v.512 2023年 10月18日
企画出ししなくちゃいけないのだけど、全然閃かなくてアップアップしています。
その息抜きにnoteを。
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でインプレ記事が公開されています。
公式ページと公式の紹介動画のリンクです。
製品の基本的な特徴を知りたいと思った場合は公式動画観るのが早いし正確だな。
コシナの動画は要点がシンプルに纏まっていて、雰囲気売りしていないところが素晴らしいね。
ふと「ずんだもん」に喋らせてみたらポップで良いのかな?と、思いついてしまってから、その感情を止められないので、気が向いたら怒られるのを覚悟でや・・・るかな。
製品コンセプトの説明は大事なので、こういう淡々とした感じが良いね。
雰囲気と「ヘリテージ(言葉の綾でっせ)」みたいな言葉で煽るのは、個人的にはナンダカナーって思います。
煽るなら本気でやって欲しい。
じゃないと敬意がないように感じてしまうから(当社比ね)。
毒を食らわば皿まで、よ。
話を戻して、
このレンズの登場には疑問をね、実は持っていました。
EOS RシステムでMFしたいかなぁ・・・っていうのが最大の理由。
ってのもEFマウント時代って1系のファインダーじゃないとMFキツかったのよ。キヤノンのスクリーンマットって明るさ重視でピントの山が分からなかったから。ボケ具合とか絞り込みによるピント深度確認とかも、事実上無理だったからね。
ニコンのOVFって比較的ピントは見易かったでしょ?
っていう経験則というか、色眼鏡でEOS Rシステムについても見てしまっていました。
撮影感触についても、EOS Rシステムって起動とEVFの安定がハイパー速くて気持ち良いけれど、シャッターの感触がアレ。EOS R5はまだ良いけど、R8とかシャッター音萎えるし(静かで良いという意見はありまっせ)。
そういうね、経験もあって、どうしても色眼鏡を濃くしてしまう傾向にありました。思考停止は良くないね。
試用に際して、MFと言えば拡大表示って頭になっていたので、EOS Rだとどう使えば良いのだろう?と過去のメモを掘り起こしたところ
みたいな姑息な技が出てきたので、これで乗り切ろうかと算段していました。
実際にやってみると、特に繰り返しやるとイライラするので、Zfのインプレ時みたいに機嫌のコントロールが出来ないまま撮影してしまうのか?ってちょっと心配がありました。
豊田はZfを悪く言っていますが、カメラ単体で見るといいカメラだよ。良く出来ています。
Z6 IIがこのくらいの性能で登場してたら誰も文句言わなかったよね。ただ、エンジン変わったのに、操作性の良くないところは引き継がれているので、もうひと頑張り出来たんじゃね?とは思います。これはZ9の時にも思ったこと。エンジンの更新タイミングがUIとか操作性の大工事が出来るタイミングでもあるからね。
Zfがこの性能ならZ6 III(仮)はきっと良いカメラになるよね。
で、実際にEOSR5で使ってみると、EVFだけで拡大しなくてもピントが結構綺麗に見えるし、フォーカスガイドの感度と精度が良い。
「あれ?ひょっとして他のマウントよりMFやり易いんじゃね?」
ってマジで思いました。
少なくともXやZより全然良い感じ。
結果的にはフォーカスガイドに慣れれば拡大しなくても事足りたというか、むしろ快適でした。
こういう体験をすると、EOS Rシステムの仕様決める時に「ちゃんとユーザー目線で使い勝手のケアをしてたんだな」と感じられるし、愛おしく見えてくるよね。
マルチファンクションバーだっけか?アレを作ったメーカーとは思えないから面白い。
そういうことが、本流ではない使い方をした時に垣間見えることがあります。良いところばかりでも無いとは思いますが、それでもね。
文句言うとしたら、R5だとシャッター速度の上限が1/8000秒ってことだな。R5くらいの読み出し速度があれば、12bitなら1/32000秒イケると思うから、次機種でなんとか対応して欲しいね。
ニコン、お前もだぞ。
そう言えば、NOKTONって円形絞りではなくて、敢えてカタチの分かる絞りの形状を選択しています。なんでだろ?
個人的には丸ボケにならない方が写真らしさがあるように見えて好きです。
好みが分かれるところではあるのかな?
ちょくちょく言っていますが、ボケ味で写真のクオリティが上下することは基本的にありません。
ただし、撮影者の気分は上下しますので、だからといって無視することもできない性能のひとつではあります。
気分はね、とても大事。
いまでも撮影中に見かけたZ 50mm F/1.2 Sを持った野良のオジサマが、撮影の度に再生表示を見てニコニコされている光景が思い出されます。
実際その気持が分かります。
良いレンズは撮影とチェックがとても楽しいからね。