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プロジェクトあるある(55)
本日のプロジェクトあるある:
「小さなプロジェクトにもかかわらず、必要以上に細かくプロジェクト管理をしようとするプロマネがいる」
プロジェクト管理資料というのは、プロジェクトが適切に、予定通り進むことを管理するための資料です。
確かにPMBOKには細かいプロジェクト管理資料の説明がされていますが、すべての管理を実施しなければならない、ということではありません。
プロジェクトが小規模で期間も短いような場合には、大規模なプロジェクトほどの管理を行う必要はないのです。
このように、プロジェクトの規模に合わせてプロジェクト管理内容を調整することをテーラリングといいます。
プロジェクトの規模が小さくなると、それに合わせて予算も少なくなります。プロジェクト管理のためのコストも減ります。がっつりと管理資料を作成したり、メンバーに必要以上の進捗確認などを課してしまうと、予算オーバーになりかねません。
例えば、本当に短いプロジェクトで内容も簡素なものであれば、プロジェクト計画書も簡素な内容であってよいと思います。
リスク管理なども、リストでわざわざ管理しなくても、気になる点をメモレベルで覚えておくくらいでいいのかなと。
ところがですね、PMBOKにある管理はきっちりやるべし!とばかりに、小さなプロジェクトでも管理資料をがっつり作成して管理しようとするプロマネがいたりします。
だいたい、PMBOKを先行して勉強した、知識から入ったプロマネだったりします。
結局、管理のための負荷が高くなって、予算オーバーとなってしまったりします。それに対しては、
「私はやるべき管理をしたまでです!」
なんてことを主張したりします。頭でっかち、とも言いましょうか(笑)
経験を積んでいくことでテーラリングが理解できるようになっていくのでしょうが、なんでもかんでも管理しなきゃいけないってことではないのですよね。
それではまた!
日々感謝 m(_ _)m