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【男性育休】育休前後に読んでてよかったおすすめの5冊+α

このnoteは「将来的に出産/育児を予定、計画しているが、いまいち現実味が持てていない方」「できるだけ主体性をもって出産/育児に臨みたいが、何をインプットすればよいかわからない男性」を対象に、出産/育児にあたり、気づきを得られた本や動画などを、時期別に紹介しています。

本屋に行くと育児本と呼ばれる本はたくさんありますが、根拠の曖昧なものや男性の視点が含まれていないものも多く、選ぶだけでもたいへんです。今回ご紹介するものは、私が読んで参考になったものに限定しています。

なお、育休全体の体験談や感想は別のnoteでくわしく記載していますので、そちらもあわせてご覧ください。

はじめに

子育てにおいて、インプットとアウトプット、アウトカムは比例しない

これは前職の先輩Uさんに教えてもらった金言です。出産/育児は夫婦、子ども、環境など、ひとりひとりによって大きく前提が異なるので、インプットはあくまでも参考情報程度に受け止めることが大事です。

このnoteに興味を持っていただいた方は、父親を頑張ろうと思っている方が多いと思います。めっちゃ良いし、最高です。

ただ、その気持ちが先行しすぎた結果、頭でっかちになってしまったり、周囲へのストレスになってしまうと本末転倒なので、あくまでも誰かのためではなく「自分のためのインプット」として消化されることを推奨します。

それでは時期ごとに、読んでてよかった本を紹介していきます。

1. 妊娠発覚~妊娠中期
2. 妊娠後期~出産
3. 出産後~育児

1. 妊娠発覚~妊娠中期

出産について知る:
嫁ハンをいたわってやりたい ダンナのための妊娠出産読本

お産をする嫁ハンの気持ちは知識として理解できたとしても、代わってやることができません。自分がどういうスタンスでお産に臨んだらいいのか、嫁ハンから何を求められているのか、さっぱりわからないし、今まで誰も教えてくれませんでした。

漫画「コウノドリ」のモデルになった産科医の方の書籍。軽快な関西弁で妊娠出産におけるダンナが知っておくこと、立ち振る舞いについて言及されています。最低限必要な正しい情報とお産における心がまえを知る最初の一冊として、すごく参考になりました。

育児や育休について考える:
迷ったら読みたい育休はじめてガイド

この本によって、気持ちよく男性育休に入れるお父さんが増えるといいなと思っています。

育児休業制度についてよくまとまっていて、とにかくわかりやすいです&大事なことがサクッと読めて、全体的にポジティブな内容です。育休への最初の一歩としてすごくおすすめの一冊です。

正直に告白すると、買うだけ買って育休おわった後に読んだのですが、大事なお金や制度まわりの解説や育休のとり方など、本当に必要な情報「だけ」がまとまっており、まさに育休の最初の一歩にオススメしたい書籍です。

パパの家庭進出がニッポンを変えるのだ!~ママの社会進出と家族の幸せのために~

タイムマシンがあったなら、このときの自分を正座させ、こう説教したい。
お前は、お前自身の子供の世話を、どういう了見で ”手伝って” いるんだ?

男性が育休を取得し、「家庭」に進出することで起こる変化を、著者の体験から説いた本です。さまざまな書籍で紹介されていますが、諸外国と比較した際の男性の育児・家事参画時間や、第二子出生と男性の育児・家事参画時間の関係性など、育休についてデータをもとに多角的に理解できます。

表紙のイラストから感じる印象のとおり、全体を通して著者自身の心情や行動を軽快なタッチで記載されており、たのしく読める内容になっています。後半は個人から社会へと展開されていくため、こどものための社会を考えるきっかけにもなると思います。

余談ですが、子育て社会の実現に力を入れる街として、地元明石市が紹介されていて、嬉しかったです。

同様のデータを下地に男性の育休について、さまざまな側面から解説された書籍は一定数ありますので、テイストなど好みで選んでもらうのが良いと思います。

男性の育休 家族・企業・経済はこう変わる (PHP新書) | 小室 淑恵, 天野 妙 | 労働政策 | Kindleストア | Amazon
https://www.amazon.co.jp/dp/B08HYR4CKD
※こちらもデータをベースに男性の育休について述べられています。
新しいパパの教科書 | ファザーリングジャパン |本 | 通販 | Amazon 
https://www.amazon.co.jp/gp/product/4058001291/ 
※こちらはより育児全般について触れられた書籍になります。

