#11 特別展 中尊寺金色堂(東京国立博物館)
いいタイミングで東京出張だったので1月23日から始まった特別展 中尊寺金色堂に行ってきました
■圧巻の8K映像
展示については基本的に撮影NGだったので、文章だけでのご紹介になります
会場に入るとすぐそこに広がるのは8K映像で撮影された金色堂内部の映像です
CGでの再現ということでディテールは若干気になるところもあるのですが、まるで金色堂の中に入り込んだような感覚で阿弥陀三尊や地蔵菩薩、二天王像などを見ることができます
恥ずかしながら実際の中尊寺は未訪問なのですが、本来は覆堂の中でガラス越しでしか見られない諸仏を近くで見られる感じですので貴重な体験ですよ
■堂内装具&副葬品
繊細な装飾の華鬘や金と銀とを交互に使って記された一切経、金塊や大刀等の副葬品なども今回のように一度に見ることができると金色堂の世界観に没入できるような感覚になります
■中央壇の国宝仏像群
阿弥陀三尊、六地蔵、二天王で11体の仏像が展示されています
これらが揃って見られる展覧会は初めてだそうです
現地で見るのはもちろんその世界観を味わうという意味で大事なんですけど、今回のような展示のいいところは普段は見られない仏像の裏側や違った角度からじっくりと観察できるというのがいいところですよね
特に私が気に入ったのは持国天、増長天の二天王像です
本来は清衡の中央壇ではなく基衡の西北壇に安置されていたものらしいのですが、他の二壇のものとは明らかに違う造形・作風でものすごい躍動感が感じられます
■模型展示
唯一、模型は撮影可能でした
仏像はないのですが内部も細かく再現されてますし、屋根裏の構造が見られたのも面白かったです
■復元品
本展において本物が展示されているのとは別に二階の常設展の中で礼盤などを復元されたものが展示されてますので、そちらも合わせて見ることをオススメします
■オマケ
常設展の方で等伯の松林図も展示されてました
世界遺産とは関係ないですけど、長く見とれてしまう傑作ですよね
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