あえてサウナを我慢する「休熱日」を作ってみた結果…
こんにちは。
アートとメタルとサウナを愛して止まないUtoです。
サウナ愛好家としてサウナを愛しているが故に行けるタイミングがあればサウナに行くことを優先している日々です。
ほぼ毎日サウナに入り続けていますし、サウナに入らない日の方が珍しい。それぐらいサウナを身体が求めている現在の私ですが、ふと「これって依存しているのでは…」と自分の「サウナにイ"キ"タ"イ"!!!!!!!」という強烈な欲求が怖くなった次第になります。
サウナに入ると自分でもビックリするぐらい心が穏やかになりますし、脳もスッキリします。感覚が敏感になるのでいつもよりもご飯も美味しく感じるし、頭の回転も早くなる気がします。何より、視界が歪む様なトリップ体験は脳内麻薬がドバドバ出ていて超気持ち良いです。
私はもしかして…この快楽に溺れているのではなかろうか?
サウナに依存しすぎてサウナに行けないと禁断症状とか出てしまう様になるのではないだろうか?
そう思うと急に怖くなったので、あえてサウナに絶対に行かない日「休熱日」を作ってみました。
「熱を休む日」と書いて「休熱日(きゅうねつび)」です。
つまり文字通り「サウナに行かずに熱から身を休める一日」になります。
サウナに行きたい欲望を押さえ込んで無理やり休むとどうなるのか…
皆様にお伝えできればと思います。
サウナに行きたい気持ちが抑えられない!?肌が熱を求める禁断症状
=====休熱日:決意初日=====
サウナに絶対行かないぞ!
起床後「今日は絶対に行かない!」と胸に誓った。
連日サウナに通い詰めていたし、流石に身体にも疲労が蓄積されている「可能性がある…何より、入りすぎるとサウナに慣れてしまって気持ちよくなくなっちゃうかも…
そんなことを考えながら洗顔をし、身支度を整えて外気と朝日を浴びる。
「良い天気だ。今日はサウナに行こう」
私の鉄の決意は虚しく、休熱日初日に朝日を浴びた瞬間…失敗を迎えたのであった。
=====休熱日:2度目の決意=====
翌日、私は決意した。
今日は絶対にサウナの誘惑には負けない…!と。
幸い午前中も午後も予定があるのでサウナに行くタイミングは無い…
つまり今日は強制的に休熱日だ!
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その日の用事をすべて終えた時、時計の時刻は20時を指していた。
日が沈むと風は冷え込み、肌に当たるだけで身が縮こまる季節が到来したのだと感じる。
今日は温かい湯船に浸かって身体を暖めてからしっかりと寝たい気分だ。
気がつくと私は銭湯の前に立ち「ゆ」と描かれた暖簾を見つめていた。
「今日だけ…今日だけだから…」
私は銭湯内へと消えていった。
この日はあまりスッキリとはしなかった。
サウナに入った満足感はあったがどことなく身体が疲れている様な感覚があったので疲れているのかもしれない。
=====休熱日:3度目正直=====
サウナのおかげでスッキリと目覚めた私は、朝一でも頭の回転は正常に働いていた。
やはり、気候に勝てないことを悟った私は家に引きこもる日に実行することにした。
まずは1日でもサウナに行かない日を作ることを目標に家から一歩も出る用事のない日は「休熱日」であるとしサウナには行かないと誓った。
しかし、サウナに行かないと決めると何をしていてもサウナについて考えてしまうのは不思議なもので、いつも以上にサウナについて考えていたかもしれない。
ある程度その日の作業を終えた時、時計の針は17時半を指していた。
もちろん今日は外には出ない。
今からならサウナに行くことは容易いが、外に出る用事がない。
「今日はサウナには行かない」
そんなことを考えていたらある症状が起きていることに私は気づく。
「肌の神経がいつもよりも風に敏感になっている気がする」
空気に接する肌がいつもよりも空気を敏感に感じ取っている気がした私は試しに外に出てみた。すると外気がとてつもなく気持ち良く身体もまた風を求めているのを感じた。
「行かない」と決めていたが…行かないからといって何になるというんだ!
