東京オリンピックの不祥事について嫁と話した
先日のことです。
オリンピック開会式数日前という段階になって、開会式の音楽を提供している小山田圭吾氏が辞退するというニュースが流れて、料理中の妻と会話しました。
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私:「開会式で音楽提供している小山田さんって人が提供辞退したらしいよ。」
妻:「えっ?どうしてなの?」
私:「なんか、昔自分がいじめを行っていたとか、障碍者をばかにしていたということを雑誌で告白していたらしく、それがここにきて問題視されたみたい。」
妻:「あーー、それはだめだよね。。」
私:「それにしてもさぁ、今回のオリンピックってさぁ、不祥事でやめる人がやたら多いよね。」
妻:「どんな人がいたっけ?」
私:「エンブレムのデザインを盗作していたデザイナーとか、なおみちゃんをブタ扱いした会話がバレた演出家とかさ。」
妻:「あー、そうかぁ、確かにいたね。。それにしても、こういう人達って誰が選んでるんだろうね?選ぶときにこういうことって調査されないのかな?」
私:「なんか、演出者が短期間で仕上げるために自分の仲間に声をかけていったらしいよ。そうしないと間に合わないということで。そのメンバーを事前に組織委員会がチェックしなかったということみたい。」
妻:「あーー、そういう理由もあるのね。」
私:「まあ、組織委員会のガバナンスのいけてなさはさておきよ、今回すごく感じたことがあってね。」
妻:「なになに?」
私:「オリンピックという世界に対して最も国が透けて見える大イベントの重要なメンバーに問題のある人が選出されてしまうのって、組織委員会固有の問題で片付けてはいけないきがするんだよね。
うまくいえないけど、結局日本が選択し、醸成してきた国民意識のなれの果てのような気がするんだよね。」
妻:「どういうことかな?」
私:「なんていうか、『よそ様に迷惑をかけてはいけない』みたいなモラルや意識は昔のほうが高かったような気がするのよね。それが、人権とか権利とか自由という言葉によって押し込められてしまった。結果、何したっていいみたいな人がまかり通ってしまったというか。」
私:「もちろん、どんな時代でもおかしな人はいるだろうけど、やっぱり見てるとなんでこんな変な奴らが選ばれるんだろう、っておもっちゃうね。そして責任者は『俺たちのせいじゃない』というのが目立ちすぎる。」
妻:「そうよね、それはわかるな。ところでね、小池さんが全然最近オリンピックのことで出てこなくなったよね。」
私:「あーー、小池さんはね、本当に風を読むのが天才的にうまいのよ。今は前に出るべきじゃないと思ってるんだろうね。でも、本来オリンピックの開催は、東京都だから、いろんなことで前に出てもいいはずなんだけどね。」
妻:「そうだよね!なんで出てこないの?」
私:「一応、東京会場の無観客時代を決めたのは小池さんなんよ。ただ、それによる批判は政府というか菅総理に向かうように仕向けてるよね。マスコミもそういうイメージを与えている報道になってるしね。その間、小池さんは後ろでじっとしてるんだと思う。」
私:「オリンピックが終わるころに感染者数が減っていたら『ほら、私が決断した無観客は正しかった!』とアピールしてくると思うよ。」
妻:「えー、小池さん狡賢いね(笑)」
私:「小池さんってね、政治家としての野心はまだまだ持っていて、最終的には総理の座をねらってるんよ。なので、ここでイメージを上げて都知事を辞任、11月にあるといわれている衆院選出馬とかを考えてるんじゃないかな。これは完全に俺の想像だけどね。」
妻:「あとさ!節操ないのがテレビ局よ!ずーっとオリンピック開催するのはどうなのよ、みたいな放送をしておきながら、試合が始まったらオリンピック最高!みたいな手のひら返し。節操なさすぎ!」
私:「放送の公平性とやらの名のもとに、両方の立場の意見を放送する必要があるんだろうけど、正直『おまえらどっちやねん!』っておもってしまうよね。」
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とまぁ、オリンピックを通じて、結局日本っておもてなしのモラル高い国だといわれてはいても、オリンピックのような世界に発信するイベントには、「奥ゆかしい」人ではなく、なんだかおかしな精神性の人達が選ばれてしまう国なんだよな、とおもってしまいました。
「わたしは違う、そんな人を選んだつもりはない」といっても、結果こういうことを許してしまっているのは自分を含めた私たちです。
昨日からソフトボールの予選を皮切りにオリンピックはスタートしました。
私としては、参加する選手たちを精一杯応援したいと思います。
がんばれニッポン!!
それではまた!
日々感謝 m(_ _)m