2. 妊娠後期~出産

女性の変化を知る:
NHKスペシャル「ママたちが非常事態!?~最新科学で迫るニッポンの子育て~」

出産前後の母親にどのような変化が起こるのかを、科学的なアプローチを通して解説した動画になります。出産に伴う、ホルモンの変化や夜泣きのメカニズムなどをわかりやすく理解できます。理系脳の方に特におすすめです。

映像かつオンデマンドのため、サクッと見ることができますので、夫婦で一緒に見て、会話のきっかけにしてもらえると良いと思います。MCの恵さんがいい感じにズレててリアリティあります(笑)

あわせて以下も目を通しておくと、出産前後における女性の心身への影響も理解でき、いまよりもすこし優しくなれるかもしれないです。

産後クライシス (ポプラ新書) | 内田 明香, 坪井 健人 |本 | 通販 | Amazon
https://www.amazon.co.jp/dp/4591136779

子育てのイメトレをする:
子育てアフロ田中 育児セレクション

「やろうか…」じゃないでしょ…「オレがやるよ」でしょ…

一番、おすすめしたいのがこれ!アフロ田中!!

コミカルなタッチで夜泣きやワンオペのリアルを綴った子育て本。右往左往しながら、子育てに奔放する田中の心の声が本当にリアルで共感することが多く、名言連発の育児漫画です。エマちゃんがなんせかわいい。

Twitterで公開されている話もあるので、URLおいておきます。我が家ではこれを受けて寝室を分け、夜勤制を導入しました。田中ファミリーに感謝。

3. 出産後~育児

父親の価値を問う:
父親の科学―見直される男親の子育て

Do Fathers Matter?(父親って重要?)

上記の通り、原題がなかなか強めの書籍です。父親が育児に参画することで、こどもや父親自身にどのような影響をもたらすかなどについて、世界中の研究をもとに解説されています。

・オスとメスの遺伝子レベルでの生存戦略の違い
・妊娠、出産、育児を経て男性の脳がどう変化するか
・子供の言語表現の発達における父親の貢献

などなど、父親(男性)にフォーカスした内容が多いです。

ここまで紹介した書籍と比較して、やや重厚なので、興味ある方のみ読まれることをおすすめします。同様に以下の本もやや間接的ではありますが、学びが多かったので、こちらに記しておきます。

私たちは子どもに何ができるのか――非認知能力を育み、格差に挑む | ポール・タフ, 駒崎 弘樹, 高山 真由美 |本 | 通販 | Amazon
https://www.amazon.co.jp/dp/4862762468

番外編 

夫婦のあり方を問う:
東京女子図鑑

この家にはさ、あなたと私2人しか住んでないんだよ。
それってさ、自分がやらなければ相手がやるってことになるんだよね?

これはたまたま見ていた東京女子図鑑というドラマで出てきた一言です。育児に関わらず夫婦で生活を営む上で、とても本質的な言葉であり、個人的に印象に残っています。AmazonPrimeVideoにて見れますので気になる方はぜひ見てください。

実際、育児においても泣いたときの対応やオムツのゴミ袋の入れ替えなど、いろんなシーンで育児家事タスクのポテンヒットは発生します。自分と相手のためにも、一歩踏み出すホスピタリティが大事だと思います。

まとめ

出産、育休を経て、男性が読むと良さそうな書籍や動画を紹介しました。

妊娠発覚当初は無知丸出しのワタシでしたが、多くの方がいろいろな情報を、書籍などの形で公開していただけてるおかげで、少しだけ心にゆとりをもって妻や子どもと接することができたと思います。

実際に「あ、これ進研ゼミでやったことあるやつだ」状態を何度か体験できました。とはいつつ、それでもカオスだったので、インプットがなかったらもっと祭だったかもしません。

あわせて書籍だけでなく、生の情報に触れるのも大事だと思います。「バリバリ働きたいけど、家族も大事にしたい」そんな方はMeetyでカジュアル面談を公開していますので、ぜひおはなしさせてください。

私自身もわからないことだらけですので、諸先輩方の事例などもぜひ聞かせていただきたいです🙏

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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