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前々職の純日本企業で経験した活動は今の人達にとってはびっくりかもしれないという話(追記しました)

私のプロフィールにも書いていますが、前々職は松下電工(現パナソニック)に勤めていました。

最初に配属されたのは、大阪門真本社にあった「インフォメーションシステムセンター(略称ISセンター)」でした。要は本社ITスタッフです。

門真本社というのはものすごく大きな敷地で、社長・会長室のある本館、住宅建材事業部の事務棟や研究部門棟、工場などに合わせてISセンタービルがありました。

通勤は京阪電車の西三荘駅から歩きます。

駅に一番近い南門から敷地の一番遠い場所、国道1号線沿いにある正門までは体感で徒歩10分ほどかかるというでかさでした。

建物と建物の間に、パイプラックと呼ばれる金属製のラックを使っていろんな配管が伸びていて、ものすごく工場感が醸し出されています。

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(イメージです。)

敷地内にはでっかい社内食堂が2つありました。

ものすごくお値段は安くて、確かうどんとカレーを注文して300円しないというようなものだった記憶があります。(まあ、四半世紀以上前の話ですw)

松下電工はアメフトに力を入れていて、そのためのグラウンドもありました。テニスコートや体育館もあったな。

そんな門真本社で社会人をスタートし、4年ほど過ごしました。

工場という色が強かったという事と本社機能があるということもあって、人に話したら「そんなことやってたの?」というような活動が結構あったように思います。

どんな活動をしていたか、少しご紹介しましょう。

1.社歌斉唱

社歌は毎朝、始業前に歌いました。

出勤すると、始業前に館内放送を通じて「アメリカンフィーリング」や「ミスターサマータイム」で有名なサーカスが歌う「Maybe tomorrow」という電工オリジナルソングが流れます。

曲の紹介をしたかったのですが、検索してもヒットしませんでした。。Wikipediaのディスコグラフィにも出てないじゃないか。。。

「メイビーメイビーメイビーメーイビー いいことが待っているはず♬」

みたいなサビだったと思います。

続いて、電工体操というオリジナル体操を行います。

その後、社歌の演奏が流れます。それに合わせてみなで社歌を歌うのですす。

新入社員は、率先して大きな声で歌います。

それが新人の最初の仕事なのですね(笑)

