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運命の甘い毒
2022年5月18日 17:43
わたしは 水色の世界にいる眠りについた わたしは遠き時 その場所にいたその水色は 風のようであり ゼリーのようでもあり甘い香りがしたわたしは、いつも満足げわたしは、いつも幸せそこにいるある時赤い一滴それは、少しずつ世界に広がるまた、一滴それは、わたしに集まり新たな肉体と言うものを作り始めたそれが出来上がるころわたしは、水色の世
2021年9月1日 01:51
彼女は閃光のように現れた!重く積み重なった地層の想いその重さに人生を諦めていたある時、激しい苦しみ見えるもの聴こえるもの感じるもの全てがツライ人がわからなくなり今、過去、現在、未来わからないそんな中にも照らす光もあったそのわずかな光を感じては闇に潜り自らの地層を掘り返していくやがて自らのコアへたどり着くその瞬間閃光のように世界は
2021年5月4日 23:33
優しき娘がいた人を癒やし心に寄り添う 多くの薬草や石、動物、水癒やしの為に知らぬものはなかった 人々は娘の微笑みと歌声も好きであった 祭りがあると男達は彼女と踊るために花を送る 彼女は誰の花も受け取ることをしない 人々は彼女が神に身を捧げていると噂する 人々は彼女が己の運命を嘆く過去を持つと噂する 誰もその心を知ることはなかった ある夜村に聞き慣
2021年8月22日 17:24
炎は形を成し龍になるそれは名を持たず自由に流れ自由に炎を広げた時に、人の情熱の種火となり時に、浄化の炎となり時に、愛の炎となり名を持たず形を持たず気まぐれに燃える永き時に多くの人々ともいたそれの中には燃える炎とともに孤独があった消えぬ孤独その孤独は自らを焼き人さえも焼く大切な人も焼いた自らの炎を恐れ闇に身をおく闇を照らす闇を焼く期
2021年8月20日 22:41
その瞳は美しく輝く世界が暗闇に包まれようと人の声が途絶えようと輝きはより美しく一人そこにある夕暮れ時彼女の髪は風にゆれ遠き日没に紅い夕陽は頬を照らす鳥は、その瞳を空は、その美しさを水は、その清らかさをたたえ映し出す