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2021年8月の記事一覧

雨の日

雨の日

人生には雨の日もある

悲しみにくれたりもする

しっとりと穏やかな時もある

雨音のリズムを楽しむ時もある

強い太陽が照ったあと

大地に水を

木々に潤いを

次に成長するための水が

木々に用意される

晴れがあり

曇りがあり

雨があり

人生は生きるための毎日が続く

忘れ得ぬ愛

忘れ得ぬ愛

彼を想う

そんな時、苦しい

彼女を想う

そんな時、切ない

そんな風が吹いても

あなたの中に
いる

あなたを愛してくれる人

思い出でもない

希望でもない

ただ、心のなかに有り続ける

時に忘れる時もある

時に見えなくなる

どんな時もいてくれる人

抱きしめて

私を見て

それだけでいい

あなたの瞳に

わたしは癒やされる

あなたのぬくもりに

わたしは癒やされる

それは

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苦悩と愛

苦悩と愛

膝を折り
苦悩する

昨日を悔やみ
今日に絶望する

そんな時でも

愛はある

心は闇に閉ざされ
霧の中に一人

寂しく
悲しみに涙する時も

愛はある

今、見えぬ愛
今、感じ得ぬ愛

心の闇を払い
一粒でいい
愛の光を見つける

それを感じてみて欲しい

消えそうに見える光でも

わずかなぬくもりを感じて欲しい

その温もりを全身で感じ

その光を思い出す

あなたは
一人ではない

月光の君

月光の君

月明かりに映る君の姿
湖面に浮かぶ
ひとしずく

月の明かりを
あなたに贈ろう

まだ見ぬ夜に

まだ見ぬ時に

カゲロウは時の狭間に飛ぶ

星は密やかに語る

月が満ち
月がかける

されど月は消えず
星々とともに輝く

新月の闇にあっても
その光は僕を照らす

遠き記憶の旅に
また巡る

闇の中にある
美しき輝き

いまだ見ぬ
あなたの姿に

詩が、うまれる時

この詩は

この曲を聴きながら書きました。

PlayListにしてあるので、連続再生も可能です。

そこに炎あり

そこに炎あり

炎は形を成し龍になる

それは名を持たず
自由に流れ
自由に炎を広げた

時に、人の情熱の種火となり
時に、浄化の炎となり
時に、愛の炎となり

名を持たず
形を持たず
気まぐれに燃える

永き時に
多くの人々ともいた

それの中には
燃える炎とともに
孤独があった

消えぬ孤独

その孤独は
自らを焼き
人さえも焼く

大切な人も焼いた

自らの炎を恐れ
闇に身をおく
闇を照らす
闇を焼く

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器と鍵

テレパシーで通じる相手がいる

ただ、お互いに器が有り
それが、自分の感情や思考でいっぱいになると通じない

だから言葉を贈る

目の前に居ればわかる事も
言葉と言うきっかけがなければ伝わらない。

だから言葉を贈る

では、目の前にいる場合はどうだろう?

器がいっぱいの場合
言葉も
身振りも
行動も
伝わらなくなる

テレパシーが
あっても
なくても

最後は
信頼があるかどうか

信頼と言う

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剣の女

右手には行動の剣
その刃は鋭く
どんなものでも傷つける

左手には約束の指輪
秘められしは心の力
人生を進む星の輝き

剣は己がために
人生を切り開く

指輪は己がために
人を繋ぐ

約束の時より始まり
終わりなき時を生き

その女は
今も道を進む

天を切り裂き
地を唸らせ
海を割る

風は剣と共に歌う
かの時に約束されし歌

炎は瞳に映る
熱き心は炎にまさる

水は彼女の足元を流れ
雲となる

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美しき人

美しき人は
そこにいた

僕は
ただ立ち止まり
見ることしか出来ない

美しき人は
そこにいた

僕は
言葉を失い
ただ、声を聴く

美しき人は
そこにいた

風に揺れる髪は
月の香り

その眼差しに映るは
星の煌めき

人は出会い

旅を続ける

立ち止まり
また進む

心が望むものは
言葉と微笑み

人生が探すもの

なぜ生きるのか

人生は苦悩
人生は快楽

なぜ生きるのか

人生は絶望
人生は明日

なぜ生きるのか

ただ、そこに生があり
ただ、そこに人がいる

なぜ生きるのか

愛を見つけるために

黒き瞳

その瞳は美しく輝く

世界が暗闇に包まれようと
人の声が途絶えようと

輝きはより美しく
一人そこにある

夕暮れ時

彼女の髪は風にゆれ

遠き日没に
紅い夕陽は
頬を照らす

鳥は、その瞳を

空は、その美しさを

水は、その清らかさを

たたえ
映し出す

生(セイ)

孤独は盲目の病
明日、日が昇ろうとも
彼の目に映る太陽はない

ふさいだ目には涙

ふさいだ心には苦渋

ふさいだ声には悲しみ

夕暮れに伸びる長い影は
彼の足元をに闇を広げる

紅き太陽は
彼の炎を見ようとする

彼は目をあけない

彼は耳をかさない

心にある悲しみを慈しむように
心にある怒りに身を委ねるように

いくばくかの日が流れる

彼は、まだ生きていた

目は閉じようとも
彼は、生きて

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闇は人の横にいる

闇は人の横にいる
いつも寄り添うように
いつも付き離れず
そこにいる

光を浴びれば
闇が生まれ

闇に沈めば
光は見えぬ

闇には静けさがある

闇にはいずれ起きる光がある

ふたつで
ヒトツ

切り離せぬ二人

人の課題

獣の声が聴こえる
その獣はうめくように
すすり泣くように

ある時は怒り
ある時は歓喜

獣は心のままに生きている

人の声が聴こえる
その人はうめくように
泣き叫ぶように

人は理由を欲しがる
辛き理由
喜ばしき理由

あるがままに生きる
それが人の課題