Web広告運用で独立する時に必要なスキル
広告運用の代理はフリーランスとして安泰か否か
副業解禁や働き方改革の波を受けて、「自分らしく好きなことをして生きていく」というマインドがある種の潮流としてSNSを中心に広まっていき、Webマーケティングの手法を身につけて独立を目指す方が増えてきました。
インターネット広告の市場規模はデジタルテクノロジーの発展とともに年々拡大しており、配信するチャネルも次々に登場していることから、広告運用の人材へのニーズも増加しています。
新型コロナウイルスの流行によってWeb集客に力を入れる企業が多い背景もあり、フリーランスへの広告運用の依頼をするケースも増えています。
株式会社電通グループが調査した「世界の広告費成長予測」を見ると2021年はデジタル広告費の媒体別シェアが50%へ突入すると報告されています。
出典元:電通グループ、「世界の広告費成長率予測(2020〜2022)」を発表
また、転職市場でも広告業界はニーズが高く、多くの企業が「IT人材・Web人材」を求めている状態です。
そうした背景を踏まえるとWeb広告運用スキルを保有しており、運用経験がある人材であれば、フリーランスとして広告運用の代行をビジネスとして初めても一定数の成果を得ることができるでしょう。
しかし、広告運用ができることが「安泰」であるかと問われると簡単に「YES」とは言い難い状態であることも事実です。
「自動化」が進む広告業界
画像・動画・音声コンテンツを配信できるプラットフォームの登場や5G、xRといった新しい技術によって生まれる広告配信のチャネルは増えていき、Web広告そのもののニーズも増えています。
そのためWeb広告業界の将来性は明るいと言われています。しかし。広告業界のニーズに対して人材不足が深刻な問題として挙げられ、多くの企業はその恩恵を受けることなく予算を注ぎ込むも成果を得ることができない状態が続いています。
そうした問題を解決するために現在広告配信プラットフォームではAIや機械学習の技術を利用した「自動化」が進んでいます。
※国内を代表する広告媒体であるGoogle、Yahooも自動化を促進している
自動で行える部分が増えたことで工数は削減され、AIは学習を重ねる度に自社に最適化していきます。
そうなると「広告運用を外部に任せる必要はない」という判断をする企業が増え、インバウンドでの運用に切り替え、フリーランスの仕事は減っていく可能性は大いに考えられます。
しかし、広告運用が無くなることは現時点ではまだ考えられません。
その理由は「AIは人間が使いこなして初めて成果を出す機能」である点と「広告市場の成長速度が著しい」ことが挙げられます。
AIによる自動化が進んでも広告をプランニングするのも、運用設計するのも、改善の方向性を定めるのも人の手で行います。
そのためどれだけ自動化技術が発達しても「運用」のニーズそのものは減らないでしょう。
ただし、求められるスキルは複雑化し高度になることは間違いありません。
そのためフリーランスとして「広告運用を行おう」と考えている場合、技術を扱えるだけのスキルが必要になってきます。
フリーランスに求められる広告運用業務とスキル
フリーランスのWeb広告運用者に求められる業務はアカウント構築や広告出稿、クリエイティブの調整、ターゲティングの調整のような「広告運用」だけではありません。データを基に分析を行う運用アカウントの改善も重要な業務です。そして広告配信におけるプランニング力も求められます。
検索連動型広告やディスプレイ広告、SNS広告、アプリ広告、動画広告、音声広告とプロダクションの理解やベストプラクティス、ノウハウを持っていることはもちろん、クライアントとの連携も重要になるためコミュニケーション能力も求められます。
広告文を設計・制作するクリエィティブスキルやバナー広告のデザインに対する改善提案をするための知見、配信するWebサイトの改善提案ができる知見も求められ、分析力や改善力が無ければ優れた運用設定をしたとしても契約は長く続きません。
フリーランスに求められる「運用力」の範囲は広く、得意不得意はあれどその全てをカバーしているのであれば依頼は途切れることなく舞い降りてくるでしょう。
※もちろん「結果」も重要ですが、顧客のビジネスを理解し、最適なプランニングを行える人材は大変貴重で重宝されます。
また、業種や業界によっては成果が出にくいモノもあります。そうした商材に対しても論理的に効果が出にくい理由と、それでも広告出稿するべき理由が説明でき、かつ少しでも成果に近づけるように改善できる人材がフリーランスでは求められます。
「運用スキル」だけであれば誰でも身につけることができます。
また、運用業務に関しては自動化の波が進み、運用スキルそのものの希少価値は大きく低下すると予測されます。
重要なのは「Web広告によって対象商品が売れる仕組みを作る」ことです。そのため「マーケティング力」がフリーランスの広告運用担当者には最も求められます。
【パーソナル】
名前:Uto
職業:Webマーケティングコンサルタント
Webライター、Webマーケスクール講師
趣味:サウナ、アート鑑賞、一人旅、音楽
ラジオ、伝統・民俗芸能について調べること
特技:和太鼓、フットワークが軽い
【連絡先】
メールアドレス:yy.edih.xx@gmail.com
Twitter:@hd2OimM
Web制作会社のマーケティング支援部門でWebマーケティングコンサルタントとしてSEO、広告、コンテンツ制作、LPO、EFOなどの手法を元にお客様のWeb戦略のサポートを担当。提案・分析・企画・施策の実施・効果測定まで全て一気通貫で対応できることが強み。その後、Web接客ツールのベンダー企業にカスタマーサクセスを提供するコンサルタントを経て、現在フリーランスとして活動中。
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