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子どもにルールなんて必要ない。


サークルで「子どもがルールを守らない」という話があり、あらためてルールについて考えてみた。

ルールを運用する方法はある。
テクニックや手法もある。

けれど、根本的なことを言うと、僕はルールなんてほとんど必要がないと思っている。

ほとんどの人は、ルールを"管理”するために使っている。

ビジネスの世界では、マイクロマネジメントといって、細かく管理することは社員のモチベーションを下げる行為だと言われている。

僕自身、かつては、細かく管理をしていた。スタッフのタスクを確認して、全部ちゃんと出来ているかを聞く。

結果、お互いにストレスがたまる。

問題なのは、やっていないときにイライラすること。そして、たとえキチンとやっていたとしても、「これイマイチだぞ」と言いたくなる。

管理というのは、ヘタをすると自分の思い通りにさせようとしてしまう。

自分自身でもイライラするので、もうすべてを放っておくことにした。

たまに、「あれ、どんな感じ?」と進捗は聞く。
けれど、それくらい。
あとは、本人に任せる。

仕事に慣れていない大学生の場合には、「どうなっている?」ではなく、「分からないことある?」「困っていることない?」と聞いている。

これは、管理ではなくサポート。

本人がやりやすいように補助している感覚。


子どもは管理が必要?

大人なら自分で出来るかもしれない。けれど、子どもの場合は自制心もないし、管理する必要があるのよっ!

そのような意見もあるだろう。

しかし、管理されるというのはイヤじゃないだろうか?

思春期になり、子どもは親離れしたいと思っている。
にも関わらず、親から口うるさく言われる。

そりゃあ、反発もしたくなる。

たとえば、旦那に料理の味付けを毎回ごちゃごちゃ言われるのは、どう感じるだろう?

妻に服装についてとやかく言われるのは、ストレスではないだろうか?

誰だって管理されるのはイヤなもの。

これはアドラー心理学でいう『課題の分離』にあたる。

料理の味付けは、私自身の課題であって、旦那の課題ではない。
服装も同じ。どんな服装をしていたとしても、妻が直接困ることはない。

自分のことについてとやかく言われるのは、苦痛が伴う。反発したくなる。

そのため、ルールを守っていないことに関して、子どもとぶつかる。

「なんで守っていないのよっ!」
「うるせー」と。


親として、ちゃんと管理すべき!?

たとえ本人がイヤがるとしても、親としてちゃんと管理すべきだと思うのです。

この考えの裏には、「子どもはなにも言わないと堕落する」「この子はなにも出来ない」「キチンとルールを作って管理をしないと、なにもしない」という意識がある。

これは、すべて子どもを信じていないことになる。

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