プロジェクトあるある(83)
本日のプロジェクトあるある:
「たたき上げのエンジニアは、高いグレードで中途入社したエンジニアのスキルが見合っていないと判断したら恐ろしく冷たくなる」
会社の仕組みとして、エンジニアのスキルや経験に応じてグレードが存在するのは当然の事だと思います。
だいたいは3-4つ位のグレードに分かれるのではないでしょうか。スキルの低い順から見るとこんな感じですかね。
1.ジュニアエンジニアクラス
2.エンジニアクラス
3.シニアエンジニアクラス
4.アーキテクトクラス
プロジェクトにエンジニアを割り当てるとき、その難易度や作業ボリュームに応じてそれぞれのクラスのエンジニアを割り当てていくことになります。
当然、高いクラスのエンジニアほど単価が高くなります。
で、組織としては各クラスのエンジニアを複数名抱えているのだと思いますが、実際のところはこの同じクラスであっても、スキルにかなりの開きがあったりします。
普通のエンジニアクラスにいるけども実力はシニアクラスにいる人や、その逆もあります。そのクラス相応の人ももちろんいます。
ある程度の格差であればまだいいのですが、中には「なんでこの人がこのクラスなの?」っていう位技術力が伴わない人もいたりします。
まあ、これは給料の額と密接に関わっているんですよね。
転職組のエンジニアは前職の年収がかなり影響していて、その年収に相当するクラスで採用となったりします。
すると、往々にしてそのグレードと実力が乖離していたりします。
これは、新卒入社したたき上げで実力をつけてきたエンジニアからしたら実に面白くないのです。
中途で入社して即戦力でバリバリと活躍できる人はそうそういません。まずは環境やお作法、考え方などに慣れるための期間が必要です。
最初は様子見するのですが、エンジニアの中で独自に持っている猶予期間を過ぎてもまだ立ち上がらなかったら
「自分より給料高いくせに使えない」
というレッテルを張り、おそろしく冷たくなったりするんですね。。。
このあたりはすべからくお金とグレードという区切りがそういう感情を生じさせてしまうのですよね。
それではまた!
日々感謝 m(_ _)m