自民党総裁選について嫁と話した
9月3日、菅総理は時期自民党総裁選に出馬しないことを表明されました。
これはすなわち総理を辞任するということと同義なのですね。
内閣総理大臣は、国会で立候補した候補者の中から、議員が投票を行います。そして過半数の指示を得ることで指名されます。
この立候補の際、各党のリーダーが立候補します。つまり、(例外もありましたが)与党内最大勢力のリーダーが内閣総理大臣となってきたのですね。
つまり、自民党総裁になるということは、すなわち内閣総理大臣候補になるということになるのです。
こんなことを踏まえ、先日妻と総裁選の候補者について話をしました。
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妻:「菅さんがやめて自民党の総裁選の候補が出てきてるけど、誰が選ばれるのかねぇ」
私:「うーん、まだ候補者が確定してないから、今の段階では流動的でなんとも言えないんじゃないかなぁ。」
妻:「岸田さんはいちばん最初に手を挙げてたよね。テレビでも岸田さんが話しているのをよく見かけてたし。で話している様子をみると、質問に対する答え方がなんかお役所の人みたい。」
私:「それでも、前回の総裁選の時のことを思えば、かなり対策をしてきてると思うよ。回答に困る質問の受け答えの時に『えー』とか『あー』でつなぐことが多いのは気になるけどね。大平さんか!みたいな(笑)」
私:「それに、結構言っていることを覆すんだよね。たとえば、モリカケ問題について最初は必要なら調査すると言っていたけど安倍さんの不評を買ったのかすぐに撤回したり、もともと消費税増税に賛成の立場だったけど今回は封印したりとかね。」
妻:「うーん、そうなんだ。」
私:「他にも保守系へのアピールか女系天皇には反対を突然表明したりとかね。もともと岸田さんってそういうことを発言したことあったのかな??」
妻:「他の候補者はどうなの?」
私:「高市さんがもしも今回総裁になったら、日本では初の女性総理大臣になるね。高市さんに驚いたのは、いろんな課題に対して細かい政策ビジョンをもっていることだね。」
私:「出馬会見やテレビでの受け答えを見て、本当にびっくりしたよ。経済政策なんて、めちゃくちゃ正しいこと言ってる。インフレターゲット2%実現とか言うと財務省から嫌われてしまうのよ。それでもそれを目標として主張するのは本当にいいな、と思った。なんか最近、どんどん大物の風格をまとってきた感じがするな。」
妻:「へぇー、そうなんだ。なんか途中で大阪弁のイントネーションが入ったりして、すごく親近感あるんだよね。私も女性の総理大臣が出てくれたらうれしいな。」
私:「初の女性総理を狙っていたであろう小池百合子さんとか忸怩たる思いなんじゃないかな(笑)
高市さんは、候補の中では保守ど真ん中の思想をもってる。女系天皇反対の立場や総理としての靖国神社参拝を明言してる。このあたりが世間にどう映るかだね。」
妻:「高市さんは安倍さんから応援されてるんだよね?」
私:「そうだね。安倍さんご本人はまだ自分の口からメディアに公言されていないけど、支援するってことで間違いないみたい。先週、高市さんと橋元徹さんが討論してたんだけど、夫婦別姓に関してあの論客の橋元さんが攻めあぐねてたからね。ご自身が総務大臣の時代の実績を踏まえてお互いにイデオロギー闘争にならずに解決できる案をもってるんだな、って本当に関心した。」
妻:「へぇーーー!私は橋元さんと討論するなんて怖くてできないよ(笑)すごいね!」
私:「面白いのはね、マスコミやメディアの報道の仕方をみてると、どうも高市さんには総理になってほしくなさそうなんだよね。」
妻:「そうなの?どうして?」
私:「いろいろと都合が悪いとおもってるんじゃないかな。政治評論家の下馬評も高市さんは石破さんよりも低いからね。」
妻:「え、石破さんって総裁選に出るの?」
私:「出馬の表明をするチャンスはあったんだろうけど、今ここに至ってはもう無理だろうね。ネットニュースで『石破さんは政局勘が圧倒的にない』って言われてた(笑)」
妻「河野さんはどうなの?私は河野さんだったら結構はっきりものを言ってくれるし人気も高いし総理になったらいいのかなとおもってるんだけどな。」
私:「正直河野さんはどんな国家観をもっていて日本をどうしていきたいのかがよくわからないんだよね。安倍政権のときに防衛大臣として中韓にはっきりものをいうことで保守層からは好感を持たれたんだけど、女系天皇を容認する立場を表明したことで一気に保守層から失望された。」
妻:「あー、その部分か。この前なぜ女系天皇がだめなのかパパが説明してくれたから納得したけど、それでも私はその部分について優先順位はそこまで高くないかな。」
私:「む。。。(まあ、この議論はまた次回にしようと飲み込む)まあ、候補者が岸田さん、高市さん、河野さんの3人だとすれば、俺の印象は、ハレーションが起きないよう現状維持を目指して各所のバランスを取ろうとするのが岸田さん、各所とぶつかっても正しい経済政策や保守本流の姿を実現しようとしているのが高市さん、今のところよくわからないのが河野さんって感じかな。」
妻:「なるほどね。どちらにしてもさ、今のコロナで息苦しい状況をなんとかして、大手を振って外出できるようにしてほしいよ。」
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とまあ、こんな会話をしたのでした。
総裁選はまだ混沌としていて、候補者もまだどうなるかわかりません。
誰がやってもコロナ対策からのスタートになります。まずはこの状況を打破し、次に向かっていけるように道筋をたててほしいです。
それではまた!
日々感謝 m(_ _)m