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不登校の子が今スグに出来る人の役に立つ方法 - 貢献感で自信をつける-

不登校の子である多くの子は、劣等感を持っています。

学校にはみんな行けている。なのに自分だけ行けていない。みんなが出来ることが出来ていない。なんて自分はダメなのだろう。みんなより劣っているのだろう。

そのように考え、自分を責めてしまいます。

フリースクールに来ている一人の子に「どれくらい自信ある?」って聞くと、「60点」という答えが返ってきました。勉強にも取り組み、友達とも楽しそうにやりとりをしている。なぜだろうと思い聞いてみると、「学校行っていないから」と言うのです。

学校へ行きたいとあまり思っておらず、学校が嫌いな子でもそのように考えてしまうのかと衝撃を受けました。

それほど不登校の子たちにとって、学校に行っていないという事実は、コンプレックスであり、苦しいことなのだろうと思います。

そのような状態では、どうしても自分に自信を持つことが難しい。

親御さんからもよく「どうすれば、自信をつけてあげることが出来ますか?」とご相談をうけます。自信がなさそうな我が子を見ると心苦しいでしょう。

なんとかしてあげたい。「あなたにはあなたの良いところがある」と思うし、「大丈夫だよ」と言いたい。

でも、言ったところで「いや、無理だし」「どうせ、出来ないよ」とネガティブ発言ばかり。励ましても、褒めても、子どもの心に届かない。

いったいどうすればいいの……。

そのようにお悩みのかたにオススメな方法を今回はご紹介します。

テーマは、『貢献感』です。


誰かの役に立てることがあると、自分は大丈夫と思えます。
「ありがとう」と言われると、自分にも存在価値があるなと感じます。

努力して、なにかの結果を出すことで成功体験を得て、自信をつける方法もありますが、時間もかかるし、大変です。

しかし、人の役に立つことは、今持っている能力だけで出来ます。

電車でお年寄りに席を譲るのに、1年間修行が必要なんてこと、ありませんよね?

やろうと思えば、スグに出来ることなのです。

ただ、具体的にどうすれば人の役に立てるか分からないですよね。分かりやすく困っている人はなかなかいないでしょう。

自信が持てていない子は、「自分はなにも出来ない」と思っているので、「どうせ自分は役に立てない」と勝手に考えています。

そこで、子どもでも簡単に出来る人の役に立てる方法をご紹介していきます。

ポイントになるのは、「誰かのためになにかをしない」ということです。

え? 役立つってことは、誰かのためにするんじゃないの? と思いますよね。

ただ、子どもはあまのじゃくなところがあります。

「誰かのためになにかしようよ」と言うと、「いや、そんな偽善者みたいなこと、イヤだし」となることが考えられます。

「めんどくさい」で一蹴されるかもしれません。

だからこそ、大事なのは、取り組み自体が楽しいということです。子どもが好きなこと。得意なこと。関心があること。

純粋にやっていて楽しい。自分が楽しいことが結果的に誰かの役に立っている。このような状態になるのが理想です。

プロ野球選手って別に誰かを感動させるためにホームランを打つ訳ではありません。

自分の成績のため。プライドのため。お金のため。まずは、自分のためにガンバります。それが結果的に、チームのためになり、ファンのために繋がっていくのです。

今回は、不登校の子が今スグに出来る人に役立つ方法を10個紹介します。

子どもが読むように書きましたので、良かったらお子さんにも見せてあげてください。

「この中で、なにか出来ることある?」と聞いたり、「どれなら出来そうかな?」と一緒に考えるのも良いですね。

印刷して、「ちょっと読んで見て」と渡すのも良いでしょう。

「ねぇねぇ、なんでも屋っておうちバイトやらない?」と誘ってみるのもいいですね。(おうちバイトの詳細は、このあとの文章をお読みくださいね)


自信をつけるためにも、誰かの役に立つことをしよう

自信をつけるために出来る簡単なことは、人の役に立つことです。

誰かに「ありだとう」と言われたら誰だって嬉しいですよね。

すごい結果を出して、人に褒められることを目指すのは、とても大変。失敗したらイヤになることもあるでしょう。

けれど、実は人の役に立つことってそう難しいことではありません。なにに困っているかを見つけ、それを解決する手助けをする。

たったそれだけです。

友達に対して役立つことをすると、信頼が増すでしょう。家族に対して取り組むと、喜んでもらえます。

でも、じゃあ実際にやってみようと思っても、なにをしていいか戸惑うかもしれませんよね。

そこで、今回は「スグに出来る! 人の役に立つためにできること10」をまとめました。

ぜひ、出来そうなところから始めてくださいね。

あっ、そうそう、注意したいのは、褒められるためにしないことです。

誰でも承認欲求はあります。

認められたいし、褒めて欲しい。その気持ちは純粋な心なので決して悪いことではありません。けれど、評価を気にしすぎると、結局何のためにやっているのかが分からなくなってきます。

例えば、一生懸命に自分のオススメ漫画をブログで書くとしましょう。

その時に、人に褒められることだけを考えていると、書くのがイヤになるでしょう。がんばって書いても、褒めてもらえないと、やる気がなくなっていきます。

まずは、自分自身が取り組んでいて楽しい。誰から評価されなくてもやりたいと思える。そういうことを見つけましょう。

好きな事と言うのは、誰から評価されなくてもできることです。

楽しく取り組む。自分ができるからやる。その先に誰かの為になるという結果があるのです。

すべて取り組む必要はないので、下記から出来そうなことを選び、取り組んでみてください。

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