電車の中でマーケティング力を磨く
電車内にある様々な広告と、多種多様な人が乗車している景色は、多くの人にとって見慣れたものであることでしょう。
しかし、ふとじっくりと辺りを見渡して見るとその情報量に驚くことと思います。
電車内にある広告には必ず「その電車だから出稿した」という背景が隠されており、その奥にある計算され尽くしたマーケティングに触れることで、多くの学びを得ることができます。
電車の中は広告で溢れている
電車内にある広告は大きく分類すると「中吊りポスター」「額面ポスター」「窓上ポスター」「ステッカー広告」「吊り革広告」「デジタルサイネージ」に分類され、それぞれ鉄道会社によって設置される場所やサイズが異なります。
見渡す限り、隙間なく存在する広告は不特定多数の人と触れ、その中でも『たまたま広告が目に入った』人に対してコミュニケーションを取るのが電車内広告の特徴です。
Web広告と異なりパーソナライズ化された配信ができないため、ターゲットではない人にも見られる可能性が高いため、広告出稿の際には念入りにマーケティング戦略を立てる必要があり、一つ間違えれば大金を捨てることと同義となります。
裏を返せば、電車内広告はマーケティングのプロフェッショナルによって考え抜かれたノウハウが詰まってるということで、そのコンテクストを読み取ることができれば、必然的にマーケティング力を磨くことができるということです。
なぜこの広告なのか?を考える
広告を観察する時、なぜこの広告を出稿するに至ったのかを読み解く必要があります。
「商材」「メッセージ」「ターゲット層」「場所」「期間」「価格帯」「CVまでのプロセス」を指標に観察をすると『その路線で出稿した理由』が見えてくるはずです。
例えば新幹線に乗ると『BtoB向けのサービス』の広告をよく見かけると思います。これは新幹線に普段乗る層をセグメントした時に「ビジネスパーソン」が多いからであると想定され、さらに商材を見ればその中でも「どの業界」の「どれくらいの役職」なのかまで仮説を立てることができるはずです。
その後、観察対象の広告を検索してサービスの詳細や最近の動向を追えば答え合わせを行えます。
これを電車内で毎回考察することで仮説を立てる癖を身につけることができます。
マーケティング戦略を考察してみる
電車内広告は効果測定をすることが難しいため、実数値で成果を知ることはできません。
だからこそ、電車内広告に出稿する時、細密な戦略が練られていると予測できます。
特に大規模な広告展開であれば推定予算を導き出すことも難しくありません。
広告を見かけたら「どのようなマーケティングを展開したいるのか」を深掘りしてみることで、リアルに他社の事例を体感することができます。
自分で体感することで、より具体的にマーケティングをインプットできるため、マーケティング力向上に大きく影響することでしょう。
時間を有効的に活用して「マーケティング力」を磨こう
私たちの住む世界にはあらゆるマーケティングが存在しており、知らない間にそのプロセスに自身も組み込まれています。
それをただ流されるまま受け取るのは大変勿体ない状態です。
自身が意図しない形で巻き込まれたマーケティングに遭遇したら、それは他社の戦略を分析するチャンスとなります。
適当に時間を過ごすのではなく、常に観察をする癖を付けることで『マーケティング力』を磨くことができます。
時間を無駄にせず、有効的に活用しましょう。
【パーソナル】
名前:Uto
職業:Webマーケティングコンサルタント
Webライター、Webマーケティングスクール講師
趣味:サウナ、アート鑑賞、一人旅、音楽
ラジオ、伝統・民俗芸能について調べること
特技:和太鼓、フットワークが軽い
【連絡先】
メール:yy.edih.xx@gmail.com
Twitter:@hd2OimM
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Web制作会社のマーケティング支援部門でWebマーケティングコンサルタントとしてSEO、広告、コンテンツ制作、LPO、EFOなどの手法を元にお客様のWeb戦略のサポートを担当。提案・分析・企画・施策の実施・効果測定まで全て一気通貫で対応できることが強み。その後、Web接客ツール
のベンダー企業にカスタマーサクセスを提供するコンサルタントを経て、現在フリーランスとして活動中。
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