当時私は門真本社に勤務する社員向けの独身寮に住んでいましたが、入寮した最初の夜、食堂に集まった最初の寮オリエンテーションで、先輩方から

「あなたがたの最初の仕事は、入社式で社歌を全力で歌う事です」

と、覚えるまで練習させられました。

まあ、これも年を追うごとに歌わなくなっていきました。ベテランの人達はほとんど歌ってなかったような気もします。

もう全部の歌詞は覚えてませんが、出だしと最後は確かこんな感じでした。

「栄ゆく扶桑の商工大都ー
 ・・・・
 松下電工は我らの誇りー」

おおお、、、俺、よく覚えてたな。。

ネットで検索してもこの歌詞、出てこないですね。。。

2.松下の七精神唱和

松下幸之助さんが掲げておられた、グループ全体のトップに位置するモットーがあります。それは、

綱領
信条
七精神

でした。詳しくは、こちらを参照ください。

昔は松下幸之助さんがこう言われた、こう考えられた、という感じで教わりましたが、現在はあまり幸之助さんの色を出されていないのですね。

さて、話を戻しますと、毎週月曜の朝会では、フロアの全員が一か所に集まり、この七精神をみんなで昭和します。

この七精神のかいてある巻物があって、持ち回りで代表が前に出て巻物を唱和します。

代表「松下電工の遵奉すべき七精神ご唱和願います。」

代表「ひとつ、産業報国の精神!」

全員「ひとつ、産業報国の精神!」

代表「産業報国は当社綱領に示す処にして・・・」

代表「ひとつ、公明正大の精神!」

全員「ひとつ、公明正大の精神!」

・・・

と、こんな感じで七精神を唱和するのです。

これ、傍から見たら宗教のように感じるかもですね。よく「松下教」という言葉を耳にしたことがありますが、あながち間違いではないのでは、と思ってました。

ちなみに、それぞれの精神の説明文までは覚えていませんが、七精神自体は出てきますね。

産業報国の精神
公明正大の精神
和信一致の精神
力闘向上の精神
礼節謙譲の精神
順応同化の精神
感謝報恩の精神

うっ、最後の2個がちょっとあいまいになって来たな。。

3.はんえい会

月一回、同じ部門だけど普段あまり関わることのないメンバーで集まって、仕事とは関係ないことを雑談するという会がありました。

このはんえい会で話を進めるために御菓子を買う予算がとられてるんですよね。

テーマは決められていて、いろんなことを話していたような気がします。

このはんえい会にもスローガンみたいなものがあって、最初にみんなで唱和します。

「見ましょう、聞きましょう、・・・そしてみんなで高めましょう」

さすがに途中忘れたな。

これも、七精神スタイルで、司会者が最初にワンフレーズ言ったらそれに続いてみんなが唱和するんですね。

ほんと、みんなで唱和するの好きやな(笑)

まあ、わたし、そういうの嫌いじゃないです^^

4.寮対向体育大会

私が入社した時には既にはじけつつあったのですが、バブル時期の勢いがあった当時、若手社員がめちゃくちゃいました。

なので、門真本社に勤務する独身社員向けの独身寮が、当時覚えているだけで5つはありました。

それで、毎年年に1回、寮対向の体育大会が実施されていました。

種目は多岐にわたります。

野球、テニス、バレー、卓球、駅伝、剣道などなど。

中でも盛り上がるのが、

長縄跳び と 綱引き

でした。

大人数での戦いになるので、本当に寮と寮の意地がぶつかり合って、めちゃくちゃ盛り上がります。

私の寮は東寮といいまして、毎年西寮、しのぶ寮の三つ巴で優勝を争っていたガチで勝ちを狙いに行く寮でした。

なので、大会が近づくと、仕事が終わって夜長縄跳びや綱引きの練習があるのです。

これがまあきつい。

ただ、きつい分、総合優勝したときのうれしさは本当に格別です。

優勝したときは、寮の食堂でビールかけをやるというなんともすごいイベントでした。

今思えば、すごくよい経験でしたね。

ちなみに元電工の知り合いから言われて思い出したのですが、全国の営業部門や工場部門が門真本社に集まって、スポーツ大会やっていたのを思い出しました。

全社での運動会みたいなもんですね。

5.つるの舞(追記しました)

営業部門の若手が先輩から代々受け継いでいくという「つるの舞」というパフォーマンスがあります。

大きな飲み会や、結婚式の披露宴などで若手営業さんがハッピを着て舞うのです。

決まり口上があって、

「東にー霊峰いこまをあおぎー!!西に大都大阪をのぞむー!!」

で始まり、最後はみなの発展を祈願していよいよつるの舞が披露されます。

それはまるで鶴が舞っているかのように両手を羽ばたかせるもので、会場全体の手拍子と共に舞はどんどんスピードが上がっていきます。

そして最後は「パン、パンパンパン!」の手拍子でしめていたと思います。

私もそこまでしょっちゅう見たことがあるわけではないのですが、今でもやってるのかなぁ。

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6.「失敗は勉強代」という土壌(追記しました)

私が入社したころの松下電工は、新人の頃からかなり大きな仕事の担当になったりしていました。

例えば、全国拠点に設置されている経理処理用のオフコンを整理統合するプロジェクトの担当を、企画から任されたりしました。

そして、失敗してもそれは勉強代として次に活かせばよい、という土壌が根付いていたと思います。

今思えば、これってすごいことですよね。

若いころから大規模な案件の中心に据えられることで、経験や胆力といったものが鍛えられていったのかな、と思います。

7.なんとなくまとめ

今回は、前々職の特徴的な活動についてご紹介しました。いまこうやって文字にしてみると、「おおお、、、なかなかやな」と思う活動もありますが、今となってはよい経験をしたと思っています。

もう一回同じ経験したいか、といいますと。。。

はい、卒業ということで(笑)

最後に、当時の自分の仕事の様子を先輩が撮影してくださっていたのでご紹介。

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なんだ、このメガネ。。。めっちゃ怪しいwww

それではまた!

日々感謝 m(_ _)m



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