v.552

チス。

LUMIX S5 + NOKTON Classic 40mmF1.4 MC VM (掲載カット)
f/1.4(開放)
ヘリコイドアダプタ併用での至近端あたりでパチリ
フォトスタイルはL.クラシックネオ
もっと「ぽやんぽやん」してると思ってましたが
思いの外シャープというか、性能出してきてる実力派
実際問題としてピント精度次第
しっかりガッチリMFすれば
柔らかさの中にもキリリとした芯がある感じ
ちょい甘くするとポヤる
イメージ的には
ギンギンに性能出ていて線が細いタイプの「物理的に繊細」ではなくて
文学的な方の"繊細"って感じ

Voigtlander NOKTON Classic 40mmF1.4 MC VMのインプレ記事が公開されています↓

結論というか、アテクシの感覚で言えば銘玉。「うひょー楽しいぜ!」って感じではなくて、"思ひ出"がキレイなタイプの楽しさになるのかなぁ。表現が難しいのだけれども、ジンワリと楽しく、所有すれば複数回の浮気を経て真実の愛というか性癖に気付かされる感じ。

自分でも何言ってんのか分からないのですが、とにかく性能でブン殴ってきたり、特徴的な描写性で籠絡して来たり、といった積極的なタイプではない様に思いました。

LUMIX S5 + NOKTON Classic 40mmF1.4 MC VM
f/1.4(開放さね)
ファーストコンタクトがコレ
ボケが汚く見えるように撮ってまつ
昔のレンズっぽさもあるけれど
ピント面のキレは平成後期って感じ
もっと収差出ると思ってたよ

原稿に取り掛かるまでは、機能作例は別として "目を皿のようにして製品の素性や情報を探る" みたいな敏腕刑事みたいなことをあまりヤラないようにしていることもあり、撮ってる時はコイツがまさかの大ベテラン(20年選手)だとは思ってませんでした。

なんでか良く分かりませんが
コレ撮ってる4月中旬には
「お?ワイ将のAF Nikkor 50mmF1.4Dより全然エエやんけ」
みたいな、とても頭の悪い感想を抱いていました。

何故にこうもトンチンカンでセンスの無い事を考えていたのか・・・
自分のことがとても怖いです。

ワシのAF Nikkor 50mmF1.4Dは、シリアルが45xxxxx初期のMade in japan品である、と言えばマニアであればおおよその製造年が分かるかと思います。
Ai-S含めて、一眼レフ用の単焦点のニッコールはオススメでっせ。
・丈夫でお手頃
・確かな性能(普通に使えるの意)

MF遊びの入門編にピッタリンコです。

LUMIX S5 + NOKTON Classic 40mmF1.4 MC VM
f/1.4
ヘリコイドアダプタ込での至近端
こういう撮り方すると
さすがに周辺がキビシイね
カラー版は↓
↑のカラー版
テキトーにスクショで切り抜いてますので
悪しからず
キビシイと言うほどは悪くないけどね〜
最近のレンズ性能に慣れちゃってると
「あん?」って思う人は居るかと
LUMIX S5 + NOKTON Classic 40mmF1.4 MC VM
f/1.4と2.0の間だったと思ふ
ちょっとクラシックな描写に見えるように撮ってみた
ワリと狙い通りに出来たのでニンマリ
LUMIX S5 + NOKTON Classic 40mmF1.4 MC VM
f/2.0じゃなかったかなぁ・・・
本レンズで撮った写真の中で
かなりお気に入りの1枚なのだけど
無理に共感とかしなくて良いです
ワタシがニヤニヤできる
ただそれだけ
LUMIX S5 + NOKTON Classic 40mmF1.4 MC VM (掲載カット)
f/1.4
日陰シーンには硬めの絵作りが楽しい
画面左の白を
もっと明るくするかどうかについて
撮る時に結構迷ったんだよね
結局左のグレーが潰れないギリまで攻めました
LUMIX S5 + NOKTON Classic 40mmF1.4 MC VM
f/1.4
コチラもかなりのお気に入りショット
キモチイイィィィィィ
ってニヤニヤしながら撮ってた
完全に変質者
粒状入れてますよ
150%表示
ぼれええじゃろ?
LUMIX S5 + NOKTON Classic 40mmF1.4 MC VM (掲載カット)
f/1.4と2.0の間
IBISが頑張ってる状況、つまり
イメージサークルの中心が使えていないですね
ってのが写真から分かります
LUMIX S5 + NOKTON Classic 40mmF1.4 MC VM (掲載カット)
f/1.4
コンクリ壁のパチリ行為は
義務です
ピント位置は2秒くらい迷ってパイロンに合わせないことを選びました
そういう「選択」を直感的にできるのがMFの良さよ
分かるかな?
みたいなヨタ話を1枚毎に生成出来ちゃうのも
MFの良いところ
もう気持ちピントを甘く撮ってもえかったんかも知れん
壁に合わせ過ぎた気がしてる
LUMIX S5 + NOKTON Classic 40mmF1.4 MC VM (掲載カットのバリエーション)
f/1.4
どうしたってこういうのを撮っちまうんだ
呪われているのかも知れない
メイドインアビス的に言えば
それは呪いではなく「祝福」ですよ
LUMIX S5 + NOKTON Classic 40mmF1.4 MC VM
f/1.4
ダメだ、もう後が無い
好みが過ぎる・・・
という具合で
ヒト族を駄目にする
たいへんにけしからんレンズであることは明白
被害者が増える前に厳重に封印せねばならんかも知れん
LUMIX S5 + NOKTON Classic 40mmF1.4 MC VM (掲載カット)
f/1.4
ちょっと離れたらすぐこのキレ味で翻弄してくる
マジで光を読むのが楽しいレンズ

「光を読んでパチリして思った通りに撮れてた時の気持ち良さは異常」
の意味です
反復練習すれば誰でも出来るようになるので
安心してください
壁を感じている人は
曇天時にイソイソと撮りに行けば良いと思います
ピーカンはこういう写真向きじゃない
でもね、作例だとピーカンでも撮らなきゃイケナイの

楽しそうに撮ってる感じが、写真から伝わるといいな
と思いながら撮ってましたよ。

自身の経験とか気分、タイミングによって見えてくる表情が本当に沢山あるレンズだから、長く使って欲しい1本。
仮にピンと来なくて手放したとしても、綺麗な記憶として寄り添ってくれてんじゃないかな?
そういう優しさっつーか、懐の深さっつーか。
上手く言葉にできないけど味噌汁みたいなレンズという気がします。
ふとした瞬間にエグいボディブロー(綺麗な記憶とか)を放ってくる系ってことね

いいなと思ったら応援しよう!