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その日のサウナはいつも通りのセッションであったが、不思議なことに研ぎ澄まされていた肌はサウナに入る頃にはいつも通りに戻っていた。
つまりこれは一種の幻覚症状なのではないだろうか?
私は完全に「サウナ中毒者」になっていてサウナ無しでは生きていけない依存症になってしまったのかもしれない。
このままでは体調不良の時にもサウナに行きたくなってしまうかもしれないし、己をしっかりと律する気持ちが絶対必要だ…
私は今後もサウナに楽しく気持ちよく入浴し続けるために「休熱日」を設けて自分自身の欲をコントロールすることに決めた。
サウナを我慢しようとした時にでた禁断症状
・心地よい朝日と風でサウナへ行きたくなる(脳内がサウナ一色になる)
・身体が熱を求めて無意識のうちにサウナへ足を運んでいる
・肌が風を敏感に感じ取り、風を求める
休熱日を設けたことで変化した私のサウナライフ
サウナに入らないぞ!と堅く決意をしてもサウナにどうしても行ってしまうのは依存症に近いなと判断した私は堅い意思を持って休熱日を設けました。
が、やはりサウナに行きたいという欲求には勝てずにサウナに生き続けてしまう日々。
そしてサウナに入る前は「入りたい」という欲望を押さえ切れないのに実際にサウナに入ると何事もなかったかの様な状態に戻ります。
私は身体がサウナを求めすぎることは一種の依存症に近いと考える様になりました。
⑴ 肌がサウナを求めてムズムズするのは依存の証かもしれない
⑵ サウナに何度入ってもスッキリ仕切れない時は入りすぎかもしれない
⑶ サウナがないとダメだと思うことがあれば精神的にサウナに依存しているかもしれない
そこで「意図と的にサウナから距離を置く」という目的で「休熱日」を設けて実際にサウナへ行かない日を作ってみました。
すると以下の変化がサウナ体験で発生しました。
⑴ サウナ後の「ととのい」の刺激が復活する
⑵ サウナ後のスッキリ感が高くなる
⑶ 休熱日後の気持ち良さを覚えることで休むことが苦痛でなくなる
⑴ サウナ後の「ととのい」の刺激が復活する
サウナに通い詰めてるとだんだん身体もサウナに慣れてくるので「ニルヴァーナを感じるととのい」を感じることは日に日に減っていきます。
しかし、休熱日を設けて何日か置くと再度「ニルヴァーナ」を感じやすくなることを発見しました。
また、休熱日は1日空けるだけでも効果はありましたが3日ほど空けるとその効果は絶大であると体験的に感じました。
⑵ サウナ後のスッキリ感が高くなる
想像以上にサウナ後のスッキリ感が毎日入り続けることよりも休熱日を設けた方が上がることに気付きました。
ただし、空けすぎると行っていない日にストレスが溜まり精神的にマイナスになることにも気付いたので「適度な間隔」があると良いみたい。
個人的には毎日入っている人は1日〜2日空けてみるだけでも効果が出る感覚があります。
⑶ 休熱日後の気持ち良さを覚えることで休むことが苦痛でなくなる
本末転倒な気もしなくはありませんが、一度気持ち良さを覚えると苦痛じゃありません。
むしろ休んだ翌日は気持ち良いぞ…!と思うことで休熱日の過ごし方もこだわる様になりました。
まとめ:時々休んでみることもサウナ道
サウナは入り続けるだけでなく、適度な休息もまた「最高のサウナ体験」のために必要であることがわかりました。
また、休熱日の様に「意図的に休む」ことができれば体調が悪い時に無理してサウナに行ってしまう様なことも防げます。
そして依存性も少しは薄れた感覚はあります。
私はサウナは入ることだけが正解なのではなく、そこに至るまでの過程にも道があり、一筋縄では行かない奥深さを感じることができたため「休熱日」はこれからも続けていきたいと思います。
ぜひ、皆さんも試してみてください。
P.S.
サウナ後にみるアートは不思議と綺麗に見えるのでオススメです。
私は良くアートを見る時や音楽を聴く時、映画を観る時の前にサウナに入ります。大体短めで2セットほど入るとスッキリと脳が覚醒するのですが…その後味わうこと全てが普段よりも色濃く感じることができます。