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例によってインプレ記事の宣伝とこぼれ話回です。
2月9日発売のVoigtlander COLOR-SKOPAR 18mm F2.8 Asphericalのインプレ記事が公開されています ↓
私のX(旧姓Twitter)では既に吐露していますが、正直に言えば28mm画角は好きじゃないというか得意ではないというか、取っ付き難さを感じています。
二十歳くらいの時は好きだったのだけれども、時と共に好みは移ろいますね。「移ろう」じゃなくて「虚ろ」かもね。
一応フード有り無しの各色を付けておきます。
どっちも良いよね。
ULTRON 27mmF2にも当て嵌まりますが、フジツボフード付けた時にピッタリ使い易いレンズキャップかカバーがあると良いな。
シルバーのULTRONを持っているので、私が買うならカラースコパーはブラックになると思いますが、他に欲しいレンズがあるから、何時になることやらって感じ。とは言え、このレンズでやりたいことあるので、欲しいは欲しいです。
インプレ本文中にも記述している通り、スコーンと気持ち良い写り&コンパクトで見目麗しいので、撮って楽しい、眺めて楽しいレンズです。
↑ の記事でも触れていますが、フォクトレンダーって何?って人の為に少し解説。
Voigtlander
コシナのレンズブランド名称でフォクトレンダーと読みます。
COLOR-SKOPAR
フォクトレンダーブランドのレンズで、開放F値がF2.1より暗い(数字が大きい / 写真的に言えば値が小さい)レンズに冠されます。カラースコパーと読みます。
Aspherical
アスフェリカルと読みます。
光の屈折する面の曲率が一定ではない「非球面レンズ」という、レンズの曲率が可変しているレンズを用いていることをアピールしています。
同じ結像性能を目指すのであれば、球面レンズと比べてサイズを小さくすることが出来るってのがメリット。
ちなみに球面レンズはスフェリカル。
ULTRON
フォクトレンダーブランドのレンズで、開放F値がF1.5~F2.0のレンズに冠されます。ウルトロンと読みます。
ちなみに、この辺の話はカメラマンリターンズ#8 ↑ のp88でコシナの佐藤さんが簡単に解説してくれています。
それでは記事の時系列に沿って。
本文中にも記述しましたが、流石にAPS-C 40MPだとピントにシビアな感じはでていますが、悪くないっつーか、ピントが来てないからと言って別に嫌な感じには写ってないと思います。
XF16-55mmF2.8 R LM WRで同様の条件でピント来てないと「来てない!」って分かるんだけど、カラースコパーはその感覚が小さいって言えば良いのかな??
28mm画角、難しい・・・って打ち拉がれている(うちひしがれている)最中だったので、下手クソですね。何となく開けて撮りたくなった、としていますが、これは「引きの条件でどれだけピントが薄いかを見てみよう」って魂胆であります。
駐車場のカットは気分的にはf/8.0くらいに絞りたかったですが、X-T5だとf/8.0は回折しちゃうから、このレンズのキレが良いところを見せたかったのでf/5.6にして撮ろうとして、勢い余ってf/5.0になりました。
深度的に手前⅓、奥側⅔っていう昔ながらの深度範囲のイメージでピント位置を設定しています。
X-T5のEVFで拡大表示させずにピント合わせするのは難しいぞ、っていうのが正直な感想です。ヒット率は引きの構図だと真剣にやって50%に届かない感じ。体調や集中力に左右されるので、調子良ければもっと良い結果を叩き出せたとは思います。X-H2系なら話は違ったのかも知れません。
X-E4だと拡大しないとちょっと厳しいかな。Pro2も無理だと思いました。
ピーキング??
Xシリーズのピーキングは「使えるだけ有り難いと思え」って精度です。X−TransCMOSの特性なのかなぁ。
ってことで、歩留まりで言えばワイドレンズはAFのが楽だね。
カラースコパー使ってみて感じたのは、スナップしてる感にすごく溢れていること。
その感覚がGRシリーズに似ているな、と思ったのだけどMFなので、またGRの速写感とは違うのよね。速写なんだけどユッタリもしてるというか。
パンケーキレンズってのが独特なのかな?
過去にFM2にAi28mm付けて遊んでたこともありますが、その時の雰囲気とも少し違うように感じました。
なのでGRっぽいけど、ちょっと独特。
不思議な空気感があって面白かった、というのが正直な感想。
ワイドレンズ+X-T5って相当にシビアな部分もあるので、24~26MPクラスのカメラと組み合わせるとか、Zマウント版が登場するとまた違った感想になるのかも?という予感はしています。
最後にブレボケ。
ブレボケって写真っぽくていいよね。
この2点はSignってシリーズで過去に作っていた写真をなぞったもの。
2008年かそのくらいの月刊カメラマンに掲載されています。
GR2で再開しようかと思ってたけどピンと来なくて、GR3でも試してみたけど、やっぱりピンと来なくて封印が続いていました。
X-T5とカラースコパーの組み合わせだとピンと来たので、またやってみる??という気持ちにはなっているのだけれど、どうすっかなぁ・・・
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