Vol.439 8月3日 よもやま
X-H2Sについて。Webカメラマンで触れてないことをチラホラ。
今回の画像はISO12800。100%に拡大すると
X-T4と比べて劇的に良くなったとは思わないけど、地味に良くなってる感じがするし、ノイズと精細感のバランスが良くなったような・・・気がします。気がするだけかも知れませんが。直接比較してないから何ともは言えないっていう中途半端な内容だけど、ちょっとだけイイ感じ。
別日だけどEOS R7で同じアビシニアコロブスを撮ったモノがあって、それがコチラ↓
こっちはISO6400ね。拡大すると
高感度画質は話にならんほどX-H2Sが優秀です。豊田基準だと2段程度違うかな。画素数が32MPと26MPで6MPほど違うので出力サイズ的にはR7が有利だけど、まぁどのサイズに伸ばしてもH2Sが買ってると思います。お値段が10万違うし、製品コンセプトも違うので参考までに。
高感度画質云々の前にXF150-600mmが非常に良かった。RF100-500もいいレンズだと思ってますが、写りに関しては役者が違うね。まぁXF150-600のが新しいから当然という考え方もあるし、RF100-500のサイズは非常に魅力的だから、どこに注目して製品コンセプトを決めたのか?みたいな話になるので、やはり一概にフジの勝利みたいなことにはなりません。
フジはちょっぴり暗いのが玉にキズだけど、おそらく性能に対してサイズや価格とのバランスでこの辺りに落ち着いたのだと思います。
で、このレンズをX-H2Sを知らずにX-H1に付けたら「ふーん、結構良いじゃん」って感じでXF100−400mmよりスコスコAFしてくれる感じはありましたが、H2Sと組み合わせたらもうX-H1と組み合わせようとは思いませんでした。まるでレスポンスが違うし、最後の最後でグググッと少し迷うというか合わせに行くような挙動がH2Sだと出ないので「スコッ」と合焦するし、そもそも駆動が速い印象。X-T3とかT4だと体感で我慢出来ないほどの差は出てこないと思うけど、流石に2世代違うと全然違うね。Pro2にセットする気も起きなかったです。これが性能差ってやつだな。ひょっとすると、このレンズにはH2Sの実力を100%発揮させるチップか何かが入ってんのかな?ってくらいにはAFが良かったです。
Webカメラマンでも記述した記憶がありますが、
「ついにこの日が来たか・・・」と思いました。
ワリと本気でAFが良いカメラをフジがぶっ込んで来たので、フジのAF担当は革命的なアルゴリズムにたどり着いたのかな?トンデモナイ努力と工夫があったのだと感服した次第。取材したいけど出来るかな??
んで、挙動を見ていると、画面内をある程度分類して、全画面を測距しつつも被写体のあるゾーンを重点的にスキャンするみたいなソニー方式(うまく説明出来なかったからニュアンスだけ)っぽいAFの考え方な気がしました。この方式だと演算ぶん回す必要があるけど、AFが急に中抜けしたり至近端にスッ飛んでいくシーンが減って正確性が上がるのだと個人的に考えています。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?