Vol.476 2023年3月1日 つれづれ


Z fc + Z26mmF2.8 の開放絞りですぜ

うす。

Z26mmF2.8とZ fcのブラックボディのインプレ記事が公開されますた。↓

Z26mmが思いの外よく写ったので驚きました。
今日の写真もエゲツない写りです。
ま、フルサイズ用のイメージサークルをカバーするレンズをAPS-Cで使ってるので、当然なのかも知れませんが、それでもサイズ感からすると驚異的に写るな、という印象を持ちました。この瞬間がニコン。

Zレンズはやはり描写性能のゴリ押しっていうイメージが強いね。好き嫌いはあると思いますが、Zレンズはどれもそのスペックや価格帯では最高クラスの性能が出ていると思います。
個人的にはそこまで性能上げなくても良いんじゃね?とは思うけれども、ね。でもZを使ってみると、一眼レフ時代と比べて明らかにレンズ性能が伸びているってのは体感出来るよね。
誤解なきように、Fマウントレンズが良くないっていう意味ではないよ。今でも感心というか感動するレンズは沢山ありまっせ。

んで、Zレンズは何でこんなに性能出してるの?って過去に何度か聞いたことがあります。すると、
「Zを手にとって頂いたお客様が”ミラーレスってこんなにスゴイのか!”と驚いて頂けるように、また購買意欲に結びつく”画質性能の向上”を誰もが体感して頂けるように、可能な限り光学性能を追求しています」
みたいな回答を毎度してくれています。
同じ質問をいろんな人にしてみると違う返事があったりしますが、Zレンズについては誰に聞いても大体同じだね。共通認識として共有されているということは、とても素晴らしいことです。


開発の途中では「(Zマウントのポテンシャルを)使い切っているのか?」という確認がしばしば行われるそうです。製品コンセプトも関係すると思うので、全部が全部ではないと思うけれど、取材すると関係者同士が自然に「あのレンズって使い切ってたよね?」みたいな会話をしているところを目の当たりにします。
そういうストーリーを知ってみると、買う動機になるよね。
だってコストがどのように掛かっているのかが分かるから。
「どうだ、高品位でもつ喜びがあるだろう、買え。」
じゃ信者でも無い限りは買えねぇよ。

トヨタのインプレでは、値段や質感にイチャモン付けている雰囲気あると思いますが、正しくは
『その値段の理由を説明して』
っていう気持ちです。
良いものは高く売る(相応しい値段の意)のが正しい状態だと思ってますよ。
ビギナー向けならチープでも良いって意見もあります。
もっともな意見だね。
ただ、難しい問題として、エントリー機はそのメーカーの顔でもある。
そのメーカーの製品に初めて触れる人にとって、エントリー機の持っている特徴はそのままメーカーの特徴を表すことになる、って言えばいいかな?
エントリーにはそういう意味もあります。
なので、エントリークラスだからといって安易にコストに走ってしまうと「このブランドはそういう味付けね」って思われかねないし、ワリとデメリットが大きいと考えられています。
それに、エントリークラスだからといって、開発費がミドルクラスやハイクラスと比べて格段に抑えられるワケでもないので、良いものを高く売って収益性を良くしてユーザーの期待に応えるシステムを構築して欲しい。
そんでもって高い理由をちゃんと教えて欲しいと考えています。
カメラなんて無くても困らないものなので、そういうことは尚更大事だと思います。

文字数多くなったので原稿でカットした部分

ちなみにオリジナルというか初稿のものは5000字超えてしまったので、何度か添削して半分くらいまで削っています。


Z fcの黒、FM2に雰囲気似てるな、と。並べて撮ってはいないので、過去に似たような角度で撮ったものを貼り付けておきます。

我がモノホンのNewFM2


新種というかオマージュというか

シボのパターンとかワリと似てるし、シルバーより黒のが質感が高い感じがしました。だもんで、佇まいも良い感じ。
まぁ、似合うレンズが非常に少ない問題は引き続きあるけれど、今回のZ26mmと組み合わせた姿を目の当たりにして、琴線に触れた人も居るのでは?

インプレの最後に開発者への質問の回答を載っけたことについて。
ニコンって聞けば興味をそそられる話が沢山出てくるのに、積極的に聞かなきゃ出てこないところが奥ゆかしいというか何というか。
で、興味をソソられるというか、例えば「全長をあと1mmでも妥協すれば簡単だったのですが、製品コンセプトとしてはその1mmが重要なので苦労しました」みたいな苦労話が出るわ出るわで、聞いていて飽きません。
今回のも、あのサイズに収めることの難しさが少しでも伝わったのでは?と思います。

そういえばCP+で開発者は来てたのかな?今回はプレスでしか行ってないのであまりウロウロ出来ませんでしたが、以前は開発者が対応してくれたり中の人とおしゃべりする機会があったように思います。
開発者は作る側のプロであって、解説するプロではないし、単純に通常業務以外のことをやらせることになって負担になるだろうから止めちゃったのかな、良く分からないけれど。

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