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資格を持つ意味ふたたび
以前、資格を持つ意味についてつらつらと書いてみましたが、もうちょっと資格のことについて書いてみたいと思います。
資格の持つ意味はいろんな切り口から考えることができますが、こういった分け方もできると思います。
A.国家資格
B.民間資格
A.の資格は例えば医師や弁護士、薬剤師、税理士、教員免許といったような資格がそれにあたると思います。これらは資格をもっていないと、開業できなかったり、そのお仕事に従事できないと思います。
自動車免許もそうですね。自動車免許も取得しないと一般道では運転を認められていません。
これらの資格は、これも以前に書いた「定期的に更新の必要な資格ほど価値あると思っているという話」の中で分類した、
①一度試験に合格したら、ずっと保有できる資格
②定期的に更新が必要な資格。更新の際、講習や勉強会を受講する必要あり。
にだいたい該当するのかなと思います。
次にB.の資格はいろいろあると思いますが、私のずっと働いてきた特にITの世界ではいろいろなIT企業が提供している資格がこれに当たると思います。
CiscoやMicrosoft、Oracleなどは有名どころですね。このあたりの会社から提供している資格は、もはやデファクトスタンダードになっていますね。
これらの資格は、↑のブログで書いた分類でいえば、
③定期的に更新が必要な資格。更新の際、試験に合格する必要あり。
にだいたい該当しますね。
そして、↑のブログで、定期的に更新する必要がある資格ほど価値がある、ということを書きました。
この話、国家資格と民間資格という切り口で考えたときに、国家資格の中にはひょっとしたらその世界の仕事をするためのふるいにかけるための資格という性格のものであれば、別に定期的に更新は不要なのかもと思いました。
そういう業界は、(たぶん)仕事を通じてレベルが上がっていくのだろうと思いますので。。
ITの世界のように、技術の進歩や流行り廃りが激しい中で「その人が特定の技能を持っていることを証明する」ためには③のような資格でないと証明にならない、ということなのです。
国家資格の中でも「情報処理資格」については、本当に更新制にしないと意味がないと思うんですよね。
私が情報処理を取得したのはかれこれ20年前。その頃の技術を証明する資格を持っています、と今行ったところで、私であれば
「へーそうなんですか。それで?」
で終わりですね。
資格試験を企業の提供しているオンライン試験化して、もっと常時受験可能にすればいいのに、と思うんですけどね。
そうなると現在の情報処理資格運営をしている団体へのテコ入れが必要となるので簡単にはいかないんでしょうね。
情報処理試験の資格をもっと価値あるものにするのであれば、制度から見直しが必要なのではないかな、と思ったりします。
それではまた!
日々感謝 m(_ _)m