見出し画像

個人事業主として開業してからの経験を書いておく56(税金の口座引落に潜む落とし穴)

今回は、税金の口座引き落としで注意したほうがよい出来事について書いておきたいと思います。



1.消費税の中間申告引き落日にうっかりやってしまった

今年の9月30日には大きな引き落としが2つあります。それは、

所得税の予定納税1期
消費税の中間申告

になります。

ところが、今年は納付額がそれなりになってしまい、さらに今年売上が減ってしまいました。
支払いが厳しいので、税務署に相談して予定納税の振込月を遅らせてもらったという話は別のエントリーで書きました。(よければ↓をどうぞ)


今回は、消費税が引き落とされればOKです。前日口座に納付分のお金が入っていることを確認し、翌日9月30日の朝に口座の残高を確認してみますと、、

ん?

所得税の予定納税1期分が引き落とされて、消費税の中間申告分が引き落されてないじゃないか。。。。

あっ!!

そういえば、予定納税の納付について税務署とお話をした際、引落日に納付分のお金があったら自動引き落としされてしまう、って言ってたっけ。

今回、そういえば少し多めにお金をいれていたんだった。。。

えーー、、なんで予定納税の方が先に引き落とされてるんだ?金額の大きい方が優先されるのか?

いずれにしても、、、


まずいぞ。

税務署には所得税の予定納税の事しかしてなくって、消費税の中間申告は何も相談してないぞ。

引落としに失敗した消費税の納付はどうしたらいいんだ?

2.税務署に相談してみた

考えてもわからないので、まずは税務署に相談してみることにしました。

代表に電話してガイダンスに従って担当につないでもらいます。
担当につながり、今回の事情を説明しました。

(タカハマ)「9月30日に自動引き落としになっていた消費税の中間申告分ですが、残高が足りなくて引き落とされませんでした。納付する分のお金はあるのですがどう処理すればよいでしょうか。」

するとこんな答えでした。

(税務署)「銀行引き落としにしておられてお金が足りないなどの理由で落ちなかった場合には、銀行で振込用紙を使って直接納付していただくか、税務署まで現金をお持ちいただくかになります。」

うーーん、、やっぱそうなるのかぁ。。
さらに、

(税務署)「ちなみに引落ができなかった場合、本来9月2日が納付期限になっているので、延滞金が発生します。

え?

えええええ?

(タカハマ)「引落期限を納付期限の後なのはそちらの都合でしょうが!
それで引き落せないからって延滞金とるって、なんかおかしいでしょ!

と言うわけもなく(笑)、

(タカハマ)「30日中に処理はできるので延滞金どうにかなりませんか?」

するとこんなアドバイスをもらいました。

(税務署)「ダメ元で本日の日付で引き落としの処理をしてもらえるかどうか、金融機関に相談してみられてはいかがですか。」

それだ!

私は電話を切り、その足でそのまま銀行へと向かいました。

3.銀行の窓口で相談してみた

ということで、引落日である9/30中であればひょっとしたらなんとかしてくれるかも、という一縷の望みをかけて、引落しに使っている三井住友銀行へ足を運びました。

まずは消費税の中間申告分の不足分をATMで口座に補充。その後窓口に向かいます。

(写真はイメージです)

順番が来て行員さんに事情を説明します。

(タカハマ)「すいません、9/30に消費税の中間申告の自動引き落としの予定だったのですが、残金が不足のため引き落とされませんでした。
必要な金額はさきほど口座に預けたので、なんとか本日引き落としの処理をしていただけないでしょうか。」

(銀行)「口座番号をおしえていただけますか。」

自分のキャッシュカードを提示すると、行員さんはパソコンで何かをチェックされ始めます。

(銀行)「消費税の中間報告ですが、まだ引き落とし待ちの状態になっていますね。本日営業時間終了時にもう一度引き落としの処理が行われますので、今口座にある金額を移動させなければこのまま引き落とされますよ。」

えっ!まじか!? よかったーーー!!!

(銀行)「消費税の中間申告については日付が変わった時点と営業終了時の2回引き落としの処理が行われます。
これは請求の種類によって異なりますので、別の請求で同じような状況になった場合には必ずしも同じとは限りませんので、都度窓口で相談されたほうがよいと思います。」

ということで、特にこれ以上何もすることなく銀行を後にしました。
翌日、口座を確認すると、自動引き落としできていたのでした。

焦って窓口で納付とかせずに相談してよかったぁーーー✨✨

4.まとめ

税金の納付を銀行引き落としにしている場合、納付期限日よりも後に設定されていることがままあります。

こういう納付の引き落としができず、別の方法で納付することになると、延滞金が発生してしまいます。

ですので、あらかじめ口座には間違いなく引き落とし金額が入っていることを確認しておきましょう。
そうしないと、本当に余計な延滞金を払うことになってしまいますよ。

そもそも、、、税金の納付期限と銀行引き落とし日を同じにしておいてくれたらいいのに!
と思ってしまったのでした。

それではまた!

日々感謝 m(_ _)m

いいなと思ったら応援しよう!