Vol.414 4月17日 30mmF1.4 DC DN | Contemporary

X-H1 + Sigma 30mmF1.4 DC DN | Contemporary

ランチア・テージスだね。
記憶が正しければ「休息」って意味じゃなかったかな?音楽用語の方の。一般的に用いられる「命題(テーゼ)」じゃなかった気がしますが、違うかも知れません。

コイツの前身としてコンセプトカーのディアロゴスってのがあったね。懐かしいです。コンセプトカーの名前は「真理」って意図じゃなかったかなぁ。対話を通じて真に至るとかナントカっていう訳を聞いた気がしますが気の所為かも知れません。車雑誌の編集部に出入りしている時に先輩が撮ったテージスを見て大好物になりました。先輩の写真がそれはそれは格好良かった。

テージスと同時期にトヨタから似たようなデザインテーマに見えるヴェロッサが登場していろんな意味で「わぉ!」って思いました。
知人がサターンからマークIIブリットに乗り換えてすぐに前をしこたまぶつけてしまって修理する際、パーツが安かったという理由でヴェロッサ顔にしていたことをテージスを見る度に思い出します。


さて、
Xマウント版が発売されましたね。試作品と入れ替わりでコンポラ30mmの製品版をお借りしています。動作が非常にマーベラスです。
X-H1との組み合わせ時、レンズ着脱時にカチャカチャとIBIS(ボディ内手ブレ補正機構ね)がイニシャライズ駆動しちゃうんだけど、そのうちファームアップで対策されるでしょ、きっと。

これを除けば使った限りにおいては撮影時に1度もヘンテコな挙動が出ていません。ワリと、というか相当すごいです。この仕上がりであれば今後登場するであろう18-50mmF2.8コンポラへの期待も俄然高まるというもの。
懸念点があるとすれば、コイツは単焦点で18-50はズームってところ。ズームレンズは歪曲補正やビネット補正などの自動補正の兼ね合いがあるので、そこんところが難しそうだと予想しています。

↑ Webカメラマンでベータ機のインプレをやってます。
3本登場したコンポラ単焦点は30mmが一番好きでした。画角がフルサイズで言うところの大体45mmくらいになるってこともあって、ついつい選んでしまう機会が多かったです。
絞りリングが無く「ぐむむ・・・」となる機会もあるので、思い切ってf/1.8固定でパシパシ撮るスタイルことを現在自身に強いています。
常時開放だとさすがにピントが薄いというか、ボケ過ぎちゃう。それに日中だと電子シャッターに遷移することが多くなる。メカと電子で、気分的な話かも知れないんだけど電子シャッターの写りってちょっとだけ浅いような印象を持っているので、お気に入りのカットが意図せずアッサリした感じ(当社比)に写ると「ナンダカナー」って気分になりそうなのが想像出来るから。それならf/2.0にしても良いんだけど、それだとXF35mmF2.0っていうし絞りリング持ってて小さくてAFが快適なヤツが純正で居て、ソイツの影がチラついて釈然としない気分になりそう。
なので、少し足掻いてf/1.8を選んだワケです。私はそういう面倒臭い人間です。
ちなみに今回の写真もf/1.8。足掻いたワリには1/22000秒だったのよね。上手くいかねーよ。

時々「RAWじゃなきゃ画質的にダメ」みたいな論調の方がいらっしゃいますが、そっちのプロでも無い限りカメラJPEGのが画質良いと思います。それくらいに最近のカメラの画像処理って良いです。WBが気に入らねーとか、露出ミスったとかそういった調整をするのにRAW現像は良いけれどね。
青空みたいなフラットでグラデーションある対象だと下手にRaw現像すると簡単にトーンジャンプするからね。カメラJPEGは階調の連続性が素晴らしいし、カラーバランスだってよく出来てます。高感度ノイズリダクションも相当すごいことやっていて解像感とノイズバランスが絶妙。コレを超えるのは相当難しいです。もちろん現像は楽しいのでRaw現像そのものを否定しているのではなくて、カメラJPEGは凄いんだぞ、と。
豪快にレタッチしたいならRAWのが良いけどね。でも最近のJPEGって以前より粘るようになったと思います。

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