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運命の甘い毒
2022年6月26日 16:40
ふたりで自分を生きようそれぞれではない二人で自分を生きるこの星に降りて幾年月星は忘れても 約束は忘れても 時は忘れなかった二人で自分を生きようあなたが私であるように私があなたであるように星の雫は、今も輝いているわたしたちの中落ちた雫は芽を出し それぞれを生きてきた落ちた雫は 痛みも喜びも その内に蓄えているいま、ヒトツとなりまた輝く
2022年6月24日 10:25
傍らにいて 寝転ぶあなたわたしは あなたに言葉を注ぐ安らぎ 満たされる時わたしは あなたに言葉を注ぐあなたは そっと腕を回し わたしを抱きしめる傍らにいて ともに歩く時わたしは あなたに想いを告げるあたなは 前を見たまま 恥ずかしそうに微笑む傍らにいて あなたが苦悩する時わたしは あなたに優しさを注ぎたいあたながしてくれるよう
2022年6月22日 00:57
あなたに贈るあなたに 届けて わたしの残される 想い人は いつか時が満ち旅立つその時わたしはあなたに 残せるものわたしは 残したい言葉わたしは残したいあなたへの ことば二人の夜を二人の時を綴り重ねた 想いを 二人の 言葉をあなた 残す時、満ちる時あなたに残すふたりの言葉わたしは消
2022年6月22日 00:15
ひとは 愛し方を忘れているひとは 愛される愛 受取るそれを忘れていたあなたのカタチわたしのカタチ二つを合わせるひとつの愛わたしたちの愛 その輝きを見ていよう 味わおう語り合おうふたりでひとつ
2022年6月21日 11:57
彼女は青い月 シンとした夜に僕を照らす僕は赤い太陽 熱く彼女を包み込む彼女は白き月 優しき言葉が心を照らす僕は青き日の出 希望と明日へ導く時に二人は入れ替わるお互いが ともに照らすお互いが よりそいそっと ともに在る時に月時に太陽入れ替わる魂そして ひとつの時を生きる
2022年6月20日 12:08
雷鳴は青い風轟々と鳴り響き 世界は大きく光る伸びゆく者たち その光 浴びたるは、ひととき雲は風を起こし 夏の雨その音に怯えるなわたしは、ここにいるその音に震えるなわたしは、あなたと共にある青い風が通り過ぎる そこには青い空が待っている結んだ手は そのまま ふたり空を見上げる
2022年6月18日 23:32
その女は文を食べる段落と単語と文節と合間に入った改行を味わい句読点に味を愉しむ彼の言葉はどんな味がするだろういつも読んでいる文は少し渋めの暗い味文はその人を表し文は人生の影女は文を食べるその人生にある時間と経験を日に当てて滲ませた味を喜ぶ人知れずもくもくと人知れずささやかに