1日1枚 Vol.235 7月26日 やりかた
GFX50RとGF63mm。
フジって影があおく写るよね。丁度良い「あお」の字が思いつかなかったので平仮名にしました。日本語難しい。
スーペリアとかで硬めに焼いた感じも好きなので、そういう調整(クラシックネガで粒状を弱でちょいハイライトとシャドーをプラス)にしてます。
写真って基本的に記録なワケで。撮る指示を出すのは自分だけどカメラに撮って頂いているのでアレコレお膳立てします。絵作りの設定だったり、光を読んだり構図を考えたり。レンズを選んで写る範囲とか見え方を変えて、カメラに記録して頂く。
物撮りとか商業写真とかはそのお膳立ての究極みたいなところがあるよね。被写体を最高に輝かせる努力を人間がやって、カメラに捉えていただく。
そうやってお膳立てしても、それが正解ってワケではないから、例えばオフショットとかのが格好良かったり、自然体で魅力的だったりするから面白いよね。
個人的にはこの「撮って頂く」という関係性を気に入っています。自分が撮ってるっていうよりは、カメラに撮って頂いている。
この関係性によりドップリとハマれば嵌るほど多分フィルムカメラが好きな割合が増えていくのだと思います。
フィルムカメラの「撮ってる感じ」は心に訴えてくるものがあるよね。写真を見ている人にそれが伝わるか?っていうと、正直難しいところではあるけれど。
私はへそ曲がりなので、本当にフィルム写真に価値があり、確かな違いがあるのであればデジタルと見破れるハズ!を検証するためにデジカメで撮った写真をフィルムっぽい再現にしたものを見せてまわり「やっぱりフィルムには良いですね!」という証言を頂いています。
同様にプリントの専門家にインクジェットプリント見せて「手焼きは良いね!」という証言についても何度も頂いています。
ま、人の眼なんて、そんなもんだよ。
こういう騙し討ちの検証をしたのは若気の至りです。
もちろんちゃんと見破る人も居たけどごくごく少数。室内の落ち着いた照明下(評価光源じゃない、という意味)であれば、丁寧に観察しない限りはそうそう判別なんて出来ないと思ってます。
なので自分が楽しいやり方で向き合うのが良いと思います。