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おかげさまで『トヨ魂 B面』が好調のようです。
皆様のご購読のお陰です。本当にありがとうございます。
まだ買っていなくて興味あるぞって場合には、↓のコーポレートサイトから販売店のリンクを踏んで頂けると、出版元としても助かると思いますので、お手数ではございますが、どうぞよろしくお願い致します。
あと、ソニーのFE24-50mmF2.8 Gのインプレが公開されました。
裏話的なことを、一瞬思ったけど、低倍率ズームってコンパクトと高画質を両立出来て凄いな〜、くらいしか感想がありません。
イジワルな撮り方しても「軸上色収差ガー」とか「2線ボケがー」みたいな事にならないし、何なら柔らかくて素直なボケ味だったりもして、嫌なところも無く普通に良いレンズです。
「普通に良い」ってニュアンスは伝えるのが難しいですが、申し分の無い状態のときにトヨタは用いています。何も気になることがないくらいに素晴らしいってことです。
最近はインプレの裏話ばかりになっていましたので、今回は別のことを。
お題は信仰心について。
信仰心っつっても、好きな機材とか推しのメーカーとか、そういうヤツね。
ある意味では宗教的な立ち振舞(対立など含めて)をすることがあるので、信仰心と呼んでいます。
非常にデリケートな言葉だとは思っていますが、イメージし易いので用いています。
私の信仰の芽生えはニコン。はじまりはミノルタだったけど、ニコンに対して憧れがありました。F3のカタログが凄い格好良く感じられたのよ。小学校の3か4年生のころだったと思います。
勝手に紹介しておりますので、問題あればリンクを消すなどする場合があります。
作例って言って良いのかな?写真が兎に角格好良かった。本当に力強くて鮮烈なイメージ。透視図もメカ好きの少年の心を鷲掴みにしてくれました。
写真とカメラが格好良いって感じたのはこの頃だね。
ですが、「カメラ小僧」なる言葉も当時は氾濫しており、写真趣味であることを中国地方の片田舎で幼気な少年が公言することには心的抵抗があり、隠れ信者に徹していました。
当時のカタログの写真は本当に格好良いね。今見ても「かぁー!!」とか「くぅー!!」ってなります。
皆写真上手すぎんだろ。30年以上写真やってて、追いつくどころか背中すら見えないんだけど。
最近はカタログ集めようって1mmも思わないね。
カタログ制作(発注側も含めてね)やってる人は開発の情熱を知って欲しい。どういう気持ちで、作ってるのか。
信仰心の話に戻りますが、行き過ぎた信仰はときに争いというか軋轢を生みます。
カメラに限らず歴史を見れば明らかでしょう。
とは言え、リアルは大変デリケートなので、カメラに限った話をすると、誰かの好きを他者が貶めるというのは、心底恥ずかしい(徳のない行為)と私は考えています。
もちろんね、そうやって議論を呼ぶという手段もあります。
だけど対抗心を煽ってやった議論で、みんなスッキリすることは無いと思うのよね。
同じ写真っていうジャンルの趣味やってんじゃん?楽しく仲良くやろうよ。
若かりし頃は血気盛んだったので、例えば機材マウントとってくるタイプには
「そんなに素晴らしい機材をお使いなのに、あなたの事を存じ上げないのは、不勉強で申し訳ありません。ところでどんな素晴らしい写真を撮っているのですか?」
みたいな返事してましたが、流石に30代を越えて社会というものが分かってきますと、貴重なカロリーをどうでもいい事で消費するのはエコではないと思うようになります。
そうか、日本語が分からない設定なら楽に切り抜けられるぞ!と閃いてからは「oh, I can not speak Japanese」みたいな時代もありましたが、稀にペラペラの人もいらっしゃいますので、そういうエンカウントをしてしまった場合にはただただ厄介です。
高い機材を使っていることで優遇される事は1mmもありません。「すごーい」なんて言われても心の中では「あんなにお金掛けてて結果に反映されてなさそうだから、前世で徳を積んでこなかったんだな。こりゃきっと来世も駄目だな」的な事を思われているかも知れない。
想像するだけでも恐ろしいですね。
車業界でも似たようなことがありますが、知ってるハイパーカーな人は「目立つ車だからこそ、お行儀よく楽しんでいます」と言っていました。
ネガティブなイメージってのは波及効果がデカいので、◎◎に乗ってる人は運転が下手、例えばプリウスミサイル的なイメージ付いてしまいやすいです。
ハイカロリーな行いは、巡り巡って愛するジャンルやメーカーを貶めることになるので、愛しているなればこそ仲良くやりましょう。
ヘリコイドアダプターはコレです↓
アフィリエイトとかやってないので、紹介したところでトヨタに利益はありません。
良いと思ったら紹介するスタイルです。
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