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自分自身を知ることで子どものことがもっと分かるようになる

「子どもがなに考えているか分からない」
「理解出来ない行動をします」
「言っていることとやっていることが違います」


このようなお悩みをいただくことがあります。

不登校の子は、頑固だし、こだわりも強い。
独特な部分もあるので、理解しにくいこともあるでしょう。

では、そのようなときどうすればいいのでしょう?


子どもを理解するためになにをしたらいいのでしょうか?

子どものことをよく観察する
子どもの話をじっくりと聞く
子育て本を読む

どれも正解でしょう。


しかし、実はもっと近くに取り組めることがあります。


それは、自分を知ることです。


分からないとは、自分とは違うということ

「子どもが分からない」とはどういうことでしょう?

ある子どもが「私にはあなたが理解出来ません」と先生に言われたそうです。

それを聞いた父親は、「喜べ。先生に理解出来ないくらいの器をお前は持っているということや」と言ったといいます。


分からないというのは、自分とは違う、自分の価値観と違っているということです。

僕たちは、普段、箸を使って食事をします。

しかし、国によってはスプーンやフォークを使います。

素手で食べるところもあるでしょう。

子どもが、カレーを素手で食べている人を見ると「あの人、どうして素手で食べているの? 変なの」と思うことでしょう。

これが、”理解できない”ということです。

A ならば B だ。

僕たちの頭には、この図式がどんなことにもあります。

「ご飯を食べるときは、なにか道具を使って食べる」みたいな感じですね。

子どもなら学校へ行くべきだ

という図式があるから、大人は子どもを学校に行かせようとします。


学校は楽しいものだ

と思っているから、学校へ行けない子が理解できません。

難しいのは、自分の中にある公式はあまりにも当たり前過ぎて、ここに書いたような図式化が出来ていません。


大人になって「どうして、箸を使ってご飯を食べるのだろうか?」と疑問には思わないですよね。


当たり前なことは、「そういうものだ」と思うので、改めて疑問に持つことがないのです。


子どもを理解するには、まずは自分を理解すること


結論から書くと、子どもを理解するには、まずは自分を理解することから始めましょう。

なぜか?

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