているなぁ」と。

そこで、「ダメだダメだ」と思ったり、「また、ネガティブに考えているよ」と落ち込んでも気にしないでください。

落ち込んでいることに気がつけばいいです。変えようと思っている自分に気がつけばそれでオッケーです。

まずは、日記をつけることがオススメです。

落ち込むことがあったとき、不安な気持ちがわいたとき、その気持ちを記録しましょう。


② 味わってみる

気がつけるようになると、次はその感情をとことん感じてみます。不安や悩みは、隠したり、騙したりすることで、どんどん増していきます。実は、味わい、キチンと不安な感覚を感じたほうがスッキリするのです。

たとえば、不安に感じたとき。「大丈夫、気にしない」と思うのではなく、「私は、今、どんな気持ちなんだろう?」と考えてみましょう。そして、不安な気持ちをとことん味わってください。

「心臓の鼓動が早くなっている」「背中に汗をかいている」「気持ち悪い」などなど。

暗闇の中が恐怖なのは、なにも見えないからです。明かりをつけ、全てを見えるようにすれば、なにも恐れることはありません。

大きすぎる不安に対処するのは難しいので、始めは小さな不安から始めてください。

不安を心の中に押し込むよりも、むしろ向き合ってみたほうが気持ちがラクになるってことが感覚として掴めてきたら、より大きな悩みや不安にも向き合ってください。


③ 受け流す

不安な気持ち、自己否定の感覚が出てきたときに、気がつけるようになった。そして、少しずつ向き合えるようになった。そうなってくると、最終段階です。最後は、不安な気持ち。自己否定する気持ちを受け流しましょう。

人によってイメージは様々なので、自分がしっくりくるものを見つけてみてください。

受け容れる。受け流す。いろんな表現があります。

僕は、土の中に水がしみこむように、少しずつ少しずつ体の中に入ってくるようなイメージを持っています。

風にながれていく雲のようにイメージしても良いでしょう。

川の流れに身を任せる魚もイメージしやすいかもしれません。


無理矢理にイヤな気持ちを「受け容れるぞ!」と思っても、難しいですよね。

ポイントは、決してあらがわないこと。抵抗しないことです。

ありのままを受け容れることです。

まとめ

自己受容は、訓練です。スグに出来るようになるわけではありません。まずは、気づくことから始めて少しずつ少しずつできるようになっていきましょう。

コツは、メタ認知です。客観的に自分を見ることで、受容しやすくなります。疲れているなぁ。なんだかイライラしているなぁ。なんだか気分が悪いなぁ。いつもよりも集中できていないなぁ。などなど、自分のことを客観的に見ることかできれば、ネガティブな気持ちにも気がつきやすくなり、ありのままを受け容れることも容易になってきます。

無理せずにちょっとずつ自己受容できるように取り組んでいってください。

心理学会で今アツい! セルフコンパッションとは?


近年、心理学会ではセルフコンパッションが集中的に研究されています。セルフコンパッションとは、自分への思いやりです。自分に対して寛容になるものと言っても良いでしょう。セルフコンパッションが高い人は3つの特徴があります。

① 自分の失敗や誤りに対して寛容である。
② 人は誰でも失敗するということを受け入れている。
③ しくじったり目標達成できなかったりしたときに、マイナスの感情に対してバランスのとれたアプローチが取れる。

さて、あなたは自分自身への思いやりを持つことができているでしょうか?

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